東京観光ツアー ~風神雷神と群青の怪物編~
※この日記は2011年07月02日にmixiで書いたものです。
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『東京カールスモーキー観光ツアー
~東京に味噌くさい奴らが現れた!編〜』の続き
さてI井の1.5次会を終わらせた我々は
今夜泊まるべき宿へと向かう。
場所は下町情緒が溢れる浅草である。
Gいわく、1人あたり2,000円のゲストハウスらしい。
ゲストハウスって何なんだぜ?
と思って調べてみると、バックパッカーとかが
よく利用する簡易宿みたいなモンらしい。
要するに東京みたいな物価の高いクソみたいな場所でも
安く泊まれるパワースポットってわけだ(?)
例のごとく向かう途中の車内では
DSでヒートアップしつつも、時折 外を眺めては
「渋谷駅じゃん!都会ぶってて生意気だな!轢け!」
「おい!名古屋のツインタワーがいっぱいあるぞ!」
「空が狭い…。ここが東京、か…」
「♪東京にぃもぉ~、あったんだぁ~」
「やっぱ名古屋が一番だわ。秋葉原行きたい」
などと各々が勝手な野次を飛ばしていました。
なんやかんやで目的地に到着。
すでに窓越しに外国人がインターネットしてる姿が見える。
わぁとってもインターナショナルですね!
なんかちょっと裏道っぽい場所だし、
近くの壁には心を不安にさせるような絵が描いてあるし、
ここ浅草のスラム街じゃないよな?
俺は念の為、肛門をキュッと締めた。
部屋に入るとダブルベッドが4つだけという簡素な部屋。
男7人の旅、これもまた良いじゃない。
この時点でI井の1.5次会の記憶は無くなっていた。
M人が次の日の朝から仕事という事で、
駅まで見送りがてら散策する事にした。
商店街はなんか大須っぽいなと思っていたが、
いやはや夜の浅草はなかなか風情がある。
店のシャッターまでもが下町って感じを醸し出していた。
そういえば散策する前に私服に着替えたのだが、
Gはなぜか俺らにイジってもらいたいとしか思えない
〈デニム オン デニム〉というハイレベルな装いをしていた。
もちろんそれを見た我々がノータッチでいられるわけもなく、
「え?なんであいつ浅草で作業着なの?」
「おい!あそこに青色の怪物がいるぞ!」
「やべえクッキーモンスターだ!」
などと言って構ってあげました。
Gはイライラしてました。
そうだ!もっと俺を憎め!それが俺の養分となる!
少し抜けると屋台が並ぶ香港チックな場所があり、
小雨が降りながらも活気づいていた。
賑わってるなーと思いながら通り抜けようとすると、
2、3歩ほど歩くたびに
「ホッピーあるよー!寄ってきなよ!」
「3人?席空いてるよ!一杯どうですか!」
「飲んでいきなって!どうぞどうぞ!」
と店員がガヤってくる。
やべえなココ、エンカウント率ハンパねえ。
俺は心を閉ざした。
雰囲気のある通りを進んでいくと
有名な雷門が出迎えてくれた。
裏は風雷神門って書いてあるんだな。
知らんかった。
浅草に来たぜオラー!って感じでテンション上がって
H野と一緒に雷門の写真を何枚か撮っていたが、
気付いたら他のチンパンジー共が居なくなってた。
H野「やべえ!【 ア イ ツ ら が 】迷子になったぞ!」
俺「やれやれ、ちょっと目を離すとすぐコレだ」
H野「ほんとマイペースで世話の焼けるやつらだなー」
俺「写真撮ろうぜ」
H野「だな」
少ししたらGからH野に電話があった。
もうM人を駅まで送ってきたという事だったので、
『本部を離れての勝手な行動は慎め』と
H野から釘を刺しておいたもらった。
その後、チンパン共が戻ってきたので
浅草門でもっかい写真撮ったよ。
歩いてたら腹が減ってきたので、
適当に見つけたもんじゃ焼きの店で食事をすることに。
俺はお好み焼きを食ったけど美味しかった。
空腹は満たされたのでゲストハウスに一旦戻る事にした。
しかしいっくんとH野は浅草に来たにも関わらず
ゲーセンに行きたくてしょうがない様子でして、
ふらっと勝手に離脱していった。
21:00ぐらいだったか、
部屋に戻るとK野が睡魔に負けて寝た。
魚屋にとってこの時間は深夜だから仕方あるまい。
ザコめ!
なおゲストハウスには風呂がなく
シャワー式となっており、
しかもトイレ内にあるという神設置。
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_|洗面|_|小|小|_
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|シ|シ|洋|洋|
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※シ=シャワー 洋=洋式トイレ
こんな感じで若干気持ち良く使えないので、
下町を堪能するという意味も兼ね
皆で近くの銭湯へ行くことにした。
銭湯に着いてチケットを購入したのだが、
受付の婆さんとGが軽く金銭トラブルを起こしていた。
銭湯に入ると戦線離脱していたH野といっくんとF上が
一足先に身体を洗っていた。ゲーセンは無かったようだ。
Gが先ほどの金銭トラブルについてウジウジ言ってたので、
皆で【Gが全面的に悪い】という結論を出した。
あと関係ないけど蛇口から出るお湯が
全て薄い茶色を帯びており、
Gがそれに対して軽く神経質になっていたので
はいはい麦茶麦茶と言い聞かせておいた。
さっぱりして部屋に戻り、皆でDS祭り。
あろうことか麻雀のソフトをおっ始めやがったので
俺は一人で逆転裁判4をやってた。
気付いたら皆寝てた。勝った。
~群青の怪物編 終わり~
『東京観光 ~聖地に降り立つセブンズサムライ編~』
へ続く。