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新宿「ギャラリー絵夢」の『アトリエ絵夢講師・初見展』



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2025年1月11日(土)、新宿「ギャラリー絵夢」の『アトリエ絵夢講師・初見展』へ(展示は本日23日夕方5時まで...

Posted by ハート・トゥ・アート(Heart to Art) on Wednesday, January 22, 2025


リンクに飛ぶのが面倒な人もいるでしょう。全文を貼っておきます。


新宿「ギャラリー絵夢」の『アトリエ絵夢講師・初見展』
2025年1月11日(土)、新宿「ギャラリー絵夢」の『アトリエ絵夢講師・初見展』へ(展示は本日23日夕方5時まで https://www.moliere.co.jp/galerie/2025/atelierinstructor2025.html )。タイトルのとおり「アトリエ絵夢」で講師を務めている作家17名の展示。ザッと見渡すと具象画が目立つ。アトリエ絵夢さんは空間が広いので、かなり離れたところから作品を見ることができる。これが最大の魅力。
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会場全体をゆっくり歩きながら眺める。だいたい3周くらい。展示点数が多い場合は、丹念に全作品を見ることはできない。遠くから眺めたときに心に引っかかった作品に接近するのが基本パターン。今回、まず最初に気になったのは「りんご狩り」という浜田若生さんの作品。「あれ? 女性の左横にある白い塊は光? それとも布? なんだろ?」。遠くから見ると風景と一体感があるような気もしたが、むしろ別の物体のようにも見えた。近寄って見ていると、在廊されていた方が声をかけてくださった。ラッキーなことに作者本人。そこで感じたことを話すと、丁寧に対応してくださった。色褪せた古い写真から描いたこと、意識のような見えないものが好きなこと、この作品が仕上がるまでの経緯などを知る。詳細は省略するが、自分が最初に感じた裏付けとして納得できる内容だった。
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他に気になったのを2つほど。まずは小堀令子さんの作品。離れたとき、近づいていったとき、ギリギリまで近寄ったときで印象が異なる。かなり近寄って見ると、さまざまな建物や船が描かれていることに気づく。暗鬱な画面の中に不規則折り重なる白い亀裂のようなもの、光のような粒や星。タイトルは「Anxiété」。自宅に帰ってから調べてみると、フランス語で「不安」という意味。独特の裂け目に心惹かれたのはなぜだったのだろうか。裂け目ではなく、剣や十字架のようにも見えた。ギャラリーを出てから歩きながら考えていると『サスケ』『カムイ伝』で知られる漫画家の白土三平氏のことが頭に浮かんだ。白土作品の根底には社会性が強く流れているが、もしかすると小堀さんも社会に対する何らかの社会に対する意思がこめられているのかもしれない。
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林純夫さんの長方形と斜線によって構成されているの作品は、堅牢さと柔和さが同居している。ラッピングされた淡い色彩が剥がれていくような様にも見える。土台と枠を一体化させた考え方も気になった。

<アトリエ絵夢講師・初見展>
会期:2025年1月11日(土)〜1月23日(木)
時間:11:00〜19:00(最終日17:00まで)

会場:ギャラリー絵夢(新宿区新宿3丁目33-10 新宿モリエールビル3F)
アクセス:東京メトロ「新宿三丁目駅」A1・A5出口より徒歩約1分
マップ:https://www.moliere.co.jp/galerie/access.html

<アトリエ絵夢 詳細>
アトリエ絵夢は「ギャラリー絵夢」の連携アトリエ。詳細や講師プロフィールなどは下記サイトを!
https://www.moliere.co.jp/atelier/



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