個人史⑤16-18歳まで

性同一性障害(Xジェンダーだけど)と発達障害の診断が降りて数年経った今、自分史をもう一度振り返ってみようと思います。
今回は高校生編。
夏休みが終わるから小学生のごとく焦ってます(笑)

性格

進路も人付き合いも全て受け身。
意思表示をできなくなる。
クラスでは完全に空気。年に5日の年休制度をマイルールで作って乗り切る。
仲良くしたいと思う子がクラスに居なかった。
性別違和はあまり感じなかったが自分はレズビアンだと思っていた。(今は違う)

記憶、てきごと

高1
①中学までの友達は進学先におらず、寂しさを引きずってしまった。自分から関係を持とうとしないので早々に孤立。
②美術部に入る。4人友達ができたが1人が不登校になったり部活自体が機能していなかったりで夏前には直帰が当たり前になる。一緒に直帰してくれたBを好きになる。
③理系重視の学校のため数学オンチには肩身が狭かった。劣等感もりもり。理系に進みたかった。Bもいるし。

高2
①Bが本好きだった影響で読書にはまる。
②美術系に進学するために個人の画塾を探す。経済状況を配慮してくれて格安で受け入れてもらえた。
③課題が多すぎて睡眠時間が4時間を切ることもあった。7:30授業開始きっつ。居眠りが多くなる。
④家では寝るか課題に追われるかのみ。家事をしないことを母からよく詰られる。
⑤母の店が廃業し生活保護を受けることになる。一時は役所から退学して働くように言われ途方に暮れた。毎日退学届がある箱の前で佇んでいた。このときから役所の人に不信感を抱く。
⑥帰宅すると母が居て夕飯を作っている。その光景が小2以来なので戸惑いつつ嬉しかった。

高3
①文Ⅱに進むはずが姉と担任との三者面談で文Ⅰに決定される。流されるまま。
②仲良しの子はもれなく理系クラスにいるので教室では孤立。遅刻をしても誰も気づかないくらい。
③Bが受験でピリピリする。秋から「一人の時間がないから」と一緒に帰ってくれなくなる。

④画塾の生徒も私一人なのでとにかく孤独。受験のために一生懸命になっているけれど、これが終わって何が残るんだろう?と思うと塞ぎ込むようになる。たまに画塾に行けなくて先生から怒られた。

⑤学校の担任は毎年変わるが毎年美術系の進学に反対した。これが後の進学先の契機となる。本当に誰も応援してくれないし助けてもくれない。親も友達も先生も行政も。
⑥生活保護のケースワーカーが変わる。知らない人に家の事情をまた1から聴き取られることに嫌悪。
⑦体が重く朝食を吐くことも多々ある。吐いたら母に怒られる。気力だけで生きている感覚はあったが辛いと思わなかった。
⑧国立の美術科を受けるも落ちる。そのことで自己否定に陥る。周囲の全ての縁を断ち切って一人で暮らしたいと思う。
⑨もう誰とも比べられることがない、という安堵もあった。

まとめ

高校2年生から鬱になっていた可能性が高い。性別違和に悩む余裕もない。
「本当に困ったときは誰も助けてくれない」と塞ぎ込む一方、「自分しか自分を救えないからしっかりしなくては」と奮い立つ切掛けにもなった。が、大学に落ちたことで自分さえ自分を見限ってしまった。
権力に対し批判的な見方や反発心が大きくなる。
今、振り返ると1番辛かった時期だが今の仕事や価値観に繋がる転機でもあった。


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