逆プロポーズした話
素敵なプロポーズをされたい〜
そんなことを夢見る女性は多いのでは?
私もかつてはプロポーズ「されたい派」だった。
夜景の見えるちょっといい感じのレストランで箱をパカッとされる、みたいな超ベタなシチュエーションでプロポーズされたらきっと嬉しいんだろうな〜とか思っていたかわいい頃もあった。
可愛いリアクションを取れる人間では無いから、フラッシュモブとかされたら拷問だなとも妄想してたこともある。
しかし現実は、
今の旦那さん(通称おにい)に「私から」プロポーズし、結婚している。
その事は全くもって後悔しておらず、むしろよくやった!と自分を褒め讃えている。
ということで、今回のテーマは
逆プロポーズしてみた体験談と私的メリット
について!
プロポーズしようと決めた経緯
付き合って半年くらいたった頃。
付き合った当初からなんだかしっくりきており、このままいけば結婚するんだろうな〜とお互い何となく思っていた(はず)。
しかし、一点問題が。
おにいには貯金が無かった!
まあまあ良い齢で、なんでそうなった?
と思うが、過ぎ去った過去を責めても仕方がない。
今はお小遣いの範囲でやりくりしてくれてるので許す。苦手なのに偉い!
結婚するにもお金はかかる。
指輪、新婚旅行、新居、家電などなど…
これからコツコツ2人で貯めて、溜まったらこのくらいの時期に結婚しようかという計画もたてていた。
しかしある日、私はふと思った。
結婚費用なんざ私が出せば良いのでは?
(もちろんあとから半分は貰うが)
幸いなことにお金のやりくりが得意だった私はそこそこ貯金がある。
過去の経験から、
時は金なり!どうせやるなら早くやろう!
が身に染みていた私は、
よし!こっちからプロポーズをしよう!
と考えはじめた。
しかし、結構チキンな私は、勢いに任せてプロポーズして断られるのが怖かった。
と、言うことで保険をかけることにした。
私「おいおいおにい。私がもしプロポーズしたら断るかい?」
おにい「断らんよ笑」
言質をとったので、実行へ。
ちなみに理想のシチュエーション(ロマンチック系か日常系か)も聞き出し、さあ下地は整ったぞ。
いざプロポーズ!
直近の語呂が良く(今後覚えやすいように)かつ縁起が悪くない日に狙いを定めた。
ちなみにおにいは日常系がお好みとの事。
おにいはPORTERが好きだったので、PORTERの素敵なキーケースを購入して、パカッとできる箱を買って良い感じに詰め、いい感じの手紙も用意。
準備万端だ。
しかし間が悪いことに、狙いを定めていた日の何日か前におにいは熱中症で体調を崩し、私の家で看病されることに…
さっさと元気になってくれないと困るので、病院に連れていき、体を冷やし、あれこれ世話を焼いた。
お世話のかいがあり狙いの日には、だいたい復活してきたので、まあいいか!といざプロポーズ決行。
布団でゴロゴロしているおにいの上に乗っかり、
「今から手紙を読みます。」
と宣言
お手紙を読み、キーケースが入った箱をパカッとして結婚して欲しいと伝えた。
返事はもちろんOKだった。
逆プロポーズのメリット
そんな訳で逆プロポーズは成功した訳だが、
あとから思うと逆プロポーズは結構メリットがあったなと思う。
個人的メリットは以下のとおりだ。
自分のペースで進められる
私は、リードされるよりしたい派。
結婚は大きな決断だ。その決断のタイミングを自分で決められるのは今後の予定も立てやすくて個人的にはとてもメリットだった。
お金が早く溜まった
お互い一人暮らしだと、家賃も2倍かかる。
私はお金の管理が得意な方なので、ちゃっちゃと一緒に住んでしまった方が結局のところ早くお金が溜まった。
今では立派な財務大臣だ。
予定が早まったことで出会えたもの
当初計画していたより、半年ほど結婚が早まったおかげでタイミング良く出会えたものがある。
家
私は結婚したら保護犬を迎えたいと思っており、住むならペット可のところである必要があった。
しかし、ペット可・手頃な家賃・2人の職場へのアクセスが良い・駅が近い…などの譲れない条件を満たしてくれる物件が中々ない。
そんな中、ちょうど空くのが決まった物件を発見!
ペット可(しかも犬の大きさ制限なし)、駅近、買い物しやすいなどめちゃくちゃ好条件!即決した。
実際住んでみてとても住みやすい良い部屋だ。
愛犬ぴよ
結婚して1ヶ月ほど過ぎた頃に、保護犬の譲渡センターに行った。
そこで出会ったのが愛犬ぴよだ。
ぴよはその施設に来て数日しか経っておらず、まだ譲渡会デビューもしていなかった。
譲渡センターに行く前からぴよのことがとても気になっていた私は、着いてすぐにぴよに会わせてもらった。
この子だ!と感じ、その日のうちにトライアルに申し込み、うちの子になった。
きっと当初の予定で結婚していたらぴよはとっくの昔に誰かのお家に貰われていただろう。
まとめ
そんなこんなが私の逆プロポーズのエピソードだ。
今更だが「逆」ってなんだろね。
どっちからしてもプロポーズや。
ちなみに、おにいは後日旅行に行った先で、箱をパカッとして改めてのプロポーズをしてくれた。
私のパカッとされたいという夢を叶えてくれたのだ。素敵な旦那様だ。
その時貰った手紙は私の宝物だ。たまに読み返して、によ〜( ◜︎︎𖥦◝ )としている。
まあ言いたかったことは、
自分からプロポーズして心から良かったと思っているよ!
ということだ。
世間体とかあるのかも知らんが、世間はそんな見ず知らずの人間のことなど気にしていないので、後悔しないように自分のやりたいことをやって欲しいなと思う。