The White Lounge 長野
セットリスト(順番通りです)
第1幕
The White Lounge(おそらく、ツアーのために書いた未発表曲)
Folktale
君を知らない
ダンスホール
ツキマシテハ
Coffee
ニューマル
PARTY
第2幕
春愁
Just a Friend
Attitude
Feeling
ケセラセラ
Soranji
The White Lounge(short ver.)
フロリジナル
演技や曲間のメロディにも
BGMタイトルがあったけどここでは
割愛させてもらいます
でもちゃんと意味のあるタイトルなので
気になったらネットで見てみてね
*会場の雰囲気
・会場に入った瞬間にステージ上に仮面をつけた複数の男女(ダンサー)が代わりながら話していたり、歩いたり、景色を眺めたり、くつろいでいる、演出全てスロー動作→開演が近づくにつれてステージに人が増え、男女1人だけステージを降りて客席を周る
・ステージ上を見上げるとMrs. GREEN APPLEの電飾
・1階にはバーカウンター、リビング、書斎、
そこにあるのは冷蔵庫、ソファ、真ん中にテーブルと椅子、街灯が3つ、今回のツアーにあるテレビがちらほら
2階にはテラスのような場所がある、そこには丸テーブルに椅子
・さらに上を見るとステージ天井には逆さ(水面に映ってるようなイメージ?)になったテーブルなどがある
・公演の際の注意事項では日本語、英語の場内アナウンスがあった
*公演を観ている中での最初の印象
・1人の人生、日常の一部をテレビのチャンネルを切り替えてるような、私がその人の一部を覗いてるような感覚、人間愛がテーマなのかな?と思った
・2構成、1幕はミュージカルのような、2幕はショーを観ているような感覚
*開演直前
サポートミュージシャンがセット裏にぞろぞろスタンバイ、
そのあと藤澤と若井が仮面をつけたまま現れ、スタンバイ
※ここから私の記憶を掘り返しているため
若干の相違があります
曖昧なところや思い出せない部分は
他の方の記憶をお借りして補完しています
*The White Lounge(OP)
大森はとある1人の主人公、
白いスーツに帽子を被り、
アタッシュケースを持っている
ドアを開けて入ってきた瞬間に
流れる爽やかな音楽と、
"ドアを開けたら何かが変わるのか?
誰もが怯えて過ごしてる
白い部屋にはひとり達
それは偶像か?はたまたイメージか?
持ち得ない愛を探して
白い部屋にはひとりたち"
という少し寂しい歌詞
これから始まる人生の一部を私たちは覗く、そんな感覚、
ちなみに一曲目から世界観に惹き込まれて泣いた、即泣き、
歌詞ほぼ聴き取れなくて悔しいけど、一音でもう爆泣き
間奏中
女性「どこから来たの?」
大森「ど、どこからって…」
女性「まあいいわ!ゆっくりしていって!」
大森「ありがとう」
また音楽に戻り、一曲目がおわって暗転
*Folktale
冷蔵庫からドリンクを取って、バーで飲むところから始まる
イントロがsoFt-dRink?Hugっぽい?って思った
リビングを行ったり来たりしながら、儚げに歌う
歌が終わると、ドリンクを冷蔵庫に戻して閉じた
暗転してテレビの砂嵐が全体的にざーっと映る、
そしてThe White Loungeの文字がセット左上に映し出される
*君を知らない
"お久しぶりです。お元気ですか。僕は君と過ごした季節を覚えています。"
タイプライターで綴る大切な人への手紙、
それなのに自分の気持ちが分からなくなってる姿が見える
曲が始まり、テーブルを使ったダンスが印象的
曲途中でその人に宛てたであろう手紙は、
その人の元に届き、
歌にも踊りにも2人の関係なのか、
それを表現している姿が見える
主人公が抱きしめているその女性は
主人公の元からそっと離れて、
やがて主人公は1人になるのが切なすぎる
そして主人公が受け取った手紙には
何が書いてあったのだろうか、
手紙を床に落とし、テーブルのある場所へ座り項垂れる
*ダンスホール
「ああ、君と、また一緒に踊れたらな、」
とかなしい声で発する
冒頭の
"いつだって大丈夫〜大好きを歌える"
今まで聴いたことのない、
かなしくて、切ない、アカペラのダンスホール
彼女との過ごした日々を想い出している姿の底知れぬ儚さ
一転して曲が明るくなり、
端からウェイター姿の若井と藤澤が登場
テーブルにクロスをひき、
藤澤はワゴンを引いてやってくる
大森がワインを頼み、若井が注ぐ
3人とも踊るが、1人ずつ見せ場があって
テーブルの上にのぼって踊る
最後は3人で揃って踊るところも
曲おわりに
「こんなところ見られたら大変だあ〜!!!」
って若井と藤澤が慌てて出て行く
*ツキマシテハ
