INTP 社会不適合 ? INTPにも寂しい時はある？
INTPは基本的に、「一人の時間を存分に楽しめるタイプ」です。「知的な思索に没頭すること」に喜びを感じるため、孤独耐性は比較的高いほうです。しかし、「一人で楽しめる」と「孤独を感じない」は、必ずしもイコールではありません。
INTPが孤独を好むのは、ただ単に「納得できる話し相手が見つかりにくい」からかもしれません。これは劣勢機能のFe（外向的感情）が影響しています。Feは本来、人とのつながりを求める機能ですが、INTPの場合は優先順位が低く、あまり意識的に活用されません。しかし、それが完全に欠如しているわけではなく、どこかで「自分の考えを深く理解し、一緒に議論できる相手がいたら・・・」と願っているのです。
Fe（外向的感情）はINTPにとって劣勢機能ですが、それでも「自分の考えを理解してくれる人がいるはずだ」「同じレベルで議論できる相手がいたら楽しいのに」と、どこかで無意識に求めています。しかし、INTPの思考は独特で話も飛躍しがちなため、そうした相手を見つけるのは簡単ではありません。
そしてFeが働くことで、INTPはどこかで「自分と同じように思考の深淵を楽しめる相手がいるはずだ」と期待しています。しかし、その願いが叶うことは少なく、やがて「まあ、結局のところ、誰にも完全には理解されないよね」と納得し、自分だけの世界へ戻ってしまうのです。