💫Miyo's Journey⑭英語学習の軌跡 💡／今週のフレーズ／げんきがでるかもしれない格言／Jimmie Soul Radio 〜Eiken 1st grade challenge〜／発音＆スピーキングお役立ちコーナー④／新・おかっちの英語勉強報告／通常コース生募集のお知らせ／質問コーナー／その他

週刊 English Motivator from HEA 2022年6月25日 Vol.88

目次

・はじめに
・💫Miyo's Journey⑭英語学習の軌跡💡 by Miyo a.k.a kiki
・今週のフレーズ
・げんきがでるかもしれない格言
・Jimmie Soul Radio 〜Eiken 1st grade challenge〜 by Jimmie Soul
・発音＆スピーキングお役立ちコーナー④ by Miyo a.k.a kiki
・新・おかっちの英語勉強報告㉒ by おかっち
・通常コース生募集のお知らせ
・質問コーナー
・おわりに　編集後記
・集まれ！もち仲間ギャラリー☆（+福岡旅行の写真）

はじめに

こんにちは、Heart English Academy編集部おかっちです！みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか？

ここのところストレスがたまっているといいますか、すこしリフレッシュをしたいなと思いまして福岡の友人を訪ねて小旅行をしてきました。

そんなわけで大変申し訳ないのですが、すこし福岡旅行のお話をさせてください。

勢いあまって出発の飛行機を朝一番にしたおかげで、自宅を朝早くに出て始発に乗っても空港到着から10分しか搭乗手続きに猶予がないと判明しました。

それでもおそらくはじゅうぶん間に合うような気がしたのですが、なんとなく迷ったりしそうな気がしたのと、ぼくは夜中は基本的に仕事をしていることが多く、朝一番の飛行機くらいの時間まではふつうに起きていますので、それなら、ということで前乗りすることにしました。

夜中の空港ってとてもいいですね。
人も少ないし、マクドナルドなんて120席もあるのに3,4人しかいませんし、適度に警備員さんやコンビニの店員さんがいて安全だし、それでいて空調も寒くない程度に効いていて、何か作業するにはとてもいい環境ですね。広々としているので散歩もできます。
最高すぎて家出するのにももってこいって感じです。空港で暮らしたい人がいるのも理解できます。今すぐ暮らしたいです。映画ターミナルのような生活もひょっとすると悪くないのかもしれません。

ところでぼくは飛行機が怖いのです。
どうしようもなく飛行機が怖くて、わざわざ前の晩から空港にいたのに朝の５時あたりに「そろそろ帰りたいな」などと考えていました。飛行機が心底怖くて、搭乗手続きもまだしていないのにそのことを考えるだけで冷や汗が出てきて、心臓がどきどきしてくるのでした。
（英語だとaerophobia, aviophobiaなどというのでしょうか？パニックで倒れたりはしないのでそこまでは言わないような気はしますが。ただ汗だくになったり、呼吸がしづらく感じたり、ジェットコースターの一瞬ふわっとした感じの感覚が訪れたりします。常に怖いです。）

行きの飛行機は窓際だったのですが怖かったので耳栓をして、ずっと目をつぶっていました。揺れるたびに「死ぬのか？！」と何度も考えて汗だくになりました。たまに薄めをあけて窓を見たりしたのですが、その日は天気が悪くて霧がかっていて真っ白でした。怖い。CAさんも「本日は天候が悪くて到着まで時間がかかっております」などと何回も言うのでこれが死亡フラグというやつなのか・・・？などと何度も考えてしまいました。怖い。翼もぐらぐらと今にも折れそうです。怖い。

ちなみにいつも飛行機に乗るときは事故の確率などを調べてみたり、どれほど安全なのかを調べてみるのですが一生懸命調べすぎてだいたい墜落する映像も見てしまい、まったく安心できないのです。

