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「とりあえず進学?」コミュニケーションが苦手なわが子の進路を考える

11月に入り推薦入試の真っ最中だと思います。また総合型選抜(旧AO入試)で既に合格通知を持っている方もいるでしょう。18歳人口減少の影響で大学・短大・専門学校への進学のハードルは下がっています。
しかし、入学は出来ても学生生活に対応できない場合、休学・退学に繋がる可能性もあります。今回はコミュニケーションが苦手な子が入学後に想定される困難についてご紹介します。

入学前にグループが出来ている?

SNSの普及により「4月から○○大学入学します。同じ学校行く人いたら、良かったらフォローしてください!」などの書き込みがあり、入学時にはLINEなどで繋がっており、昼食を一緒に食べている光景もよく見られます。ポツンと一人きりにならない為にはSNSのチェックとグループ参加が必須となります。私も以前、「昼食を一緒に食べてくれる人を紹介してください。」という保護者の方からの電話を受けたことがあります。

履修登録が出来ない。

高校までのある程度決まった時間割と異なり、大学等のカリキュラムは複雑になっています。4年制大学の平均取得単位数は124単位。その中に専門科目、教養科目、必修科目、選択必修科目、自由選択科目に分かれています。最近は経費削減の為に、集中講義なども増えており、更に複雑化しています。また、履修登録もWEBで完結する場合も多く、履修登録のシステム自体を理解できない学生さんも増加傾向にあります。教職員とのコミュニケーションが必要となります。

授業に付いていけない。

総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試は課せられる科目が少ないのが一般的です。しかし、入学後には、それ以外の専門科目などを学ばなくてはなりません。特に医療系の資格取得を目指すには「化学」・「生物」の知識が必要となります。高校の時に選択していなかった等の理由で授業に付いていけない学生さんも多く見られます。何が分からないか?どこから分からないのか?を伝えるチカラが必要です。

実習・インターンシップに参加できない。

数年前までは多く見られた長期インターンシップもコミュニケーションが苦手という理由で参加できない学生さんが増え、縮小傾向になっています。
このことを考慮して卒業要件から外す学校も増えてきています。しかし、資格取得を目指すには実習は必須で実習に耐えられるか?が大きなポイントとなります。実習・インターンシップへの参加が卒業要件に含まれていないことを確認することが、卒業を目指すには大切になります。

一部をご紹介しましたが、「コミュニケーションが苦手なわが子の進路を考えるセミナー」を開催します。わが子に合った進路を見つける為に是非ご参加ください。

コミュニケーションが苦手なわが子の進路を考えるセミナー

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