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シマヅヨウ彫刻展「脈の感じ 2」

やっぱりnoteってニガテ。全然更新できない。だけど、X(旧ツイッター)やFacebookページでは投稿しているので、同じものを貼ることにした。


こちらはX(旧ツイッター)での投稿


こちらは長文(ハート・トゥ・アートFacebookページ)

2024年12月9日、銀座「ギャラリー檜B・C」@ シマヅヨウ彫刻展「脈の感じ...

Posted by ハート・トゥ・アート(Heart to Art) on Monday, December 9, 2024

埋め込みは読みにくいし、全文表示されないみたいなんだね。
そりゃそうか。
どうしよう……。
リンクに飛ばされるのって面倒だし……全文を貼っておきます。


銀座「ギャラリー檜B・C」@ シマヅヨウ彫刻展「脈の感じ 2」

2024年12月9日、銀座「ギャラリー檜B・C」@ シマヅヨウ彫刻展「脈の感じ 2」。2024年1月の個展から約1年。前回の『脈』をテーマにした展示の延長線上にある内容。前回との違いは一目瞭然。より細く、より繊細になった印象。さらに今回はペーパーで磨きをかけて仕上げている。せっかくなので前回と今回のDM画像も貼っておいた。その違いを感じてもらいたい。
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作品点数は、全27点。高さ10数センチの小品が21点、他は50センチほどが2点、1メートルほどが3点、もっとも大きな作品は2メートル近くある大作だ。素材はケヤキとクワ。黄色っぽい小品がクワ。大型作品は強度の問題もあり、すべて硬いケヤキを加工したもの。制作工程はチェンソーで成形し、グラインダーで削り彫っていく。円盤型のディスクグラインダーだけではなく、棒状のエアーグラインダーも使用。木材と対峙し、見つめ、対話し、インスピレーションを受け取り、脈を彫る。前回に比べると、異形的な要素もさらに強くなった気がする。
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そもそも脈とは、なんだろうか。辞書で調べると「心臓の鼓動」「水などが流れる道筋」などと出てくる。シマズさんの作品の場合は、伐採され死んだ木材に命を吹き込む行為となりそうだ。……こう言ってしまえばドラマチックかもしれない。しかし、そもそも伐採されていなくても樹木の大部分の細胞は死んでいる。「木造建築は木が生きていて呼吸している」なんてことを耳にすることもあるが、それは正しくはない。死んだ細胞だからこそ湿度などに反応して収縮・膨張するというメカニズムが真実である。では、シマズさんの彫っている脈とは、どういう意味があるのだろうか。
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ふと、樹木に宿る精霊「木霊」が頭に浮かんだ。木霊は100年以上の年輪を重ねた樹木に宿る精霊とされている。ケヤキの樹齢は長く、千年生きるといわれている。つまりシマズさんの使っている材木すべてには、木霊が宿っていても不思議ではない。こう考えると、脈とは木材の中で眠っていた木霊を呼び起こす行為の結果ともいえそうだ。木肌は残っているものの、木の面影すら消えつつある作品群を見ていると、木霊たちが喜んでいるような空間にすら感じられていった。

◯シマヅヨウ彫刻展「脈の感じ 2」
会期:2024年12月9日(月)〜12月14日(土)
会場:ギャラリー檜B・C(中央区京橋3-9-9ウィンド京橋ビル2F)
時間:11:30〜19:00(最終日17:00まで)
休み:なし
アクセス:https://hinoki.main.jp/access.html


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