とまあ、旅行に関係のないことばかり書いてしまいました。

福岡にはおいしいものを食べにいくと決めていたのでどこかに観光に行こうなどとはまったく考えておらず、そして実際にそのとおりにしました。

空港にしろ博多周辺にしろびっくりするほど外国の方には出会わなかったです。観光業界は大変だなと心底思いました。英語を使うチャンスがあれば使おうとちょっと思っていましたが、まったくそんな機会は訪れませんでした。というか空港のアナウンスのようなもの以外では街で英語自体を聞くことがありませんでした。

ぼくはといえば友人のおかげでおいしいもの巡りができて大満足の旅ができました。また福岡に行きたいものです。

それでは今週の「週刊 English Motivator from HEA」の記事をかんたんに紹介していきます！

「💫Miyo's Journey⑭英語学習の軌跡💡」ではアメリカの高校に通うことになったMiyoのお話です！留学初日の彼女の日記に書かれていた「狂っている人が多い」とは・・・。

「今週のフレーズ」では意外に使い方を知らない構文や熟語などを取り上げていきます。もちろん使い方がわかるようにいろいろな例文をあげていきますよ！ぜひみなさんの日記や会話に登場させてみてくださいね〜！！

「げんきがでるかもしれない格言」ではなんとなくげんきが出る・・・かもしれない格言を英文、和訳とともに紹介していきます！また少し難しめの単語や構文などは解説をしています。

「Jimmie Soul Radio 〜Eiken 1st grade challenge〜 by Jimmie Soul」ではかつてメルマガで”英語が話せるようになる学習ヒントは、Jimmieさんにある・・・！”と取り上げさせていただいたJimmie Soul氏の英検挑戦記です。”英検１級に受かるヒントは、Jimmieさんにある・・・！”

「発音＆スピーキングお役立ちコーナー」では発音・リスニング・スピーキングにまつわる話題を提供します！３０秒でわかる、カンタンだけど意外と見落としがちな発音tipsをまとめていきます。お楽しみに！

「新・おかっちの英語勉強報告 by おかっち」では編集おかっちの勉強記録を報告していきます。どんな参考書を勉強するかや何時間くらい勉強したかなどを毎週報告していきます。英語初中級者の方の参考になればと思っていますのでお楽しみに！

「通常コース生募集のお知らせ」ではHeart English Academy講師のレッスンに対する想いを綴っております。レッスンを受講したいと感じた方はぜひお申し込みくださいね！

「質問コーナー」ではみなさんからいただいた質問に答えるコーナーです！メルマガ記事内でわからなかったことなどはぜひ質問コーナーに投稿してみてくださいね！

また「週刊 English Motivator from HEA」のマスコットキャラクターもちもちこと「もちころ」のLINEスタンプも発売中ですのでよろしければご購入くださいね！

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💫Miyo's Journey⑭英語学習の軌跡💡
by Miyo a.k.a kiki

みなさんこんにちは！
この“Miyo's Journey”も１４話になり、思いの外長編になってしまいました。

今朝ふと空き時間に自分の思い出グッズを入れている秘密の引き出しを開いてみると、とんでもないものを発見してしまいました。それは・・・
高校生時代に書いていた手帳です（吃驚）

この手帳には恋愛事情、ブラックバイトのこと、部活の練習（タイム記録記載）、留学初日に思ったことなどいろいろな思いが綴られていました。
１５〜１６歳の頃に書いていた桃色日記です。
誰にも見られないようにいつか燃やしたいと思っています（笑）

せっかくなので今回から日記の内容を記事に反映していきたいと思います。
だいたい記憶している内容と一致しているのですが、読んでみると自分が思っていたよりもブラックバイトに翻弄されていました。
昔から仕事には恵まれている方だと思っていたのですが、とんでもありませんでした。

