美容部員から開発業界へ転身!意外な化粧品開発の世界①
コスメ好きが高じて…意外な化粧品開発業界の世界
「コスメが好きだから、もっと深く化粧品について知りたい!」そんな思いから、私は百貨店の美容部員から化粧品OEM業界へと転身。
「完成された化粧品」をお客様に提案し、その魅力を伝える。美容部員として日々お客様と接する中で、私は化粧品への愛を深めていきました。
しかし、いつの日からか「化粧品を作る」という、全く異なる視点から美容の世界に関わりたいと思ったのです。
百貨店や商業施設の一角にある、煌びやかな化粧品カウンター。
そこには、多種多様なコスメが並び、色とりどりのパッケージが目に飛び込んできます。美容部員として、私はその一つ一つの商品について熟知し、お客様に最適なものを提案してきました。しかし、その一方で、「なぜこの成分が配合されているのか」「どのような工程で作られているのか」といった疑問も抱くようになっていました。
そんな時、化粧品開発の仕事の存在を知り、私は強い興味を持ちました。「自分で化粧品を作ることができる」ということに、大きな魅力を感じたのです。しかし、いざ化粧品開発の業界に足を踏み入れてみると、そこには想像もしていなかった世界が広がっていました。
「男性が多い!?意外な業界の顔」
転職して最初に驚いたのは、化粧品開発の現場に男性が多いことでした!美容部員時代は、やはり女性が多いイメージがあったので、少し意外な光景でした。しかし、考えてみれば当然のことかもしれません。化粧品開発には、化学や物理学など、理系分野の知識が不可欠です。男性は理系分野を専攻している人が多く、その知識を活かして化粧品開発に携わっているのでしょう。
「美容部員時代との大きなギャップ」
美容部員時代、私はお客様に商品の魅力を伝えるために、商品の効果や使用感を中心に説明していました。「この化粧水は、お肌に潤いをたっぷり与えてくれます」「この美容液は、シワを改善する効果があります」といった具合です。しかし、開発の現場では、話は全く違いました。
例えば、化粧水について話す場合、美容部員時代であれば「この化粧水は、保湿力が高くて、乾燥肌の方におすすめです」と説明するところを、開発の現場では「この化粧水には、ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分が配合されており、角質層に水分を閉じ込めることで、乾燥を防ぎます」と、より科学的な視点から説明するのです。
「成分や処方設計の奥深さ」
化粧品開発の仕事を通じて、私は化粧品の成分や処方設計の奥深さを知りました。例えば、同じ保湿成分でも、分子量や配合量によって、肌への浸透性や効果が大きく変わります。また、複数の成分を組み合わせることで、相乗効果が生まれることもあります。
「美容部員時代の経験が活きる」
美容部員時代の経験は、今の仕事にも活かされています。お客様から聞いた肌のお悩みや、欲しいと思っている効果などを参考に、新しい製品を開発することができます。また、美容部員として様々な化粧品を試してきた経験も、製品開発のアイデアのヒントになります。
今後の目標
私は、将来的には、人々の肌悩みに寄り添い、本当に効果のある化粧品を開発したいと考えています。
そのためには、化粧品の成分や処方設計に関する知識をさらに深めるとともに、肌の生理学や皮膚科学についても学びを深めて、より良い製品を作り出すことに貢献したいと考えています。
まとめ
化粧品OEM業界への転職は、私にとって大きな転機となりました。美容部員として培ってきた知識や経験を活かしながら、新しい世界で挑戦し続けることで、私は大きく成長できる!と思い、好奇心でいっぱいです!
これからも、化粧品開発の仕事を通じて、多くの人々の美をサポートしていきたいと思っています。
Text:冨野花純(Kasumi Tomino)
想いを創り、作るを想う。化粧品OEM。
株式会社クリエイティブ・ラボ|弊社は市場のトレンド&ニーズを汲み、機能的・情緒的価値のある化粧品を創造する化粧品OEM/ODM企業です。中身開発からデザイン提案はもちろん、戦略的な商品設計を提案し、お客様と伴走しながら、トレンド&ニーズに沿った製品開発と「本当に売れる」「妥協しないものづくり」を得意としています。