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早稲田大学法科大学院 (早稲田大ロー) 未修コース合格体験記| ステメンも公開


2024年度早稲田大学法科大学院法学未修者試験に合格いたしました。
未修者試験の情報はあまり出回っていないため、私自身とても苦労しました。特に早稲田大学では、書類点の配点が非常に大きいと聞いたことがあります。その中でも重要となる申述書(ステートメント)も有料ではありますが公開させていただきます。
法科大学院に興味のある方、受験生の方に有益な情報となれば幸いです。

1.早稲田大学法科大学院 未修者コース入試概要

・出願期間   2024年7月18日(木)~7月26日(金)
・入試日程   2024年9月29日(日) 小論文
・合格者概要  志願者 280人 
        受験者 204人
        合格者 53人
        ※詳しい情報は下記のデータを参照ください。
https://www.waseda.jp/folaw/gwls/assets/uploads/2024/10/e785f4e0b76a79685eaa6eacac84a281.pdf

2.対策

早稲田大学は特に、実際の試験が小論文だけということで対策が絞れる反面、その分申述書(ステートメント)やその他の提出書類でいかに受験者の特性を表現できるかが重要になってきます。

私は早稲田大学の対策としては、佐々木昭則『大学院入試小論文の書き方 第2版』を1冊通読しました。小論文の書き方の具体的な決まりなどを再確認する目的で読みました。正直、その他は特にやっていません。

ただ、今振り返ってみると、過去問は公式サイトに公開されていますので、公開されている分を解いてみるのも良いのではないかと思っています。
著作権の関係で全文公開されていないことが多いので、雰囲気だけでもつかんでみると良いと思います。

3.受験した感想

早稲田大学の未修コースは、受験生の年齢層が高めだった様に感じました。
(NHKの連続テレビ小説が法曹の物語だったことも影響しているのか?と勝手に邪推していました。)

小論文だけだったため何となく、気を張ることなく受験会場に入り、小論文がスタート。
問題は2題だったため、最大1時間ずつと決めました。それでも余裕をもって計画したつもりで、なぜか前半の問題はおそらく45分位で解き終わるだろうと甘く見積もっていました。
しかし、まず文書全体を理解するまで時間がかかり、前半の問題の回答が少し伸び、後半の問題まで書き終わったのは試験終了3分前でした。あぶない。。。

それでも帰り道はああ書けばよかった、あの文はこういう意味だったのではないかと、とても不安でした。
正直、手ごたえがなさすぎて、合格していたことに少し驚きました。


4.実際のステメン

次に、実際に早稲田大学に提出した申述書(ステートメント)の話をします。

4-1.ステメンに何を書くか?

早稲田大学法科大学院の申述書(ステートメント)には、以下のような内容を書くことという指定があります。

課題(一般選抜)
(1)法律学系の学部または大学院出身者 あなたが法律を学んだ中でどのようなテーマや問題に関心を持ち,どのように学修・研究してきたかについ て記述してください 。そのうえで ,あなたは ,どのような理由で早稲田大学大学院法学研究科法曹養成専攻において学び,法曹をめざそうと決意したかについて述べてください。もし,法曹をめざすことを決意した要因が法律の学修・研究以外にもある場合には,それについても述べてください。 (2)学部または大学院で法律学以外を中心に学修・研究した者
(3)社会人としての経験がある者
あなたが学部または大学院において学修・研究してきたことの中で,最も成果を得たと 感じることは何ですか。また,それはあなたが法律とは異なる分野において学修・研究してきたにもかかわらず ,早稲田大学大学院法学研究科法曹養成専攻において学び,法曹をめざそうと決意したことと ,ど のように関係していますか 。もし ,法曹をめざすことを決意した要因が学部または大学院における学修・研究以外にもある場合には,それについても 述べてください。 あなたは ,社会人としての経験を通じて,どのような専 門知識や技能を身につけ,どのように人間的に成長してきたと考えますか 。また ,それはあなたが早稲田大学大学院法学研究科法曹養成専攻において学び,法曹をめざそうと決意したことと,どのように関係してい ますか。

出典:f363e67530298008f29d14e6b55f0a46.pdf

4-2.ステメンはどのように考えて書いたか?

私は、まず上記の問題に端的に答える文章と自分の強みをアピールできる点を箇条書きにして、そこから肉付けしたり、関連付けたりする方法で書きました。
他の大学についても当てはまると思いますが、ローによって育みたい法律家像や専門性が少し異なってくると思いますので、公開資料(パンフレットなど)はしっかりと読んで、書くのが良いと思います。
また、先述しましたが、ステメンは自分の持つ魅力を伝える最も有力な手段ですので、取得資格や興味のある分野など具体的に書くことをおすすめします。

4-3.実際に提出したステメンについて

最後に、実際に提出したステメンを公開します。
ただ身バレ防止の観点から、有料にさせて頂きます。
また、公開しているステメンも個人情報保護の観点から一部の記載が〇〇となっています。

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