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退職・転職に迷うあなたへ:公務員だった私の新しい挑戦  その②

今回は、前回に引き続き、陸上自衛隊を退職して地方公務員へと転職した私のストーリーをお話しします。

① 陸上自衛隊での経験と心境の変化

② 陸上自衛隊から地方公務員へ転職 ← 今回はこちら

③ 地方公務員から心理カウンセラーへ

④ ここまでの人生の振り返りとメッセージ

前回の投稿はこちら⬇️


陸上自衛隊から地方公務員へ転職

1.転職を決意した理由

転職を考えているけれど、一歩を踏み出せない。その気持ち、とてもよくわかります。私自身、同じ悩みを抱えていました。

自衛隊での生活は充実していましたが、心の中にずっとあった
「このままでいいのか」という思いを無視できなくなったのです。

「やりがいとは何だろう?」
「このまま定年までここにいて、何を残せるのだろう?」
「一つの職場で働き続けることだけが正解なのだろうか?」
と自問自答する日々が続きました。
自衛隊での訓練や経験は誇れるものでしたが、災害時以外の日常での貢献を実感しにくい自分に違和感を覚えました。

次第に、より身近な形で社会に貢献したいと考えるようになりました。
そこで思い浮かんだのが地方公務員という道でした。地域社会で役立つ仕事をしたい。それが、私の新たな目標になったのです。


2.転職活動での苦労

しかし、転職までの道は決して平坦ではありませんでした。特に、十数年も勤めた自衛隊を辞めると決めたとき、周囲の反応は厳しいものでした。

上官に退職の意向を伝えたときも、最初は理解を得られず、一人で悩む日々が続きました。それでも、何度も自分の思いを伝え、最終的には納得してもらうことができました。自分の軸を持って本心を伝えることの大切さを、身をもって感じた瞬間でした。

家族、特に両親へ転職を打ち明けたときもエネルギーをかなり消費しました。当然反対されるだろうと思っていたので、なかなか言い出せず時間だけ過ぎる日々。

すでに妻と幼い息子がいる身でもあったので、案の定「ここまで頑張って続けてきた仕事を辞めるだなんて賛成できない!どうやって家族を支えていくんだ!!」と、定年まで一つの会社で働き続けた父、そしてそれを支えた母から猛反対を受けました。

自分たちの価値観で主張され続け、まったく聞く耳を持ってくれませんでしたが、次第に両親は私の心境を理解してくれるようになり、転職先も公務員なのであれば安定しているから、という理由で認めてくれたのです。

結局、親を安心させるために転職先に地方公務員を選んでいたのです。

転職活動では、試験対策や自己PRの作成にも苦労しました。自衛隊の経験をどう地方公務の仕事に活かせるか、何度も考え直し、試行錯誤を繰り返しました。「自分にはできないかもしれない」という不安に押しつぶされそうになることもありました。

そんなとき、私は「まず小さな一歩を踏み出そう」と決めました。試験勉強を始める、とにかく行動する。それが、前に進むための原動力になりました。

一番の心の支えは息子の存在と、妻の支えでした。何があっても応援してくれる妻には、いまだに感謝してもしきれません。


3.地方公務員としての新しいスタート

地方公務員になってから、初めて気づいたことがたくさんありました。

自衛隊では厳格なルールに従って働くことが当たり前でしたが、地方公務員の仕事では、住民の声を聞きながら柔軟に対応することが求められます。

この新しい仕事のスタイルに最初は戸惑いましたが、地域住民との距離が近く、感謝の言葉をいただくことも増えました。そのたびに、やりがいを感じるようになったのです。

一方で、この柔軟性や自主性が求められる場面で、自信を持って対応できない自分がいました。 住民の声に耳を傾ける中で、「自分の判断で本当に役に立てているのだろうか」と感じることもあり、自己評価の低さに苦しんだ時期もありました。

自信を持って対応できていない自分に気づき、軸のなさを痛感しました。自衛隊の頃もそうでしたが、いつも自己評価が低く、自分の行動に自信が持てませんでした。周囲の評価ばかりを気にしていたのです。

自分のことを好きだとは思えず、自己肯定感は非常に低い状態でした。

次第に、「どうにかこんな自分を改善したい」と思うようになった時期でもあります。


4.まとめと次回予告

もし今、あなたが迷っているなら、自分に問いかけてみてください。
「私は何を大切にしたいのか」と。
そして、その答えを行動に移すことを恐れないでください。

転職や退職には不安がつきものですが、小さな一歩を踏み出すことで見える景色が必ずあります。私も最初は一人で悩みましたが、行動することで未来を切り開く力が湧いてきました。

あなたにも、きっとできるはずです。新しい一歩が、きっとあなたを新しい自分に導いてくれるでしょう。

次回は、地方公務員から心理カウンセラーへ転職した理由やプロセスについてお話しします。どうぞお楽しみに!


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