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新規デーモン・コマンド、いきなり増えすぎだろォ!
どうも、リアルで時間がなさすぎる限界社畜、レゼルボアです
いやね、毎回新規デーモン・コマンドがでているのに全く執筆できなかったので、今回有給を使用し書き上げました。
前回の記事から物凄く新規カードが増えまして、レゼルのデッキもかなり変更されました。
↑前回の記事はこちら
プレイレベル3 子供を泣かそうぜ「あっくまんVERSION2」
今回のパートナーは、今弾で追加された「悪魔世界ワルドバロム」だ!
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5色でありながら、マナコストがあるという前代未聞のカード。超獣世界を完全に崩壊に導いたやべぇやつ(150円)が今回のパートナーだ。
場のデーモン・コマンドを好きなだけ進化元に降臨する超無限進化を持ち、重ねた数によって使える効果が増えていく。
進化元3枚以上でロスト・ソウル。実質デストルツィオーネ。
そして進化元5枚以上で、なんと相手のマナを全て無力化。ワルドバロムはメガ・マナロックを超えた。
しかもこれは出た時能力、基本的に止められない災害そのもの。
さらに攻撃時、文明指定のエレメント全破壊。しかも相手のみ。
デュエパーティは基本的にパートナーの文明に依存したカードばかりのため、パートナーが2色か3色のデッキはほぼ全破壊の憂いを受ける。進化クリーチャーだから召喚酔いもない。バケモノか?
しかし、このカードにも弱点がある。高いコストや進化元の確保などの課題もあるが、それ以上に気を付けねばならないこと。
それは……ほぼ確実に全プレイヤーから狙われること。こんな分かりやすいフィニッシャーを無視できるはずがないのだ。
ならどうするか、解答は一つだ。
仮に集中狙いをされたとしても、その抵抗をねじ伏せられるカードパワーやシナジー、コンボで踏みつぶせばいいのだ。
幸いにもデーモン・コマンドはグットスタッフの集まりのため、そこらの種族デッキとは比べ物にならない練度で圧殺してやろう。
このデッキを握るのならば、レイドバトルのボスになる覚悟で挑め。
プレイレベルは3のガチだ。大人の力を見せてやれ。
まぁそもそもどうコイツを生かすかを考えよう
とまあ上記で色々と喋ったけど、まずパートナーのワルドバロムを生かすための道筋を考えなければならない。
まず最低限の動きが
①デーモン・コマンドを3~5体バトルゾーンにバトルゾーンに展開する。
②5文明8コストを払ってバトルゾーンに召喚する。
この二つが主な課題だ。この二つの両立は現実問題、かなり難しい。
まずバトルゾーンに5体以上並べた上で、改めて5文明の8マナを要するのだ。とても1ターン中に行うには膨大な軽減とマナと手札が必要なため、どうしても①と②はそれぞれ相手のターンを跨ぐ必要がある。
ここはデュエパーティ、通常のデュエマよりも除去が飛んできやすい環境で、あからさまな地雷ワルドバロムを放っておくほどの無能はおるまい。
前ターンにデーモン・コマンドを残しておくのが困難というのは分かっていただけただろうか。
だが、逆にこれは相手プレイヤーに制限を課しているともとれる。
こちらのクリーチャー処理に集中させて、本来の理想ムーヴを妨害する働きは少なからずあるのは、忘れないでおこう。
結論として、このデッキの勝ち方は簡単です。
↑の①と②を達成したらほぼ勝ち。そう考えるとほら、扱いやすく思えるでしょ?
進化元を考えよう
まずはワルドバロムが重ねる進化元を考えていこう。選択肢としては
・出しやすい低コストクリーチャーのデモコマ
・下にカードを重ねられるデモコマ
・除去されにくい「タマシード」のデモコマ
・蘇生、軽減、踏み倒し効果を自前で持つデモコマ
・場を離れにくい「EXライフ」持ちのデモコマ
ですね。それぞれ見てみましょうか
出しやすさ満載。低コストクリーチャーのデーモン・コマンド
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デュエパーティにおける出しやすさの基準は3~4コストです(レゼル談)クリーチャーの出しやすさ、並びやすさはこのデッキにおいて生命線。序盤から出して圧をかけよう。
参考クリーチャーはこちら。少ないように見えますが、これに加えて序盤のマナブースト枠があるので、どちらかと言うと余ったマナで気軽に出せるのがポイント。多色なのでマナ基盤にもなる。
地味にシステムクリーチャーも多いため、生き残れば低コストなのに結構なアドバンテージを稼いでくれるかも。
除去されやすい?逆に考えましょう。
こんな低コストクリーチャーに、除去札を使わせたと。
ハイランダー軸のデュエパーティにおいて、1枚の価値は重いんです。こちらの3~4コストに、5~7コストの除去札を使わせたらほくそ笑みましょう。
相手はワルドバロムの脅威が引いて安心しているようですが、その大事な1枚…果たして、この場面で吐いて良かったのでしょうか?