雷雨の中走って帰ってくる姿、その様子は疲れ果てている
自分自身にも全てにも呆れて、テーブルに置いてある物を
ぐちゃぐちゃにして自暴自棄になっている表現、
それはとても辛く苦しく、同時に怒りも見えた
*Coffee
2階から陽の光ような明かりが照らされる
黄昏れたように外を眺める主人公、
女性が主人公のもとにやってきてコーヒーを持ってくる
女性「ブラックでよかった?」
大森「ん?あぁ、うん」
女性「牛乳がね、あったんだけど、危なそうだからやめといた!」
「私、飲めるかなあ〜」
大森「…ごめん、買っておけばよかったね」
女性「え?」
大森「牛乳、買っておけばよかったね」
ここで曲が始まる
落ちついた2人の関係、
女性は楽しそうに会話をしているがどこか主人公は上の空
少し不安定な気持ちになっているのか、
彼女のことを理解できているのか、
そんな自分の不安も歌っている気がした
*ニュー・マイ・ノーマル
誰かに電話をかけているシーンがロマンチックで印象的、
電話を持った男女のペアが4組出て、踊る
仲のいい姿、喧嘩をしている姿、いろんな姿が見えた。
2階いた彼女と、1階にいた主人公
場所はちがうがダンスで息が合っているあたり、離れていても気持ちは繋がっているような、そんな風に見えた
間奏中にそれぞれの会話の内容が聞こえてくる
怒った会話、優しい会話…
それはこの楽曲にある
"人間の数だけ、すれ違いが起きていて"
をとても体現していた
それでもきっとこの気持ちは声に出して伝えないと、伝わらないからという表現なのだろう
楽曲おわりで主人公が意を決した表情に、
そして彼女へのプロポーズきた、
心臓がドゥンってなって普通に口押さえてヒャッって
ちょっと声出た、泣きそうになった、
超いい意味、ホワンジいいぞ、私は賛だぞ
*PARTY
やったー!!!とプロポーズに成功し、
曲が始まる4枚のドアが現れてそのドアには
それぞれハート、ダイヤ、スペード、クローバーのマークが
一枚ずつそのドアを開いて、通る動き
選択して、そのドアを開けたのは自分、
自分の人生を自分で開いているようなそんな表現
15分間の休憩
場内のBGMが流れているが、その中に赤ちゃんの泣き声が、
もしや出産したところまで音で演出してる?
って心の中で思ってはうるうるしてた、
ここまで綿密にこだわってるのすごいぞ
第2幕
ベンチに座る女の子と若井
女の子「お花見来たけど満開じゃなかったね」
若「そうだね、でもお弁当まで作ってくれてありがとう、あーあれ、唐揚げ美味しかった!小学生以来の感動だったよ」
女の子「喜んでくれてよかった!あ、そうだ、今週末リベンジしない?その頃にはきっと満開だよ」
若「んーーー…」
「ごめん、この日空いてないんだ」
女の子「そっか…じゃあまた今度だね」
少しの気まずい間、そして雨が降る
若「じゃあ、そろそろ行こっか」
女の子「うん…」
若「どした?」
女の子「ううん、なんでもない…」
女の子が寂しそうに
去って行くその姿を見つめる
*春愁
白いパーカーを来てフードを被った大森が登場、
雨に打たれながら1人歩く、
大森「何もかも嫌だ。1人になりたくて、でも1人になりたくなくて...かと言って人といるのはしんどいし...でも誰かにいて欲しくて。こんなことを考えてもキリがない。こんなことを考えてる自分も嫌になる。何もかも嫌になる」
そんな想いを抱えながら曲が始まる
通行人として黒のレインコートを着たダンサーが傘を差して踊る
途中で主人公が傘に囲まれるように
中心に立つダンスが印象的
曲がおわると
若井と話していた女の子が傘を差して
雨に濡れた主人公を見つける
女の子「どうしたの?」
大森「いや、何でも…」
女の子「何で傘ないの?無くしちゃった?」
大森「いや、持ってきてないだけ…」
女の子「何で雨降ってるのに傘持ってきてないの?」
大森「雨に…触れていたかったから…?」
女の子「ふふっ、変なの!あ、そうだ、今週末空いてる?買い物付き合ってよ!」
大森「え?」
女の子「嫌なら…いいけど…?」
大森「…い、嫌じゃない!!!」
*Just a Friend
2人のデートが始まって曲が始まる
女の子と出会って翻弄される主人公だが、
彼女への気持ちに気づき始める、
いずれそれは恋心となり主人公の心の中が色づき始めていく、
このままでいてほしくないから、
自分のこの気持ちに、僕に、どうか気づいてほしいと
この楽曲の中に出てくるミセスのCDジャケットやコラボしたものが
セットのどこかに散りばめられていて見てて超楽しかった
*Attitude
Frenchのようなイントロに感じたアレンジ、
他にも聴いたことのあるような楽曲のテイストが織り込まれているような…?
