堆肥づくりとは?~寄せ植えで春を感じました
4月のきょうのチャレンジは、堆肥作りを学び、寄せ植え体験をしました🪻🌷🌼
まず初めに、公園愛護活動をされているNさんをお呼びし、堆肥づくりのコツを教えてもらいます。
家庭で出る生ごみは水分が多く、うまく発酵せずに虫がわいてしまう、失敗に終わることがほとんどだそう。 そこでポイントなのが、生ごみをまず乾燥させること。 土に混ぜる前、生ごみを1日ほど乾燥させ、水分を飛ばすこと。 その過程を経てから土に混ぜ込む。 そうすることで虫もわかず、発酵してくれるのだそう。そして、混ぜた土は雨に当てないことも大事だそうです。
「私たち人間が雨に当たり続けたらどうなりますか?それと同じで、土の中にいる菌達も生きていますので、雨に当たり続けると弱ってしまったり、具合が悪くなってしまいます。」とNさん。
Nさんのお話を聞いて、子どもたちは微生物の気持ちを考えるきっかけになりました。
土の中にいる菌達が快適に過ごせるように整えることが大切だと教えてもらえました。そして、土の中にいる菌達は、好気性といって空気を好む性質があります。 時々かき混ぜてあげることで空気を与え、菌達の呼吸によって土の温度が上がり過ぎないように、快適な環境を整えてあげます。
堆肥づくりのこつをまとめると、
①生ごみをよく乾燥させる。
②雨に当たらないようにする。
③時々かきまぜ、土の中に空気を送る。
堆肥づくりの説明に、子どもたちは真剣に聞いたり、難しいそうな顔をしたり。高学年になると土日の学校の宿題で自主学習が出るので「宿題にちょうどいいね!家に帰ってからまとめよう」と話していたりしました。
説明を受けた後は、いよいよ寄せ植え作り。
鉢底石を敷き、好きな苗選びました。
「グリーンは、高さが無いから土をもっと入れよう」と自分でやり方を工夫する姿や、「TVで寄せ植えをやってて作りたいと思ってたんだ」と今日楽しみにしてくれた子もいました。
Nさんが作ってくれた堆肥も入れて作った寄せ植え。
「植物は土から直接栄養をとるわけではないのですよ。土にいる微生物が分解して出した栄養素を植物が取り込んでいます」と説明をされ、子ども達も、土の中にいる目に見えない微生物の働き、存在、そういったものを感じるきっかけになったのではないかな?
ボランティアをしてくださったOさんも普段ガーデニングが趣味で今日の為にいろいろサポートしてくれました。
子どもだけではなかなか取り組めない寄せ植えも、得意な大人と出会い、交わることで、経験することができる場になりました。
子どもたちの心に楽しい経験が刻まれたら嬉しいです。
そして、これから自宅でお花を育てる経験も楽しんでもらえたらと思います!