・終業時間になってもなかなか帰れない。
・理不尽な理由で怒鳴られた。
・仕事中に大声で「辞めます」と叫びそうになった。

などなど。
内容の３割ほどは会社をやめたいサラリーマンでした。

しかし高校生の頃の自分は「ブラック」と理解しておらず、友達を紹介しまくっており、中学時代の記事に出演した「おざ」までも紹介していたようです。
彼女は面接の最中に「やってられない」と察して自ら辞退したようでした。賢い（笑）

他にも面接の途中で「やっぱり無理です」と言って辞退した友達が何人かいたようでした。
私の友達は皆、もっと割のいいバイト先を見つけていったのです。

自分の認識では部活もやっていたので週末にまとめて働いていたのかと思っていたのですが、当時のシフトが手帳に残っていて、それによると平日も週末もずっと入っていたようでした。
平日は部活帰りにバイトして、その後帰宅して食事を食べてから１時間のランニングを毎晩していたようです。

留学直前の夏休みなどは朝練のあと、昼から夜はラスト（何時に帰れるかわからない）まで働いていました。
というわけで高校生の私はがむしゃらに働き、留学でもがき、ひたすら走っていたようです。

バイトは超絶ブラックだったし、虹色の留学は存在しなかったし、部活は怪我ばかりしていましたが、大人になった今の感覚としては「経験しておいてよかった・・・」とおばあさんのような気持ちでいます。

バイトはとくに今ではなかなか見つからないほどの低賃金＆劣悪な環境でしたが、当時働いていたケーキ屋さんには、プライドをもって仕事をしている人がたくさんいました。
腕のいい職人さんだけでなく、ラッピングや装飾のプロ、接客のプロが何名もいて、とても厳しかったけど、同時にカッコ良かったことも覚えています。
厳しくされたのも、本当に良いサービスを提供するために、仕事に誇りをもって働いていたからのことだったのだと今は理解しています。

帰国後もたくさんのアルバイトを経験し、正社員で働いた経験もありますが、仕事に対する意識などは初めての職場がピカイチで高かったなぁと感じています。
このケーキ屋さんはこの後かなりの有名店になり、拡大し、（おそらく）いまではちゃんと規則に則った雇用体制でスタッフを雇っていることと思います。（でないと生き残れないと思うので・・・）

日記ではめちゃくちゃなことが書かれていましたが（笑）今思うとなかなか経験ができない、お金にはかえられない体験をしていたと思います🍰

さて、今回の記事は高校留学のリアル・私生活編になります！

前回までの記事：
Part①：とつぜんアメリカの現地校に入れられ、震えた話
https://note.com/heart_english_ac/n/n35799f2c2d19?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part②：５歳の弟の受けた英語スパルタ教育の話✏
https://note.com/heart_english_ac/n/ncfc5c9206233?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part③：学校で受けた特別な教育＆お誕生日会でのハプニング
https://note.com/heart_english_ac/n/n0d03b3099313?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part④：運命の出会い
https://note.com/heart_english_ac/n/nc47fdd66de0f?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑤：アメリカ渡航のきっかけー両親について①
https://note.com/heart_english_ac/n/na6528bb8b3f7?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑥：アメリカ渡航のきっかけー両親について②
https://note.com/heart_english_ac/n/n3311153e5bce?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑦：進級、そしてついに帰国したときの話
https://note.com/heart_english_ac/n/n3c2e0aa61f18

Part⑧：帰国後の葛藤
https://note.com/heart_english_ac/n/ne11f6477a147?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑨：思春期の葛藤＆留学の計画
https://note.com/heart_english_ac/n/n2780ad3bc590?magazine_key=m30bcf7735e0e#y1Sfw

Part⑩：いざ高校へ＆留学準備その①
https://note.com/heart_english_ac/n/n43573e7e4615?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑪：留学準備その②＆いざアメリカへhttps://note.com/heart_english_ac/n/n4762ccb67770?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑫：高校留学のリアル①
https://note.com/heart_english_ac/n/ne38bd6999c3c?magazine_key=m30bcf7735e0e

