1万円起業の本から学んだ!大好きな旅をビジネスに変える3つの方法
大好きな旅で仕事をしたいけど、そんなの夢のまた夢とあきらめていますか?
今、日本をはじめ世界中でインターネットやSNSを駆使した様々なアイディアのビジネスが生まれています。その中でも「一万円起業」と呼ばれる、以前の「起業」からは想像もつかないような初期投資で年間500万円以上を稼ぐ安定した旅のビジネスを運営している人が何人もいるのです。
大好きな旅と自分が提供できる能力、そしてそれを欲しがっている人を探し出す事で初期投資が少なく、大好きな旅を仕事にする事は実現します!今回はクリス・ギボレー著「一万円起業」の中から、旅を仕事にしている3人のビジネスモデルをご紹介します。
世界中を飛び回る次世代のウェディングカメラマン
チリのチャゴを拠点に世界中をカメラ一つで縦横無尽に飛び回るウェディングカメラマンのカイルは、交通事故で仕事ができなくなったことをきっかけにかねてから夢だった新婚旅行をする為にイタリア行のチケットを買いました。
もともと、ウェディングの写真を撮るのが好きで趣味として続けていましたが、写真を仕事にする気はなくチリでも写真とは全く違う普通の契約社員として働いていました。交通事故をきっかけに長期の休みを取らなくてはいけなくなり、結果契約社員としての仕事を続けることができなくなってしまったのです。
彼女と夫は、イタリア行の新婚旅行のチケットと買ったと同時に、ウェブサイトを作り「ウェディングカメラマン」としての写真撮影のオファーを出しました。するとたちまち1件の予約が入ったそうです。
新婚旅行を無事に終え、チリに帰ってきてからもウェブサイトからのウェディング写真の依頼は途絶える事がありませんでした。ウェディングカメラマンは、どこの国にも必ずいるのになぜあえて海外から来るカメラマンを選ぶのか?カイルは「私達のクライアントはみんな旅好きなの。
だから、ほかの国から来たカメラマンに写真をとってもらう事が楽しいんじゃないかしら?それにわたしは必ずクライアントの要望と家族の本音をしっかり組み込んだ撮影をしているし、実際に撮影をする当日までにコミュニケーションを十分に取り信頼関係も作っているわ」と教えてくれました。
今では年間900万円も稼ぐ売れっ子ウェディングカメラマンとして世界中を飛び回っているそうです。
旅行好きが高じて、マイルの消費をビジネスに変えたトラベルハッカー
ゲイリーは旅行が大好きで、ファーストクラスの世界旅行をエコノミークラスの料金で楽しむための創意工夫を趣味として日々研究し発見したそうです。
彼はマイルを使った旅に詳しく、一般の人であれば予約困難なラグジュアリーな旅もマイルを使ってお得に予約してしまう天才でもありました。最初の内は、自分の旅の為だけに「マイル旅」を楽しんでいました。
そのうち、こんなに素晴らしくてお得な事を独り占めしておくにはもったいないと思いブログに「マイルを使ったお得な旅」の提案を書き出すようになりました。
すると、たちまちそのブログは反響が出て読者から「ぜひ自分のマイルを使ってお得に旅する方法を教えてほしい!」という問い合わせが多くきたそうです。そこでゲイリーは手数料2万5千円と引き換えに、マイルを使ったオリジナルの旅計画を立てるというビジネスを考案しました。
自分ですれば無料でできる「お得なマイル」の旅を、わざわざ2万5千円も払う人がどこにいる?そう思いますか?しかし、多くの忙し会社員は、マイルはどんどんたまっている物の時間がなく、たまの休日にマイルを使って旅に出ようと思うと航空会社から「満席」を勧告されせっかくのマイルを全く使えずにいるのです。
さらに、ゲイリーが提案する旅は本来なら50万円かかるようなラグジュアリーな旅も、たったの2万5千円で計画してくれるというお得な内容!マイルはあるが時間がなく、抜け道を知らない人達にとってゲイリーのビジネスはとてもお得でうれしいオファーなのです。
あったらいいのにを叶えた世界地図を作るグラフィックデザイナー
ジョンとオマールはオハイオ州のカレッジでデザインを学んでから、ジョンは母校で教鞭をとり、オマールは地元のデザイン事務所でデザインをして暮らしていました。
1年もたつと同じことの繰り返しの毎日に飽き飽きしてきた二人は、すっかりデザインへの情熱を失ってしまったそうです。
そんな二人が楽しみにしていたのが、次の休みに計画していたニューヨーク旅行でした。
ある日二人は仕事の帰りにニューヨーク旅行の地図を買いに出かけました。しかし、どんなに探しても二人の思い描いていたような地図は見つからず途方に暮れたそうです。そんな時に思いついたのが「だったら作ればいい!」という事でした。
家に帰り、行ってみた場所をあれこれ話しながら夜遅くまで地図作りに励みました。理想の地図のデザインが出来上がったころ、二人にはある問題が発生していました。地図のデザインはできたものの、それを旅先に持っていくための印刷が50部以上でなければ引き受けられないと印刷会社に言われてしまったのです。
せっかく作った地図をどうしても旅先に持っていきたかった二人はたった1枚あれば十分なはずの地図を手に入れる為に50部5万円をかけて印刷に回しました。手元に届いた地図は夢みたいに素晴らしく二人は大変感動したそうです。
それと同時に49枚の素晴らしい地図も手元に残りました。最初の数枚は友人にプレゼントしましたが、それでもまだまだ地図は余っています。
そこで二人が考えたのは「この地図を欲しい人はいないかな?」という事でした。二人はその日のうちに簡単なウェブサイトを作り、申し込みボタンを設置しました。
次の日の朝、1件の注文が入っていました。次の日もまた一件、さらに次の日も!さらに有名なデザインフォーラムで取り上げられたことで二人の地図は瞬く間に売れていったのです。自分たちの理想を叶える為にワクワクしながら作った地図は、いつしかみんなの理想の地図として求められるようになったのです。
▼参考にした本
1万円起業文庫版 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 [ クリス・ギレボー ]