下にカード重ねられるデーモン・コマンド
ワルドバロムの効果発動時に参照するのは下に重ねた枚数。
進化デーモンコマンドなど、下にカードが初めからあるクリーチャーに進化すれば、効率よく枚数を稼げる。
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スター進化クリーチャーである「阿修羅ムカデ <デスシラズ.Star>」「グーゴル <XENOM.Star>」は、前者は低コストデモコマ蘇生、後者はマナとバトルゾーン妨害。場を離れても進化元を減らさないのが優秀。
どこぞの野獣先輩の切り札たち、「革命魔王 キラー・ザ・キル」「魔の革命 デス・ザ・ロスト」は、バトルゾーンや相手の手札に革命を狙える逆転札として活用でき、次ターンにワルドバロムを展開する荒らし&補助になる。
個人的オススメはこの4枚
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「超不死 デスマトメル」は、超無限墓地進化で破壊耐性を確保しながら、全体マイナス5000の奇襲できる。破壊以外に耐性がないのが注意だが、おしゃれ枠としての採用はあり。枠がねぇからレゼルは入れないけど
「死神明王 XENIA」は疑似バロムしつつも、進化していれば墓地蘇生を狙える闇の汎用札。かなり小回りが効く優秀なデーモン・コマンド。優秀なやつはあんまりいうことないです。
「大魔王 ウラギリダムス」、「超神星DOOM・ドラゲリオン」は、墓地クリーチャーをシンパシーに軽減でき、前者は除去耐性と敗北回避、そして疑似的な山札回復。後者は自由な踏み倒しにパワーマイナス9000する化物だ。
特にこの2枚の採用はほぼ確定枠。これらのクリーチャーを召喚し、後続のワルドバロム召喚へと繋げる=勝利に直結するため、必然的に墓地を利用したデッキにするのが見えてきましたね。
このデッキは低コストデーモン・コマンド、タマシードの採用も多いため、進化クリーチャーも出しやすい。
除去されにくい場持ちのよさ、タマシードのデーモン・コマンド
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今弾で新しく増えた追加された「魔法陣」シリーズは、素でGストライク持ちで、マナゾーンにタップされない色基盤として優秀なタマシード。他にもトリガー、盤面操作、墓地回収など器用なタマシードもあることはある。
エレメント対象の除去以外では離れにくい盤面の良さは便利であるが、手札に来ても腐りがちであったり、クリーチャーではないので墓地回収や踏み倒しの対象にならなかったりと、4詰みできるフォーマットでないと生かし辛い場面が多々あるため、採用優先度は意外にも低かったりする。
弱いわけではないため、「新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド」のようにマナ基盤目的として採用するデッキには合うだろう。
自前で蘇生や援軍を、しぶといデーモン・コマンド
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最近のハイパーエナジーやヨビニオンなどの軽減や踏み倒し、ムゲンクライムやフシギバースなど、自前で持つ墓地召喚は、ハイランダーを強いるデュエパーティにおいてかなり優秀な効果だ。どれもカードパワーが高い連中のため、強気に素出しで使ってもリソースを稼いでくれる。
「天罪堕将 アルカクラウン」はコストが重いものの、文明が広く分かれたこのデッキなら平均して3~4体は追加でバトルゾーンに出せる。
「魔誕の騎士ザガーン」は生き残れば生き残るほど、自軍のリソースを稼いでくれる素晴らしい司令塔。一方的に展開してやれ。
「神羅ケンジ・キングダム」は、進化デーモン・コマンドの比率を増やすなら入れても面白いカード。ワルドバロムの枚数稼ぎとしても〇。
「Mの悪魔龍 リンネビーナス」はコスト5以下を踏み倒しつつ、全体スピードアタッカー化で一気に仕掛ける起爆剤に。スレイヤーも地味に強い。
ワルドバロムの早期着地が目的のこのデッキは、如何に少ないリソースで盤面のお膳立てができるかのデッキなので、手札以外からの回答札はより重要になってくる。
過労死レベルまでこすっても味が出てくるため、何度でも美味しい優秀なデーモン・コマンドたちだ。
そのシールド追加が延命に。ディスペクターのデーモン・コマンド
