愛媛県西条市の秋の風物詩 いもたき
秋の名月と夕日に照らされて暮れなずむ石鎚連峰を眺めながら、旬の里芋を味わう行事。橋を屋根代わりにした中山川の河川敷会場では、家族やグループでにぎやかな宴が開催されます。
愛媛の芋炊きの元祖といえば、大洲の芋炊きとされ、その歴史は藩政時代までさかのぼります。
農民が芋を河原に持ち寄り、出汁で炊き食べながら、相談事をする素朴な親睦融和の習慣から始まったとされ、300年の伝統があると言われています。
鶏ガラを長時間コトコト煮込み、手間暇かけて作られる澄みきったダシが自慢の鍋は、13種類の地元産食材をその日の朝から準備するというこだわり。里芋、鶏肉、ネギ、竹輪、コンニャク等様々な食材を入れ、何杯食べても飽きのこない味
夜風が涼しくなる10月上旬まで行われ、中山川のせせらぎに包まれながらおいしい秋を満喫できます。
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