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東 ~萌え萌えにゃんにゃん編~

※この日記は2011年07月23日にmixiで書いたものです。



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プロローグ
東京カールスモーキー観光ツアー
 ~東京に味噌くさい奴らが現れた!編〜

前編
東京観光ツアー ~風神雷神と群青の怪物編~

中編
東京観光 ~聖地に降り立つセブンズサムライ編~

そして後編。


さて向かった先は
@ほぉ~むcafe(アットホームカフェ)本店。
建物の4F~7Fが全部その店とか需要ありすぎな聖域である。

5Fだけなぜか和風の佇まいでしたが4Fを選択。
ちなみにエレベーターで同乗したオッサンは7Fへ行った。
俺の予想だと彼はかなりデキるんじゃないかな。(何が?)

実はドンキホーテ内にも同じ店があったのだが、
そっちの方は行列になっててある意味キツかったです。
K野がなぜか会員カードを持ってたのに笑った。


さぁいよいよメイドカフェに潜入すると、
ギズモかファービーみたいな顔したミニマムなメイドが
店のシステムを萌え声で説明してくれた。

どうやら撮影はNGとの事で、
思い出は写真に残す派である俺の逆鱗に触れた。

ちなみに、このミニマムなメイドはマモという名らしい。
マモとか聞くと昔ウンナンの番組でマモーとかミモーとか
ナンチャンを探せとかあったのを思い出すんだが、
平成生まれには分からねーだろうな。これが時の流れか。


とりあえずカウンター席に座ったら
早速ご主人様の名前を教えてくださいとの事だったが、
ご主人の名前を忘れるとはけしからん奴だと思った。

順に名乗ってたらGとF上とイモやんは何故かそれぞれ
いっくん、H野、M和(H野の下の名前) と騙っていた。
いやそいつら今ゲーセン行ってるし。
あとH野とM和は人物カブってるし。
俺は名を伏せる意味が分からなかった。


コースがいくつかあったわけだが、
とりあえず初心者なので体験コースを選ぶ事にした。

体験コースは
〈ドリンク + メイドとチェキ or メイドとゲーム〉
という内容。

え?チェキかゲーム?何この究極の選択…

選択を迫られる場面において27年間で一番悩んだ俺だったが、
プラス500円で両方OKだという事を聞かされ
やや食い気味で「それだ!」と言った。
どうやら自分でも気付かないうちにやる気はMAXのようだね。

結局K野とイモやんも俺と同じコースにしてた。
真似すんなド素人が!火傷すんぞ!(僕 初来店)


ゲームとチェキのメイドは違っても良いらしいので、
とりあえずゲームはマモ、チェキは別のコにした。
なぜかメイドを写真から選ぶ羽目に。
いや店内に居るんだから直接見て選べば良くない?

どれもパッとしなかったけど(失礼)、
この中ではこの娘が一番かな~と選んだメイドが
実際に見ると何か違った。
なるほど写真で選ばせたのはこういうカラクリか。
写真とは真を写すとは限らないわけですね。

一方K野はゲームもチェキもマモを選んだ。
こッこいつ、一点集中型か…!


全員がコース等を選び終え、
しばらくすると飲み物が運ばれてきた。
みっくすじゅ~ちゅだ。


メイド5体「一緒に魔法をかけると美味しくなりますぅ☆」
俺ら「マジで!?」

メイド×5「フリフリ♪」
俺ら「フリフリ♪」

メイド×5「萌え萌え♪」
俺ら「萌え萌え♪」

メイド×5「ニャンニャン♪」
俺ら「ニャンニャン」

メイド×5「おいしくな~~れ♪」
俺ら「おいしくな~~れ♪」


メイドらの萌えボイスに続く形で
成人男性5人のテノールボイスが響き渡るさまは
ある種 神々しく、また禍々しかった。

ちなみにドリンクの味が微妙だったのは
我々の魔法に心がこもってなかったからなのでしょうか。


俺「やべー楽しくなってきたな!」

G&F上「お、おう…」

K野「なんか仕草で可愛くみえてきたわ」

イモ「萌えー」


若干ノリ切れてないメンバーもいるけれど
そんな事は気にしないで存分に楽しもうと決めた俺。
いっくんとH野も来れば良かったのになと思った矢先、
H野からメールが。

『本部は今ドンキにいるが別部隊はどこにおるか報告しなさい』

は?何言ってんだコイツは。
ふざけんな本部はこっちだろ。てか俺が本部だ!

