ライフストーリーワークって何?Part1
皆さん、こんにちは。
一般社団法人Heart resQの小松奏楽(こまつそら)です✨
今回は児童養護施設等の社会的養護において行われる取り組みの一つ
ライフストーリーワークについてお話ししたいと思います。
ライフストーリーワークってなんだ
ライフストーリーワークとは
子どもたちが自身の生い立ちや今の生活、家族との関係に焦点を当てて整理し、
そこにある思いや考えを持って、未来を前向きに生きていけるよう支援する取り組みのことです。
英語ではLife Story Work(以下:LSW)です。
歴史
LSWはイギリスで生まれ発展した取り組みです。
1989年日本では児童福祉法にあたる、親元から分離された子どもはすべてLSWを実施しなければならないという法律が創設されました。
日本では17年程前に大阪でライフストーリー研究会の立ち上げから
LSWの重要性が取り上げられてきました。
LSWの重要性について
日本では社会的養護における子どもたちへのLSWの実施が
重要視されています。それは厚生労働省による児童養護施設運営方針にて、
LSWという言葉は示されていませんが、
「子どもが自己の生い立ちを知ることは、自己形成の視点から重要であり、子ども の発達等に応じて、可能な限り事実を伝える。」ことが方針として示されているからです。
イギリスでは社会的養護の主な形態は施設入所ではなく、
里親委託であるため、日本の社会的養護の主要な形態とは異なっています。
しかしながら日本、イギリスのどちらも実の家族と離れて暮らすという点で
LSWのニーズが取り上げられています。
以上のことから、LSWは児童養護施設や児童心理施設といった社会的養護施設にいる子どもたちに限らず、里親委託、養子縁組なども含めた、どの子どもにとっても必要不可欠な取り組みと言えます。
今回はライフストーリーワークの概要について触れてみました。
次回は具体的な内容や
私が施設職員といて実施したLSWについて書いてみようと思います。
今回は以上です。
HQ小松でした!✨