個人史④13-15歳まで
性同一性障害(Xジェンダーだけど)と発達障害の診断が降りて数年経った今、自分史をもう一度振り返ってみようと思います。
今回は中学生編。
性格
男性は皆敵だと思っている。「ジミーズ」って陰で言われていたけど特定の友だちが居てくればそれでいい。勉強は頑張ってるけど数学だけ異常に悪い。動物の絵ばかり描いていた。この時点で写真を撮られることが苦手。
夕飯を自炊していたので料理が好きになる。
記憶、できごと
中1
①反抗期終了。制服が嫌すぎて入学前から憂鬱。スカートだけじゃないんです。リボンもあったんです。私服は作務衣。
②美術部に入ってワイワイする。全員女子。小学校の友達もたくさん居た。が、夏前には分断していく。距離感を変えなかった女の子Aに段々と恋する。
③クラシックギターの習い事を始める。小さい頃は私だけ習い事させてもらえなかったので嬉しかった。
④兄は自分さえ良ければそれでいいと思っていることに気付く。兄は学費が高い私立高校に行ったため私は県立高校でなければ進学させてもらえないと悟る。(※地元では県立のほうが偏差値が高い。うちの世帯は公立であれば授業料無料。)高校へ行くことが原動力になる。
中2
①変わらず兄から体を触られることがあったが寝返りを打つふりをしてぶん殴ったことがある。強い。それ以降なくなった。ときに暴力は有効打になりえます。
②友だちが同じ塾に行っているもの同士で過ごすようになった。塾には通わせてもらえなかったので部活内でも孤立するようになる。話し相手はインターネットの友達ばかり。
③保護者面談は姉が来てくれた。そういえば小学校の行事や卒業式、中学の入学式も姉が来てくれていた。少しずつ和解していくが、姉妹というより近所のお姉さん、といった印象。
④この頃から開き直るように「いつ死んでもいい」と思い始める。死ねるときに死のう。
中3
①勉強は独学で頑張っていたが数学は壊滅的、歴史と理科が平均点。限界を感じ塾に行かせてくれと頼み続けて夏期講習から入れてもらえた。塾代は父が出してくれた。この頃から母の「私が説得してなんとかしたのよ自慢」が始まる。恩着せがましく。
兄がまたもや私立大学へ進学したので本当に後がない。
②内申点を取ることに必死。Aとはりきりすぎてグループに迷惑をかけたことも。
③秋ごろからAが受験でピリピリするようになり、突然無視したり暴言を吐くように。志望校も違うため少しずつ距離が離れていく。下に見られている自覚はあった。でも好きだった。
④週7で塾。土日や長期休みは12時間勉強だった。冬、体重が10キロ減る。塾の成績は中の上。数学は伸びず。
⑤受験に無関心な母と兄に腹を立てる。兄のときは友達を家に呼ぶなとかテレビを消せとか言っていたのに、どうして同じようにしてくれないの?って。二人から怒られる。
たまに皿洗いをしても「リューがするわけない」と言われ悲しむ。
⑥志望校合格するも、こともあろうか兄が母に電話での第一報を入れリュー激怒。その場でキレたら腹を思い切り殴られた。合格したことを直接言いたかった。
⑦母の職場と学校が遠いので引っ越す。春休み、友達と遊びたかったけど仕方なし。
まとめ
家族からの「否定」や「自分の領域を侵されること」に対して抗議できるようになったが、とても対話的に解決することはできなかった。
母は兄を贔屓し、兄は甘えているということが分かる。
進学が、自分の能力と関係なしに閉ざされることを恐れ、県立へ進学することが最大の目標。性への違和感に悩む余裕がなく、この時期は性自認の悩みが無くなる。