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デュエパーティにおいて、シールドの数は生命線だ。なにせプレイヤーが多人数のため、必然的にシールドブレイクされる場面が多く、集中攻撃されたらあっという間にシールド0の危機的状況に追い込まれる。そんな中、出るだけでシールドを追加してくれるディスペクターは、召喚するだけで受けが固くなり延命に繋げてくれる。しかもコイツら、素で強いから頼もしいったらありゃしない。
「聖魔連結王 ドルファディロム」は単色カード全否定マン。EXライフが離れた時にも多色以外破壊をぶっ放すため、除去やシールドブレイクすら躊躇させる強カード。
「葬磁縫合 セブ・シュテロン Λ」は相手ターンの終わりにロストソウルをかまし、その分ドローとインチキじみた効果持ち。強制じゃないから山札切れにも逆手を取れない害悪クリーチャーだ。
デーモン・コマンドのディスペクターは、ハンデスや破壊効果で盤面と手札のアドバンテージを広げてくれるので、迷ったらこいつら詰んでおけばなんとかなる。そんぐらい便利。
序盤を支える屋台骨、ブースト枠
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デュエパーティは序盤のブーストは、フェアリーライフ系の2コスト早期展開よりも、マナブースト以外の役割を持たせられる3~4コスト帯が優先されやすい。これは2→4より、3→5のマナカーブで動かす方がカードパワーやカードプールも豊富で、柔軟性を持たせたプレイをしやすいため。そしてハイランダー軸は取捨選択が大事なので、終盤に引いてもがっかりしないカード選びが大事だ。デドダムみたいに。デッキに初動が10枚ぐらい積めれば安心できる。(10枚なら、初動で1枚は来る確率が70%も確保できる)
「混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー」は、山上4枚からデーモン・コマンドを最大2枚手札補充する単色3コスチャージャー。上面はオマケだが、デーモン・コマンド比率がバカ高いこのデッキで0枚ドローはそんなないだろう。
「従獄の死神シンベロス/「地獄まで我に従え」」は、呪文側がトリガーなしの「フェアリー・ライフ」。低コストデーモン・コマンドを出せば、手軽に墓地回収→再び唱えたりと、序盤に引ければかなりマナを伸ばしやすくなる優秀な1枚。
「目覚めのファミリア キナコ/ムボー日和」は、呪文として唱えて能動的に墓地に送れ、余ったマナで墓地召喚しやすい低コストクリーチャー。スレイヤーが相手にとって凄くいやらしく、取り回しがしやすいこれもまた優秀なカードだ。
コスト帯は3~4ぐらいの範囲で、なるべくクリーチャーであることを優先しよう。シンパシーやクリーチャー指定の回収や踏み倒しに生かせるため、1回の使い切りにしないケチ臭さが試合運びを有利にする。
質の高い受けを採用しよう
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トリガーやGストライクがくっついているため、想像以上に受けは硬い
デュエパーティにおいて、質の高い受けとは大きく分けて
・手打ちがしやすく、腐る場面が少ない
・1枚で複数の選択肢を選べる
・クリーチャー面を持ち、回収対象になりやすい
が該当する。
なので「撃髄医 スパイナー」や「深海の伝道師 アトランティス」のような、シールドトリガーするのが前提のカードは避けたほうが無難だ。
マナに置きやすい色分配も考慮して、自分にあった受けを調整していこう。
「悪夢神バロム・ナイトメア」は相手か自分が革命0状態に手札から踏み倒し可能で、デーモン・コマンド以外のクリーチャー全て超次元ゾーンに遅れる怪物札。更にタップしている間は、相手クリーチャーをタップインさせる能力を持つため、1度出るだけでかなり厄介な存在だろう。デーモン・コマンド比率が高いこのデッキは、山札下の進化元が外れることは早々ない。
「熊田すず」はセルフハンデスのシステムクリーチャーながら、デーモン・ハンド内蔵クリーチャー。純粋に手打ちで使ってもかなり強く、何よりかわいい。何よりかわいい。大事だから復唱。
「魔誕の前兆」はデーモン・コマンド指定のリアニメイトか、-12000を放てる闇単色呪文。蘇生範囲は他のリアニメイト呪文より低い7以下だが、複数体展開やタマシードでも出せる点が優秀。実は進化クリーチャーも出せるため、軽いバロムを出して一気に盤面に干渉することも可能。