癇に障ったので、

『今萌え萌え中だ、邪魔するなだニャン』

とだけ送っておいて目の前のパラダイスに集中した。


さてゲームの時間になったわけだが、
どうやらまず対決するゲームを決めるようだ。

サイコロを振って出た目によって行うゲームが変わります。
1が出たらメイドが勝手に選び、
2~5はそれぞれメニューに書いてあるゲームを、
6が出たらその中の好きなゲームを選べる。
つまり、ここでは6を出して主導権を握るのが望ましい。

俺はサイコロの上面を6にしてそっと置いた。


マモ「あっすごい、6出ましたぁ~☆」

皆「!?」

マモ「6出ましたね~さすがです~☆」

G&F上「そういうの有りなの!?」

マモ「有りです~☆」


ふむ、このメイドはなかなか分かってるようだな。

というわけで(?)
俺が選んだのはワニワニパニック。

アホの子みたいに口を開けてるワニの歯を交代で押してって
噛まれたら負けという、実にしょうもない…じゃなくて
最高にスリリングなゲームだ。


個人的には【おしりでドン】っていうゲームが気になったが、
どうも俺が期待してるような遊びじゃなさそうなのでスルーした。


ちなみに他メンバーのゲーム内容
K野・・・俺と同じ
イモ・・・番犬ガオガオ
G・・・・箸で豆つかむやつ
F上・・・多分何もやってない


さて1番手は俺のようだ。
制限時間は3分間。勝ったらご褒美があるらしいです。
いざ、尋常に勝負!

 俺「はいっ」
マモ「はいっ」
 俺「はいっ」
マモ「はいっ」
 俺「はいっ」
マモ「はいっ」ガブッ

 俺「はいっ」
マモ「はいっ」ガブッ

 俺「はいっ」
マモ「はいっ」
 俺「はいっ」ガブッ
4人「ガハハハハ!」

 俺「はいっ」ガブッ
4人「ガハハハハ!」

 俺「はいっ」
マモ「はいっ」
 俺「はいっ」
マモ「はいっ」ガブッ




おそらくこのゲームの正しい楽しみ方は

「ここ押したら噛まれるかな?どうかな?」ポチッ
「ふぅセーフ!」
「あ~ん怖い~☆」
「キャハハハ☆」

っていうハラハラドキドキ感を堪能するモンだと思うが、
俺は完全に楽しみ方を間違えていた。
3分間という制限時間がこのゲームの既成概念を覆したんだ。

俺とマモのあまりにハイテンポでスピーディーな
ゲーム展開に周りの奴らは目で追うのがやっとだ。

このときの俺には全てがスローモーションに見え、
皆が笑った際に飛んだツバの水滴の数、軌道、大きさを
全て捉えられるほど研ぎすまされていた。
まさに宇宙と一体化したと言っても過言ではない。

キッチンタイマー的なのから終了の音がなる。
長く辛い3分間だった…

60戦近くの激闘の末、俺は栄光を勝ち取った。
ご褒美は脱ぎたてパンティーか何かかな?
と思ってたら@ほぉ~むのステッカーだった。
わーこれ欲しかったんだー家帰ったら捨てよーっと


