個人史②7-9歳まで

性同一性障害(Xジェンダーだけど)と発達障害の診断が降りて数年経った今、自分史をもう一度振り返ってみようと思います。
今回は小学校低学年編。

性格

徐々に”女の子らしさ”を嫌い始める。
何か失敗して親に怒られそうになったらよく嘘をついていた。
だって正直に言うともっと酷い目に合うし、隠し通せることも度々あったから。

大人と対面すると口がきけなかった。
大人が話しかける=何か失敗した又は注意を受けるときって思い込んでいたのかな。

記憶、できごと

小1

①性別違和は持ち物の色から気づく人も多いが、私の場合はあまり気にならなかった。
ポケモンかハム太郎の絵がついていれば。

②ポケモンとデジモンと遊戯王にドハマリして家ではそれらのシールとカードを集めること、アニメを全部観て暗記することに全力だった。今思うと、ハム太郎が居なかったらこのときから友達居なかったと思う。
ありがとうハム太郎。へけっ。

③スカートは絶対に履かなかった。

④いつもポニーテール。ある日、母が凝った三編みにしてくれたことがあって喜んだ。ウキウキして登校して、一番仲良しの子に話しかけたら何故かすごく笑われた。それがとても悲しかった。その時から女の子の格好をしたら笑われるんだなって思ったのかも。
次の日も母が三編みにしてくれようとしたとき、泣いて拒否したけど分かってもらえず。結局、もう好きじゃない髪型のまま登校した。友達は笑わなかったけど。

⑤自分自身のことを「ウチ」って呼び始めたのもその頃だったかな?
それまで一人称自体使わなかった気がする。

⑥秋ごろ学童に入ってから人見知りが激しくなった。「突然からかわれる」っていう経験をよく知っていたから。

小2

①学校と学童が生活の中心。20時くらいまで兄と二人で留守番してた。兄はひとりでゲームばかり。

②母からよく「自分のことを”わたし”って呼びなさい」って言われた。二十歳くらいまで絶対に聞かなかった。

③勉強は良くできなかったけど、友達とお絵かきしたり外で遊んだりして充実していた。学童では友達がリカちゃん人形で遊んだり少女漫画を読んだりするから、参加せずに隣で眺めてた。

④学校の宿題で「自分の名前の由来」を聞いてくるっていうのがあって、母に「かわいいから」と言われてすごくがっかりした。

小3

①学童をやめて放課後は友達と自転車で近所巡り。

②漢字のテストで、誤字1つにつき10回書き直しさせられるのが嫌でめちゃくちゃ漢字の勉強をする。満点がもらえるようになった。数少ない成功体験。これを機にたいぶ勉強に向かうようになったと思う。

③冬に父方の祖母が亡くなる。
お通夜の夜、父が布団に入ってきて抱きついたまま寝た。身の危険を感じた。

④ぼーっとして耳にフタがついたようになる。先生の指示が耳に入らない。反発してるって思われていた。

⑤動物への関心が高まる。同じ図鑑ばかり読んでいた。

⑥女の子の友達にキスしたいと思ったことがある。多分あれが初恋。

⑦小4になる直前、大学を卒業した姉が同棲するからと言って家を出る。母は自暴自棄になるし姉とは小5までほぼ音信不通になった。3人暮らしになる。


まとめ(解釈含む)

「他者の目」に気付いてから同級生に対しても内向的になった。存在が大きかった友達や兄に”女の子らしさ”を見せるとマイナスな反応を受けたことと、父に身の危険を感じた経験は性自認および他者への信頼に大きく影響が出たと思われる。姉が家を出たことも「捨てられた」という認識でいた。

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