「威牙の幻ハンゾウ」はシノビ枠。いつでも出せる-6000は強力だが、パワーインフレの現代では、攻撃するクリーチャーよりは、システムクリーチャーを狙って相手の出鼻挫く使い方の方がよかったりする。ニンジャ汚い
受けがある安心感をもって、強きにプレイしていこう。
ワルドバロム以外の勝ち筋
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「「謎」の頂 Z-ファイル」は、墓地のデーモン・コマンドを進化クリーチャー含めて豪快に蘇生するゼニス。バロムに巻き込まれてもエターナル・Ωで手札に戻るため、再展開する器用な立ち回りも。
「死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル」は連デモの元祖。盤面にいるだけで他プレイヤー同士の潰し合いに漁夫の利を狙えるし、盤面コントロールに長けたこのデッキは効果発動が連鎖する可能性も高い。
「電磁魔天イエス・ザナドゥ」は墓地のトリガー呪文を再利用でき、なおかつ盾に仕込める巨大ブロッカー。蘇生札を使いまわせれば盤面展開&シールド追加&除去を1度にできるため、こいつで押し切るプランも。
「「色災」の頂 カラーレス・レインボー/天上天下輪廻天頂」は入れ替えパートナー候補。ワルドバロムの早期決着よりかは、墓地とマナをしっかり肥やしての、最後までどっしり構えて勝つ戦い方になる。登場時と攻撃時の5マナ加速は強制のため、山札切れには注意。勿論ワルドバロムと共存される構築もありだ。
他のバロムを見てみよう
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出たらゲームを左右する大型切り札枠のバロムたち。バロムではないけど、バロムを発射できる嫁さんも一緒に紹介する。
「魔令嬢バロメアレディ」、出たときに再誕の社を行いつつパワー6000のマッハファイター。上記の「死神明王バロム・モナーク」「偽りの悪魔神 バロム・ミステリー」との相性もよく、10マナエンド級のバロムを出せれば簡単にゲームを決められそうだが、ハイランダー軸のデュエパーティではそんな都合よくいかない。できたらいいなで、マナ基盤&マナ加速&除去札&些細な受けぐらいの便利枠での採用がいい気がする。それだけでもスペックたかくね?
他バロムだが、あんまり説明はいいかな。この記事1日で書いてるからもう疲れた。相手のマナ消し飛ばしたらにちゃれ。
その他、優秀なデーモン・コマンド
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よし、もうひと踏ん張り。結構こいつらも強いぞ
「サファイア・ペンダット」はなんていうかな、もう効果がインチキ。ブロッカー、スレイヤー、シールド追加、トリガー付与、ハンデスが共存する害悪問題児ドラ息子。出せるならなるべく出せ。
「悪魔龍 ダークマスターズ」は大型ハンデスクリーチャー。デュエパーティだとハンデスが弱いと言われるが、いきなりの3枚ピーピンハンデスはかなりきついぞ?得にこのマナ帯のタイミングでハンデスをぶつけられたら、きついなんてもんじゃない。なにより「熊田すず」版が何よりかわいい。何よりかわいい。大事だから復唱。
「魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断」は選択式効果だが、バトルゾーンに5色が揃っていたらシールド追加、ドロー、ハンデス、破壊、マナ加速&マナ回収を全部使える、マナ数が1の呪文。マナ基盤でも優秀なカードなため、普通に使っても腐る場面がない。
ここら辺は好みだが、どれも強力な中繋ぎ&蘇生先として優秀なため、入れ替えしながら自分にあったカードを探そう。
総合して、こんなデッキになった
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以上の項目を踏まえて、レゼルの組み上げたデッキはこんな感じになった。数十回ほど空回しして、色基盤とマナカーブの動きを意識するとこの構成になる。
パートナー候補であるカラーレスを採用するなら、墓地肥やしとマナ加速枠を増やすといいだろう。
今回はここまでかな。
またデッキを大幅に改良する機会があったら記事を書こう。