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特集:「英語学習の軌跡」番外編インタビュー②〜安河内哲也先生〜/アメリカ英語発音記号を体系的に学習するコーナー③/Brolly’s Podcast ep.07/英検受験をされる方におすすめの参考書②/げんきがでるかもしれない格言/レッスン募集のお知らせ/その他

週刊 English Motivator from HEA 2021年4月10日 Vol.25

目次

・はじめに
・特集:「英語学習の軌跡」番外編インタビュー② 〜安河内哲也先生〜
・アメリカ英語発音記号を体系的に学習するコーナー③ by Miyo a.k.a kiki
・Brolly’s Podcast ep.07 by ˈmɪstə ˈbrɒli
・英検受験をされる方におすすめの参考書②
・今週のおすすめ書籍 ※今週はお休みです
・げんきがでるかもしれない格言
・すぐに役立つミニ情報 ※今週はお休みです
・質問コーナー
・レッスン募集のお知らせ
・おわりに 編集後記
・集まれ!もち仲間ギャラリー☆

はじめに

こんにちは、Heart English Academy編集部おかっちです!
みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?

ぼくはと言えば先月から忙しかった仕事が来週のメルマガを書く頃には落ち着いてそうなのでだんだんと元気になってきました!またいろいろと編集部で考えているのでそれも月末までには発表できるといいなと思っています。

ようやく暖かくなってきたかと思えばいきなり肌寒くなったりとまだまだ気温も安定しませんが体調に気をつけて頑張っていきましょう!

それでは今回の「週刊 English Motivator from HEA」の記事をかんたんに紹介していきます!

「特集:『英語学習の軌跡』番外編インタビュー② 〜安河内哲也先生〜」では、これからの時代に対応した新しい英語学習の方法について熱く語っていただきます!みなさんぜひ参考にしてくださいね!

「アメリカ英語発音記号を体系的に学習するコーナー③ by Miyo a.k.a kiki」では前回の同じコーナーで扱ったAngela Duckworth博士の“The power of passion and perseverance(成功の鍵は「やり抜く力」)を使って発音記号を学んでいきます!!今回は /ə/:曖昧母音・シュワです!

「Brolly’s Podcast ep.07 by ˈmɪstə ˈbrɒli」ではぶろりさんのポッドキャスト風の音声を聞くことができます!発話されているすべての英語の書き起こしと、その和訳がついていますので英語初心者にも安心ですね!まねして覚えてしまいましょう!今回は生死についてのお話です!

「英検受験をされる方におすすめの参考書②」では英検を受験される方に必須の参考書を紹介しています。まだ参考書に迷っている方は参考にしてくださいね!今回はライティングです!

また「週刊 English Motivator from HEA」のマスコットキャラクターもちもちこと「もちころ」のLINEスタンプも発売中ですのでよろしければご購入くださいね!

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安河内哲也先生もちもち

特集:「英語学習の軌跡」番外編インタビュー②
〜安河内哲也先生〜

今回は英語教育界のカリスマ的存在、安河内哲也先生とお話させていただきました。

30代半ば以降の方にとっては安河内先生といえば音読!そしてもう少し若い世代だと4技能推進の先生!という印象かもしれませんね。
予備校での活動だけでなく、文部科学省の有識者会議の委員も務めてきた先生から英語学習の秘訣をお聞きします!仕事での成果の出し方や人生相談も?!ぜひお楽しみに!!

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前回は安河内先生にいまの時代に最適な英語学習の方法を語っていただきました!今回はその続きといま心がけていること、またNetflixのお話をしていただきます!

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あらゆる人と英語で喋らなければ真のコミュニケーションではない

Miyo:
先日、クラブハウスで先生のお話を聞かせていただきました。
先生のお話で「英語の先生はもちろん英語が得意な人が多いんだけれど、英語を話さずに文法の世界の殻に閉じこもってしまう傾向があります。英語の先生方の意識改革も必要ですよね。」というようなことをおっしゃっていましたが、そういう方々はどうしたらいいでしょうか?

