傷つきながらも燃え盛る。羊文学 TOUR 2024 「soft soul, prickly eyes」
こんにちは!稜です。
今回は羊文学のライブツアー「soft soul, prickly eyes」に参加してきたので、その感想を話していきます。
1.予習状況
僕が本格的に羊文学にハマったのは、RADIO CRAZYでのパフォーマンスを観てからでした。当時は「more than words」くらいしか知らない状態でしたが、その日一番心に残ったバンドでした。
その勢いで、今回のツアーのチケットを申し込んだというわけです。
今回に向けて、アルバム「12 hugs (like butterflies)」を中心に、全曲聴き返した状態で臨みました。
2.感想
いや〜圧倒されました。
MCは和やかな雰囲気で進んだと思いきや、演奏中は激しく、堂々とした姿に豹変する。このギャップが良かったですね。
塩塚さんが透き通った歌声で歌い上げ、ベースとドラムの重厚な音で支える。絶妙なバランスで成り立っている演奏だと感じました。
以下、印象に残った部分について触れていきます。
2-1 演出について
まず驚いたのが、ライブの演出です。ステージには棒状の照明に加えて、プロジェクターになっているカーテンも設置されていて、ライブハウスでの演奏でありながら、世界観を表現する姿勢にらしさを感じました。特に真っ白のカーテンに、3人の影が映る姿が印象的でした。そしてカーテンが開いた後に演奏された「光るとき」は観客との距離がグッと縮まった気がして、良かったですね。
2-2 曲について
具体的なセットリストについては伏せますが、印象に残った2曲を取り上げます。
1.「honestly」
傷付いている状態を、かなり直接的な言葉で表現しています。
痛いという感情さえも正直に言葉にして、曲にできてしまうが、このバンドの魅力なのだと思います。
2.「深呼吸」
まるで自分を責めている状態を表しているような歌詞です。
「単純な塗り絵みたいに日々は 上手くいかないもんだろうか」
このような言葉選びも印象的です。
2曲とも深い内容の歌詞なのですが、楽曲に厚みがあるため何度も聴けてしまう。不思議なんですよね。
2-3 MC
今回のツアーのテーマは安心、と言っていました。
タイアップや大型ライブも増え、かなり疲弊しているのかなと感じました。
そんな中でも、あのパワフルな演奏を披露できるのはさすがです。
無理をしない、本当に大事です。
最近僕も腰の違和感が気になり始めたので、塩塚さんが言ってたように坐骨立てることを意識したいですね。
3.まとめ
力強い演奏に加えて、演出にも見どころがあり、満足度の高いライブでした。
序盤は世界観に引き込みつつ、新曲も織り交ぜ、終盤にかけてしっかり盛り上げてくれました。
家に帰ってOOPARTSのライブを観たのですが、かなり印象が違いました。なんというか、今回の方が演奏にギラギラ感がありましたね。
羊文学のライブって、観た後に「良いもの観た〜」っていう気持ちにさせてくれます。余韻に浸るのがすごく楽しかった。
何度も観れる映画と違ってライブは生物なので、感想を書くのがなかなか難しい、、
特にカーテンを使った演出の部分で面白い箇所がたくさんあったので、早く観返したいところです。
休んでほしいなと思いつつ、次のライブにも期待です。
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