Part⑬：高校留学のリアル②勉強編
https://note.com/heart_english_ac/n/n51bb30951c23

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楽園の地アメリカは、現地の子供達にとっては“わりと地獄”なのだと早々に気付くことになります。
S高校が学園ドラマや映画と違うところがあるとすれば、とんでもない田舎にあるということでした。

実際に自分も住んでいたはずでしたが、７歳の頃は自分の行動範囲（学校と家庭と中庭）が世界の中心だったので、それ以外の世界が見えていませんでした。
冷静になって見渡してみると、たしかにまぎれもなく、ド田舎なのです。

↑ラーニーさんの家の隣の畑。
とても綺麗ですが、畑以外何もなさそうなことはご理解いただけると思います（笑）ちなみに、私のtwitterのtop画です。

↑ラーニーさんの中庭。冬のマサチューセッツ州は庭でスキーができるほど積雪が半端ない。

車があれば３０分で別世界（大都会ボストン）に行けちゃうものの、車がなければ、畑しかない。

ちょっと飲み物が欲しくともコンビニ自体が存在せず、駅に行きたくとも歩いて１時間ほどかかるし、ショッピングモールは想像もつかないくらい遠い。

皆当然のように車を持っているので、バスといえばスクールバスしか走っておらず、公共交通機関としてのバスは存在しない。
アメリカの田舎で車がなければ人権がないに等しい。

子供達は暇さえあれば口をそろえて
「こんなところ早く出たい！」
「こんな高校生活最悪！」
「田舎すぎて何もできない」
などと言うのです。全員反抗期。

大自然に幽閉された若者たちは、自ら志願してこんなド田舎に来た私のことが理解できないようでした。
どれだけの人に「気は確かなのか」と言われたことでしょう。

とはいえ東海岸きっての文教地区で、ファミリー層はわざわざ質の高い教育を求めて引っ越してくるほどの人気地域でもあるのです。

ただし、学校の運営資金の財源の大部分が町民の支払う住民税から支払われるシステムになっているので、住宅コストがあまりにも高く、誰でも住める地域ではないようでした。

↑町の不動産屋さんの物件の写真ですが、その価格約１.５億円（売却済）
家だけ見るとドラマに出てくる家と一致します。

木々が立ち並ぶ丘にドデカイ豪邸が建てられ、子供達は大自然のなかのびのびと育ち、自我が芽生える思春期になると環境を呪うようになるのです。

ちなみに、ここに住む人たちは住民税だけでおよそ１００万円ほど支払っていることを最近になって知りました。
日本でも教育格差や貧富の差は大きな問題ですが、アメリカは日本の格差とは比べようにならないほどの格差が存在するように感じます。

S校の理科（解剖学）の授業では解剖実習がありましたが、それも潤沢な資金があった証拠でした。

地域の住民は無料でS校に通う権利があるものの、私の場合は住民税を納めていないので、$８,６００ドル（当時の為替相場で１００万円弱）を教育資金として支払っていました。
町民の支払う税金のことを考えると、決して高い金額ではななかったと思いますが、裕福な子供達が通うS校の学費を時給７５０円のブラックバイトで賄ったのはおそらく自分くらいではないかと思います。

さて、自分にとっての楽園が、現地の子供達にとっては地獄だということは分かりました。
しかし、既に私は思っていたような留学が再現できないこと、当時の友達と特別に築いた絆も存在しないことを認識し、現実を直視していました。
私にとっては田舎か都会かなどはどうでもいい、とても些細な問題でした。
まったく気になりませんでした。

私は自分なりに留学生活をなんとか充実させようとしていました。
それまでは物事がうまくいかないときにとる行動パターンは“逃避”＆“妄想”でしたが、そんな現実逃避をしている場合ではありません。
瀕死状態のダメージを受けつつ、静かに現実を受け入れ、ここからは自分でなんとかする必要があるのだと言い聞かせました。

S校に登校した初日の日記にはこのようなことが書かれていました；

緊張した。
みんなこわい。
男がこわい。
狂っているひとが多い。