【保存版】化粧品OEM開発の成功はヒアリング次第!『初回ヒアリング項目シート』大公開!
はじめに
お客様のアイデアを形にするOEMメーカー
私たち化粧品OEMメーカーの役割は、お客様が思い描く化粧品を、実際に製造し、お客様の手元に届けることです。長年の経験を持つ企業様からは、非常に詳細で具体的な製品イメージをご提示いただくことも少なくありません。しかし、スタートアップ企業様の場合、まだイメージが固まっていないことも多く、漠然としたアイデアしかないというケースも珍しくありません。
化粧品OEMメーカーは、そんな方々の夢をカタチにするための、なくてはならない存在です。
具体的なイメージがない方へ
「どんな成分がいいのか?」「どんなパッケージにしようか?」「どれくらいの量を製造すればいいのか?」 このような、初めて化粧品を作る方にとっては、一つ一つが大きな壁となる問いに対して、私たちは豊富な知識と経験に基づいたアドバイスを提供します。
例えば、
化粧品製品開発は、「お客様との共同作業」です。
私たちとお客様は、まるでパズルを組み立てるように、一つ一つのピースを繋ぎ合わせながら、理想の製品を作り上げていきます。お客様の熱意と、私たちの技術力。この両者が合わさることで、世の中にない新しい化粧品が誕生するのです。化粧品OEMメーカーは、単なる製造業者ではありません。お客様の夢を叶えるためのパートナーであり、新しい価値を創造するための共創者、そして、伴走者なのです。
そこで!
\弊社オリジナルのヒアリング項目を抜粋大公開/
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それでは化粧品開発をはじめましょう!
化粧品開発用 ヒアリング項目シート
01 作りたいアイテム
02 お悩み・コンセプト・こだわり
開発軸、ブランドとしてメインコンセプト、メイン成分、共通成分など…どのように設定していくかが重要です。エンドユーザー様の「お肌な悩みを解決」するような開発軸か。または、商品として、エンドユーザー様に訴求しやすいロジカルなプロモーション戦略軸か、もしくはシニア層に届きやすい「エイジングケア」などの年齢層にアプローチする商品なのか。など、この項目もかなり重要です。今後、横展開・ブランドとして商品を増やしていく可能性がある場合は、特に重要な根幹項目となります。
03 希望配合成分
微添の訴求成分は使用感にあまり影響は及ぼさないので、最後まで迷っていただいて良いと思います。一方である程度有効量を配合したい場合は、コストにも使用感にも影響します。そもそも臭いの問題で高配合できない原料もあるので、早めに固めていけるとスムーズです。
04 希望のフリー成分
ご希望・ご指定のフリー成分により、処方設計の方向性が変わってきますので、早めに聞いておくべき内容です。
05 内容量の検討
内容量によって、容器提案・中身の見積価格が変わってきますので、見積提出段階ではご指定いただく必要があります。
06 テクスチャー・外観色・色味
テクスチャーと外観色、バルクの着色の方向性により、処方設計が変わりますので、ある程度最初にイメージ、もしくはターゲット品がある方が望ましいです。
07 香りについて
香料は高価な原料になるのと、オリジナル香料の場合は香料試作アップだけで2週間かかります。さらにバルク(中身)サンプルに賦香するとなると、サンプルアップだけで1ヶ月弱のケースもございますので、早めに方向性を固めたいですね。
08 販売ルート
店頭 or オンラインでは、完成品の仕様に違いがある場合が多いの為、下代(納品価格)が変わります。中外装箱の設計も違ってきたりします。
09 販売価格帯
販売価格(上代)により、中身やパッケージ仕様にどれだけコストをかけられるかが変わってくるので、できればOEMとも共有しておきたい内容です。
10 優先順位・その他
筆者としては全体感として、一番重要なポイントとみています。コスト重視ではあれば、初回試作の依頼からなるべくコスト重視のベース処方・ミニマルなパッケージ構成で…といった内容を最初に伝えた方がスムーズです。伝えずに進めた場合、時間が無駄になる場合も往々にしてあります。スピード重視の場合は、日本の容器(3.5ヶ月)ではなく、海外の短納期容器(1ヶ月+)を視野に入れることをおすすめします。使用感については、基本的にはコスト重視でも弊社としては最重要項目として進行します。というのも、使用感が優れていないと、いずれ売れる確率は自ずとさがってしまうからです。
11 資材の購買・供給ついて
こちらもゆくゆく必要になってきます。資材を支給の場合はお客様が全て管理することになります。資材をOEMへお任せの場合は、購買・品質、何か起こっても手配がわの責任になります。その分、管理費が資材に乗ってきます。
12 予定生産数量
13 納品希望時期・ご予算
開発当時から発売日が決まっているケースは稀ですが、どのシーズンで売りたいか、によって逆算できる場合があるので、おおまかに最初にお伝えいただくと進めやすいと思います。ただし、社内的に発売日が優先決定し、時間がなく、使用感を妥協してまでも発売は間に合わせなければならない!ことはおすすめしません。アイデアが面白くとも売れ続けることはありません。
もちろん、このほかにもお客様にヒアリングが必要な部分はございますが、今回はかいつまんで、整理してまとめてみました。
まとめ
化粧品開発は、夢を形にするワクワクするプロセスでありながら、同時に多くの決断が求められる複雑な作業でもあります。 弊社のヒアリング項目シートは、そんな皆様の疑問を少し緩和にし、スムーズな開発をサポートするための参考シートです。 お客様の想いをカタチにし、市場に新たな価値と売れる化粧品を提供することを目指す私たちと、高付加価値の売れるコスメを創り上げませんか?お客様の化粧品開発に真摯に取り組み、共に売れる化粧品を共創します。共に成長し、化粧品業界に革新をもたらすパートナーとして、ぜひ私たちにご相談ください。
〜最後に弊社の大切にしていること〜
「お客様の肌に触れる最初の瞬間から、特別な体験を創出するため、私たちはテクスチャーに徹底的にこだわっています。一度使用したお客様が忘れがたく、リピートしたくなるよう情緒的価値の高いテクスチャー・使用感を創造し、リピーターを育成することで、ブランドの成長に貢献したいと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事は公開するか迷いましたが、少しでも読者の皆様のお役に立てたらと想っております。
弊社は定期的に美容業界の「最新情報」「お役立ち情報」「イノベーション」「ビジネス」「テクノロジー」「マーケティング」の切り口で発信してまいります。
Text:渡辺一生 Issei Watanabe
想いを創り、作るを想う。化粧品OEM。
株式会社クリエイティブ・ラボ|弊社は市場のトレンド&ニーズを汲み、機能的・情緒的価値のある化粧品を創造する化粧品OEM/ODM企業です。中身開発からデザイン提案はもちろん、戦略的な商品設計を提案し、お客様と伴走しながら、トレンド&ニーズに沿った製品開発と「本当に売れる」「妥協しないものづくり」を得意としています。