しかし曲はとてもポップにアレンジされている
Attitudeはミセスにとって大切で概念的な曲であり
ファンにとっても思い入れの強い楽曲
だが、今回のツアーでこの楽曲でしか
表現できないようなアレンジだった、ダンスはとても印象的
*Feeling
本当にミュージカル、え?ブロードウェイでは?
って思いながら見ていた、
だが、曲に合いすぎた踊りでやっぱりブロードウェイ
*ケセラセラ
藤澤「劇場!私たちはあなたたちを一枚の屋根の下に閉じ込めました。
骨組みだらけの味気ない箱が私たちの手にかかればこんな賑やかな場所に。
どんなに狭い空間も無限の空間に広がる。
虚構は無限。
故にあなた方は閉じ込められたことで別の世界へと導かれるのです。不思議でしょ?
あなたたちは今日も綺麗に並んで私たちに目を向ける。
同じ音を聞いて、同じリズムで手を叩いて、
同じ空気を吸って.."生きてる"って感じませんか?
あなたがそこにいるのをわたしはこの目で、この体で今感じている。
わたしがここにいるのをあなたが感じているように。
劇場!ここでしか体験し得ないことです。
頑張っているあなたへのちょっとしたご褒美だと思って存分に楽しんでください。
私たちが夢のような現実を、現実のような夢を今日も贈ります。」
藤澤が劇場支配人として登場した途端、長台詞でした
一つの台に3人が立って演奏、
まさにショーを見ているような感覚に
りょーちゃんはアコーディオン奏者ですぎゃわいい
というか楽曲だけで涙出てたのに
途中で3人が息を揃えて踊っている姿に
さらに込み上げてくる感情、さらに泣く、全泣き、泣きすぎ
*Soranji
ケセラセラが終わったあと
ステージにいたメンバーはお疲れさまですと去って行く
ぽつんと1人になった主人公(大森)は
誰もいなくなった場所で立ち尽くして何を想ったのだろうか
そんな中で曲が始まる
藤澤の吹くフルートの音色がこの曲の美しさを際立たせた、泣いた
*The White Lounge(short ver.)
言うことなし、爆泣き案件
*フロリジナル
フロリジナルで今まで白の世界に色がつく、
セットにプレジェクションマッピングで映し出された世界
歌い終わったあと、
主人公はアタッシュケースを持って部屋から去ろうとするが、立ち止まり、
アタッシュケースをテーブルに置いて、立ち去る。
スポットライトはアタッシュケースに。
*つらつらと想いを
元々は賛否のあるライブになると
本人たちがうっすら言っていた
賛否のあたりに関しては自分たちの"感性"に
委ねられるってところではあると思う、
だからこそ"ファンのことを信頼して"の
FCツアーになったのではないのかな、と、
だからツアー終了まではネタバレを
安易にしてはいけない意味が分かった気がする、
そこに先入観が生まれてしまうから
私はミセスの違う一面をまた見ることをできたと思っているし、
今回のセトリもそれぞれの心の中にあった
曲に対する共通の既成概念も、
今回のツアーだからこそアレンジによって
そのホワンジの中での
素敵な捉え方になると思えるくらい
覆された印象だったよ、
一つひとつの楽曲がストーリーとして成り立ってて好きだった
ストーリー的にはざっくりいうと、
とある1人の人生、人間愛、その記憶の断片を
私たちは覗いているような感覚
ちな私は一曲目のこのために書き下ろした
未発表曲(The White Lounge)からずっと爆泣き
藤澤涼架の長台詞を心配しながら見守ってたよ(噛まなくてよかった)
総じて言うとミセスの変化というか
曲の化け方と魅せ方が本当にすごい
今回のFCツアーは映画化されるから気になったら映画館で観て、
ミセス多面的なところが見れる、
からのゼンジンというバンドバンドしい所をまた見られるんだ
大森元貴よ、あなたはどこまで先を見ているんだ
そしてそれについて行ってこんなに挑戦的で、
そして表現が多彩な若井滉斗、藤澤涼架はすごすぎるよ