言語習得と言語獲得について【英語を学ぶ】
はじめまして!
英語が好きで、大学時代にアメリカ留学に挑戦しました。現在はTOIEC800点くらいで、ネイティブの友達と英語でお話しできます。
さて、今回話したいのは、「言語習得」と「言語獲得」についてです。
言語習得と言語獲得というとなんだか同じようにも聞こえますが、明確な違いがあります。
第二言語を話せるようになりたいという方に有益なお話しです。英語を例に話を進めていきます。
言語習得と言語獲得の違い
「言語習得」と「言語獲得」の違いは、その言語を第二言語として体系的に学んで習得するか、第一言語のように自然に言語を獲得するかです。
言語を「単語」や「文法」、「リーディング」や「リスニング」と分けて勉強して英語を理解できるようになるのが、「言語習得」です。つまり一般的に日本人が学校で英語を学んでいるやり方ですね!
一方で、ネイティブのように、文法や単語を意識的に勉強していたわけではないけど、生活していくなかで自然と身についていたというのが「言語獲得」です。つまり、僕たち日本人は日本語を「言語獲得」しているわけです!
言語習得 vs 言語獲得
さて、違いが明確になったところで、今回話したいテーマです。
英語を話せるようになりたいなら、「言語習得」と「言語獲得」どちらがいいのでしょう?
第二言語なんだから、「言語習得」するのが普通でしょ!
いやいや、ネイティブのように自然と言葉を使いこなせるようになるには「言語獲得」した方がいいでしょ!
と、二つに意見がわかれるとおもいます。
僕は英語を色んな方法で勉強してきたので、『どちらも英語を話せるようになるうえで間違った方法ではない』ということを前提に意見をいいます。
僕が勧めるのは、英語を話せるようになりたいなら、圧倒的に「言語獲得」です。
学校で行われてきたのは「言語習得」
多くの人が日本の学校で学んできた英語学習法は「言語習得」に則ったものです。学校や塾では「単語」や「文法」、「リーディング」や「リスニング」などに科目を分けて、体系的に英語を学習しています。
これは学校のペーパー試験などで高得点を取るのには、とてもいい学習法だとおもいます。
でも僕はこれを『翻訳家』になるための英語学習法だとおもっています。
つまり学校で学んできた英語学習法は、英語が話せるように(ネイティブみたいに流ちょうに)になるための学習法ではなく、『翻訳』や『通訳』ができるようになるための方法だということです!
英語を話せるようになることは、必ずしも英語を翻訳できるようになることではないです。(この説明は長くなってしまうので、また別の記事で書きます!)
ここで勘違いしてはいけないのは、「言語習得」でも言語を使えるようにはなるということ。なので、「言語習得」が間違いというわけではありません。でも「言語習得」は、頭のいい人だけに向いている英語学習だと考えます。
頭の中で英語を日本語に変換して話す、日本語を英語に変換して話す。これでは、すごく頭の回転を速くしないと、ネイティブの話すスピードについていけません。
英語は本来、勉強科目である以前に『言葉』です。アメリカやイギリスのおバカさんでも流ちょうに英語を話せるのですから、きちんと勉強できる僕たちに英語を話せないはずがありません。
でもなぜ僕らは英語を何年も勉強しても話せるように、聞けるようにならないのでしょう?
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26267009/picture_pc_5db3dc0ae85ac84819babd55fb949933.jpg?width=1200)
鍵は「言語獲得」にあり
日本人がなかなか英語を話せるようにならない理由は、大きく2つあります。
まずひとつ大きなものは、日本に住んでいるとほぼ英語を話す必要がないこと。英語を話す機会がそもそも少ないため、英語を話す練習ができません。学校の授業でも話す練習ができるのは、ネイティブの先生が在籍している学校だけですし、英語の授業の時間も短いですよね。
これは社会の問題、学校側のカリキュラムの問題なので、未来で変わっていくことを願うとして、、、僕たちが今日から英語を話せる、書けるなど、使えるレベルにしていくためには、「言語獲得」が鍵となります。
「言語獲得」とは、ネイティブのように、文法や単語を意識的に勉強していたわけではないけど、生活していくなかで言語が自然と身についていくものでしたね。
つまり英語を体系的に学んでいくのではなく、ネイティブたちのように多くのメディアに触れたり、日常的に英語を使っていくことで、自然に覚えていくのです。
実は日本でもすでに「言語獲得」に則った英語学習法が提唱されています。なんだとおもいますか?
答えは『多読』です。そう。一昔前に流行ったやつですね。
『多読』は、英語絵本や洋書を、辞書を引かず、わからなかったら飛ばし、読めないなら投げる、という原則に従い、大量に読書する英語学習法です。この『多読』を実践した子供たちはTOEICの点数がぐんぐん伸びたという実績があります。
これはまさにネイティブのように言語を学ぶ方法のひとつです。でも『多読』でせっかく英語の基礎ができても、結局話す機会がないと、英語を話せるようにはなりません。最終的にはアウトプットが必要です。
発音の矯正や、自分の言いたいことを言う練習はマストです。でもどうやって英語を話す機会を作ればいいのか。
僕がおすすめするのは、格安のオンライン英会話や、HelloTalkといった自分の話したい言語のネイティブとチャットできるアプリです。そういったものをどんどん使って英語をアウトプットする機会を作っていくのがとても有効です。どんどんアウトプットをしましょう!
noteで伝えていきたいこと
長々と言語習得と言語獲得についてお話ししてきました。ここまで、読んでくれている人本当にありがとうございます!(笑)
最後に宣伝みたいになってしまいますが、僕がnoteでしていきたいことを伝えます。
このnoteでは「言語獲得」のための英語学習の方法や、英語学習におすすめの英語絵本、小説、映画やドラマなどを紹介していきたいとおもっています。興味がある人は、また遊びに読みに来てください!
僕は日本の人たちがもっと英語を好きになり、自由に使いこなせるようになって、グローバルに活躍できるようになればいいなとおもっています。僕自身もネイティブと同等に話せるくらいのレベルになりたいと思っているので、僕の英語の進捗も伝えていきたいとおもいます。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
よい一日をお過ごしください☆