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10日目 想像力のないわたし

私は想像力のない若者だった。10年以上前、保育園に通う子供を持つシンママKさんと職場で友達になった。(今でも3年に1度ぐらい再会している。不思議な友人。)

その頃独身だった私は、タバコをガンガン吸っていて、初めてやりたい仕事につけて、生活リズムもめためたで、お金もちゃんと貯蓄や投資もせず、しかし心に今と同じ穴っぽこを抱えたまま無理して生きていた。根底は今と変わりない気もする。

Kさんとは、職場の「あれはないね…」の愚痴とか、同じ専攻だったこともありアート関係の話などで意気投合した。

たまに帰り、一緒に一服しているうちに、電車に間に合わないことがあった。Kさんはすっごく悲しそうで悔やんでいた。お子さんに会う時間が遅くなるし、この後控えている家事から寝かしつけまで遅れも出てしまうからだろう。

私は若くて想像力がなくて、明るいKさんの様子からそういったご苦労を汲み取ってあげることができない人だった。

Kさんの息子さんが英語や、テニスや色んな習い事をしていると聞けば…「なぜ子供にあんなに熱心になるのか?押し付けではないのだろうか?Kさんが英語もテニスもやればいいのでは…。」と思うような人間だった。

自分が親になったら、子供がやりたいといえばやはり実現させてあげたいし、健康やストレス発散のためにも何かしてあげたいと思うものなんだとやっとわかった。押し付けないように本人の意思に委ねてるけれども。

最初子供がプールに入っている間、私はジムで運動しようかなと思ってた。子供を預けずに自分の運動の時間も作れるなぁと。でも、見ててあげてこっちをチラッと見ては「グッド👍」とサインを笑顔で送ってくる息子を見てると…こりゃ暫くは見ててあげたいな。幸せそうな我が子を見ることが自分の幸せになるのが親なんだなと。

こんな気持ちが想像もつかなかった独身時代の自分よ…(汗)実際色んな会社で働いたけれど、若くても独身でも新卒でもみんな想像力があって、配慮してくれる方がとても多い。優しさに助けられたことの方が多い。しっかりしている😭

私は人生◯回目の回数が浅いのかもしれないし。発達障害の気があるので、やはり人の立場思いに鈍感なのかもしれない。

少しずつ知って、省みて、なおしたいところはなおして、反省すべきはしていきたいな。

Kさん、ごめんなさい🙇‍♀️

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