海外旅行をして気づくこと。日本人であることへの価値観が変わる3つの出来事

海外に行くと、日本の事を聞かれる場面は多くあります。旅先で出会った人に、日本の文化の話をされてこちらは知らないのに外国人であろう相手はよく知っているなんていう話も良く聞きますよね。日本人は、文化的にも身内を自慢するという事が苦手な人が多いです。

日本っていいよね!と褒めてもらっても「いえ、いえ、そんな事ないです」と卑屈になっている様子もよく見かけます。それってきっと自分自身も日本の魅力をしっかりと理解していない事が原因するのではないでしょうか。

私はたくさんの文化をいろいろな国を旅する中で目で見て、体験してきました。日本にない素敵な文化を世界で見れる事は、私を成長させてくれたとても大きな経験でしたが、それ以上に日本人として日本の文化を誇りに思えるような経験もたくさんしました。旅

をしていると、日本にいるだけでは気づけないような出会いがたくさんあります。今回は、海外を旅して気づいた日本人である事が誇りに思えた3つの事をご紹介します。

【01】日本人と言うだけで大抵の国で優しくしてもらえる事が多い

バリ島で出会った、現地のおばさんは、私が日本人だとわかると「日本に友達がいるの!」といって写真を見せてくれた事がありました。ヴェネチアで出会ったインド人は、「韓国人と中国人と日本人の見分けはちゃんとつくよ!日本人が一番好きだからね!」と話してくれました。

気が弱くて、よく良い「カモ」なんて言われてしまう事の多い日本人ですが海外に行くと日本人と言うだけで親切にしてもらえたり親しげに話しかけてもらえる事も多くあります。

そして、そうして親切にしてくれる人の多くが「前に合った日本人が!」が日本人の先輩旅人の自慢話をしてくれます。「あー私日本人でよかった。」と心から思う瞬間で、見ず知らずの日本人がこれまでに海外で礼儀正しく愛をもって旅をしていたことを誇りに思います。

海外で親切にしてもらえる旅に、「私も日本人の代表として、恥ずかしくない行動をしよう」と日本人としての誇りを持てるようになります。日本にいるとどうしても同じ文化の人に対してちょっとした違いでも憤りを感じてしまう事があります。

ちょっとした事で喧嘩になったり、白昼堂々殴り合いをする人だっています。少しの自分との違いで「常識外れ」と相手を捉えてしまうのは浅はかな事。ただのちょっとした「意見の違い」に過ぎないから。もしかしたら今隣に座っている事人が、海外で愛を持って礼儀正しく行動したから私が親切にしてもらえているのかもしれないんです。

【02】日本の文化が外国の人達に深く愛されている事

今cool japanとして、世界中で日本の文化が認められ愛されています。アニメや漫画はもとより、和食が無形文化遺産に登録されたり、旅をしていると「こんな所に!」と不意を突かれた日本語をよく見かけます。

欧州では日本の「カタカナ」がかっこいいとされ、Tシャツにプリントされているぐらいです。日本人はヨーロッパの華やかな文化に憧れて旅に出ます。アメリカの豪快な文化かもしれません。北欧のノスタルジックな文化や、東南アジアのカオスな文化、中央アジア・中東のミステリアスな文化かもしれません。

それと同じように海外の人から見れば日本の文化もとても魅力的に映っているのです。旅に出てはじめて気づく日本の魅力もたくさんあります。その度に日本人である事をすこし誇りに思えます。

【03】旅が楽しめる程平和で安全な国である事

旅をしていると、意図せずとも様々人に巡り合います。フランスのリヨンは、パリに次ぐ第2の都市と呼ばれるほど大きく発展した町です。旧市街からの景色は美しく、毎年多くの観光客が訪れます。

しかし、そんな都市でも中央駅の前にはたくさんの物乞いがいます。小学生ぐらいの子供も、私が食べ物を持っているとみると否や「マダム、マダム、」といって寄ってきて、私の手に持っている食べものを指さし食べるジェスチャーをします。

日本であれば、東京や横浜や大阪、名古屋といった主要都市でそんな景色を見る事は絶対にありませんよね。それぐらい日本は整備された国なのです。そして、世界のいたるところで戦争が起きています。

今日という1日を無事に生きられるかわからない人が23億3000万人、人口の3人に1人が戦禍の中にいるといわれています。日本は頑張って働けばお金が貯められて、自由に世界中に旅をすることができます。

辛い事や悲しい事はたくさんあるけど、今自分のいる場所に不満を抱く事もあるけど、日本で暮らしている私達はとても恵まれているのです。

「もしも○○だったら、もっと幸せに生きられたのに」なんていうのはどれだけ罰当たりな事か旅をするたびに感じます。

だってこんなにも自由で、こんなにも平和な国は他ではなかなか巡り合えないからです。こんなにも恵まれた国に生まれながら、自分の生まれた境遇を理由に不幸なふりをして、挑戦を諦めるなんてもったいないと思いませんか?

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