2番手はイモやんの番犬ガオガオだ。

カードをめくり、寝てる番犬を起こさないように
指定された色の骨を指定された数だけ静かに取るという
高血圧な老人がやったら大変な結果を招きそうなゲームだ。

さぁイモとメイドの戦いが始まった。
彼は我々にどんなファイトを見せてくれるのだろうか。
期待を寄せていたが、どうも若干盛り上がりに欠ける。

おそらく音を立てて番犬を起こしてはいけないという性質が
テンポを悪くしていたのだろう。

ここにおいて俺の楽しみ方が正しかった事を知る。
やはりこういったゲームにおいて重要なのは
チンポじゃなくテンポなのだ。
彼はチンポにエネルギーを注ぎすぎたのだ。

結果は負け。
なるべくしてなった、と言わざるを得ない。


3番手はGの豆つかみだったが、
2番手のゲームとほぼ同時進行で行われていた為
誰にも知られず触れられず盛り上がらずという
肉塊三原則をかかげて勝手に名誉の戦死を遂げていた。

優しい俺は時おり横目でチラリと見てあげてたんだが、
Gとメイドが『豆を箸でつかんでは皿に運ぶ』
という行為を無言で黙々と行っていたので、
(2人とも派遣の仕事中かな?大変だなー)
と思いながら見るのをやめた。


最後はK野のワニワニパニックだ。

俺と同じゲームを選ぶとは、
こいつなかなか時代を見据える目を持っているなと
悠長に感心していた。

しかしゲームが始まるや否や、
俺は自分の無力さを思い知らされる事になる。
K野の戦闘力は俺を遥かに凌駕していたのだ。

それはまるで互角だと思っていたフリーザが第三形態に変身し
ピッコロが「くそったれ!! パワーがてめえなら
スピードは俺だ!!! 一生かかっても追いつけんぞ!!!」
と空を飛んだものの一瞬で先回りされ
「これはこれはお久しぶり…」と言われているかのようだった。
分からない人はドラゴンボールの302話を読むように。

そんなK野の圧倒的スピードは音速を超え、
次の瞬間 彼は江戸時代にタイムスリップし、
茶屋でお団子を食べて一服した後再び現代に戻ってきた。
なんという速さだろうか。
これは名前に敏が入っているのも頷ける。

しかしテンポなどの要素は久野にとって
キャラメルコーンに入ってる
ピーナッツのような存在に過ぎないのだった。


K野「はいっ」
マモ「はいっ」
K野「はいっ」
マモ「はいっ」
K野「はいっ」
マモ「はいっ」ガブッ

K野「はいっ」
マモ「はいっ」
K野「はいっ」ガブッ
4人「ガハハハハ!」

K野「はいっ」
マモ「はいっ」ガブッ

K野「はいっ」
マモ「はいっ」
K野「はいっ」ガブッ
K野「はいっ」ガブッ
4人「ガハハハハ!」

K野「はいっ」ガブッ
4人「またかガハハハハ!」

K野「はいっ」ガブッ
4人「な…」




K野は3回連続ワンアクションで噛まれるという
類い稀な離れ業をやってのけやがった。

俺が震え上がったのは奇跡的な確率がどうこうという話ではなく、
本来複数で楽しむべきゲームを1回目で噛まれ続けることにより
自分だけ楽しむという、いわば1人用として成立させた事だ。
やつは本質を根底から覆したのだ。


結果はK野の勝利だった。悔しいが認めざるを得ない。
カカロット…お前がナンバーワンだ…!

魚をさばけるのは知っていたがワニさばきも見事だった。
爬虫類にまで手を伸ばすとは、恐ろしい男よ…。

K野もステッカー貰ってた。


メイド「よっちゃん様ー!」←俺の事
どうやらチェキの時間になったようでステージ前に呼ばれる。

なんでこんな目立つ場所で撮る必要があるのだろうと思いながら、
ヒゲを蓄えた27歳の男はメイドの隣に立つのだった。
ちなみに俺この時 片足あげてるからね。
この男、ノリノリである。

あとはK野とイモやんもチェキ撮ってたけど、
K野に至ってはメイドと身長差がありすぎて
立ちヒザになって丁度良い高さになってた。


退店の時間がきたのでお会計。

入場料700円 + コース料金1,900円 = 2,600円

えっちょっと待って。
ドリンク飲んでメイドとおもちゃのゲームして
チェキ撮って2,600円…だと……?




な ん と い う 安 さ だ ッ ッ !!!!!

また東京行ったら来よーっと。


~萌え萌えにゃんにゃん編 終わり~

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