瞑想の旅路(ゴールが見えるまで)
今回は瞑想の習練を始めてから、それらしきゴール(通過点かも?)が見えてくるまでを、実体験としてお話します。
形はヨガニードラ(眠りのヨガ)になりますが、私は催眠カウンセラーでしたので、既に自己催眠と言う形で、「気づきの種」は手に入れていました。
この辺お話は既にこれまでのエピソードでしていますので割愛します。
ひたすら体の力を抜くことに集中します。
体の力を抜いて下さ~いと言われると、ハイと軽く受け流して、力が抜けているような気になる人が多いかと思いますが、実際はとても難しいものです。
力が抜けた状態と言うのは、とてもリラックスした状態です。
緊張から解放されると欠陥は緩み心拍は静かに落ち着いてきます。勿論呼吸も静かにゆっくりとなります。
この感覚をつかむことが最重要で、この感覚が体全体に広がっていく様をじっくりと観察していくのです。
そして、この状態を体が重くなると表現します。
いや、重いのではなくて痺れた感じだよとか、
これは重要なことです。重要なキーワードになっているからです。
痺れるとかはネガティブな要素が強い言葉です。あくまでもポジティブな表現しか使えません。
体に少しでも力が入っている状態(緊張が残っている状態)ではこの感覚が出てきません。
どちらかの一方の手にこの感覚が出てくるのを観察します。
十分出てきたら
反対の手に、そして足に移っていきます。
最初は手や足の皮膚感覚まではっきり感じていますが、次第に手足の膨張感が増してきて、温かくジーンとした気持ちの良い感覚が体を満たしてきます。
かすかに呼吸のために動いている肺を意識します。
信じられないほど静かに小さく呼吸しています。
呼吸と言うよりも自然に空気が体を出入りしているかのようです。
ここまでくると、体の中のチャクラと呼ぶ部位に意識を集中させることが出来ます。
まるでエネルギーの塊が、頭頂部から喉、心臓、胃の後ろ側にある太陽神経業、そして最下部の仙骨のあたりと、大まかに認識できれば良いと思います。
子のチャクラの間をエネルギーが上下に移動していく様を想像します。
実際に上下させることも可能になります。
また普段は全く意識しない内臓の中枢部に意識を持っていくことにより、潜在神経の支配下にある、これらの臓器の緊張も解くのです。
ここまで来るのには半年くらいはかかるでしょう?
個人差がありますので、3か月くらいでこの辺りまで進んでくる人も居ます。
瞑想から目覚めた時のリラックス感がストレスフリーの状態を作り上げていきます。
何事にも拘らず慌てない、まるで心にバリヤーが張られていくように感じます。
今まで執着してこだわりから抜け出られなかった自分が、じっくりと客観的に見ることが出来るようになっていきます。
執着や嫉妬、比肩や怒りから自分を解放する旅が始まるでしょう。