安河内先生:
一種の欧米人や帰国子女に対してのinferiority complexだと思うんですよ。
みなさんあったかもしれませんけど、私も田舎から出てきた普通の日本人じゃないですか。
やっぱり(上智)大学に入るとクラスの3分の1くらいは帰国子女なんです。
そうすると最初からみんなけっこう英語ができるわけですよね。

自分はこんなに勉強してきたのに、発音も悪いし、文法も間違えるし、喋れないし・・・ってなんかすごい劣等感をもっていたんです。

でも、そこから殻を破って「自分の英語でよかばい!」と思ってコミュニケーションを頑張りました。結局、思い切ってコミュニケーションをするか、永遠に逃げ続けるかどっちかしかないんですよ。ここは、日本的な殻の中に逃げこまないことが大事ですよね。

同じ顔をしたアジア人がネイティブみたいに喋っていたとしても、そこでコンプレックスを持たないで、殻を破ってアジア人同士で英語が喋れるかどうかなんです。
だから、日本人とも英語が喋れないとホンモノのコミュニケーターではないのではないかと思っています。

大学のときに結構いたのは、日本人の帰国子女とは英語を喋らないのに、欧米人の先生とは喋るというケースです。私もそうでした。ですが、これは真の意味でのグローバルコミュニケーターとはいえないですよね。

日本人同士だと英語が話せないというのでは、世界では通用しません。たとえば、アメリカの会議に二人日本人が出席したとして、その場にインド人、アラブ人、ヨーロッパ人、アメリカの人いろんな人がいるなかで、その会議でこの二人の日本人がお互いだけ日本語で喋っていたらアウトですよね。

なぜかというと周りの人が日本語を理解できないからです。秘密の話をしていると思われるし、二人が話していることは会議に参加しているとも共有しなければなりません。
だから、国際会議では絶対にNGだと思うんですね。そのような場では、日本人同士だったとしても英語で話さなきゃダメです。

会議ではヨーロッパ人はヨーロッパ英語、インド人はインド英語話すし、とにかく自分の、その時点のMAXの英語で話すことが大事です。うまいにこしたことはないのですが、会議はうまくなるまで待ってくれませんから。

私だって30年くらい英語を勉強していますけど、発音も完璧ではないし、文法だって間違います。でももうそれは仕方がない。もう54歳にもなってあと20年か30年かしか生きないのに、英語を勉強してうまくなってから喋る・・・というのはもったいないですよ。人生終わっちゃう。

今もっている英語力でどんどん仕事をしたり楽しんだりしないともったいないです。
なんか、日本人は楽しむことをものすごい後回しにしています。

外国語の英語を勉強することを何十年とやっても完璧になるはずもないのに、完璧な英語を追い求めて、英語の一番楽しい部分であるコミュニケーションとか友達作りとか仕事とかをやってないわけですよ。なんともったいない!

そのことを認識するためにも、オンライン英会話でネイティブ・ノンネイティブといろんな国の人と話しながら英語を勉強して、フィリピン人とかインド人とかセルビア人とか目の前にして「だいたいこういう英語を話せるようになりたいな」という目標設定を目の前で実際に見るというのが大事です。

Miyo:
先生、先日お誕生日でしたよね。
クラブハウスでも「50歳になったときに、間違ってはいけないとそれまで気になっていた、細かいことがさらにどうでもよくなってきた」とおっしゃっていましたね。

安河内先生:
50歳になるまで30年も勉強してきたわけですから、いい加減このへんでもっと英語を使って人生楽しまなきゃと思いました。まあ、もちろん向上する努力はしますが、そればっかりじゃ楽しくない。死ぬまでにできるだけたくさんの人と話したいじゃないですか。

でも結局、いろんな人といっぱい話していると、やっぱりだんだんうまくなっていくんですよね!
ネイティブと話していると相手の発音を吸収して、だんだんネイティブに近くなっていくわけですよ。

この調子で「1時間くらい毎日話していたら、もしかしたら死ぬ頃には相当うまくなっているかな。」と思っています!

もちろんいまでも、隙間時間に練習はしますよ、何かを聞いてリピートしたり、シャドーイングしたり。Netflixみながら真似してみたり・・・。諦めないことも大事ですね。

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