雪道で転ばない極意
今日は数日前から言われていたように天気が崩れている。
みぞれのような雪のようなそんな天気だ。
積もるのだろうか。
思えば1月の上旬にも雪が降ったことがあった。
あのときは大分積もった。
交通事故や歩行者の転倒も多かったと聞く。
私は北海道出身で昨年まで北海道にいた。
東京生まれ東京育ちの雪道をほとんど経験せずに過ごしてこられたあなたとはくぐった修羅場の数も違うければ、質も違う。
そうだ。
雪道を歩く極意を伝えよう。
このまま二十数年積み上げてきた技術を私のものだけにしていてはいけない。
今日雪道になるかはわからないが、遅かれ早かれあなたは再び雪道を経験することはあるだろうと思う。
そのときのために雪道で転ばずに歩ける極意をお伝えしよう。
もったいぶらずに結論からお伝えしよう。
滑っても立て直せる状態で歩く。
え?聞いたことある??
まあ聞いてください。ここからが大事。
滑っても立て直せるって具体的にどういうことなのか??
ここでしょ?ここが知りたいんだと思う。
具体的なアクションまで書くので大丈夫最後まで読んでほしい。
まずは転ぶまでの一連の流れを整理したいと思う。
歩いている。
▼①
滑る
▼②
バランスを崩す
▼③
転ぶ
このように整理する。
まずは①。
対策としてできることはたくさんある。靴底を滑りにくい素材にしたり、体重移動の意識を工夫したり。
それでも0にすることは不可能。北海道出身の私は今でも滑る。
可能性をゼロに近づける努力はできるししても構わない。
ただ転ばないというアウトプットに対するこのプロセスの重要度は低いと言える。
なぜか。
転ぶのは予想外に滑った時だから。
意図して滑るときは転ばない。
北京オリンピックでの選手を見ていたら明らかだろう。
色々なスポーツで滑る。
彼か彼女らはすんごい滑る。
それも全力で。
それでも転ばない。
意図して滑っているから。
それでも転ぶときはある。
意図せず滑った瞬間がそれだ。
つまり転ぶ瞬間は意図せず滑ったときたと言える。
滑らない工夫をすればするほど滑らないという安心につながる。ただそれは手ずから"意図しない滑り"を作り出しているともいえる。
そういうことだ。
①の対策はするのは構わないが必要ない。
次に③だ。
これもどうしようもない。
もうバランスを崩してしまったら転んじゃう。
ここまで来たら潔く諦めよう。
全力で地球とハグをする準備をしよう。
最後に②
ここだ。
ここの対策が最重要。
ここの対策が最重要。
ここの対策が最重要。
大事なことなので3回書いた。
滑ってもバランスを崩さないようにする。
それが滑っても立て直せる状態を作るということだ。
ではどうすればよいか。
2点ポイントがある。
ひとつめ。
1歩1歩を小さく歩く。イメージはペンギン。
どうやらあるペンギン研究の学派による論文によるとペンギンは滑らないためにあのような歩き方をしているという。
真っ赤な嘘だ。
大股で歩くと体の重心と足底を繋ぐ線が地面にたいして斜めになるのだ。
つまりベクトル分解すると水平方向への力が大きくなる。
水平方向の力が大きいということはそれだけ最大摩擦係数を越える可能性が高まる。
つまる"意図しない滑り"のリスクが高まるのだ。
ポイントのふたつめ。
堂々と歩く。イメージはオードリーの春日さんが漫才で登場するとき。胸を張って自信満々に歩く。❪ただし小股で❫
これも重心と関係している。
滑らないように恐る恐る歩くとどうなるか。足元を見る。背中が丸まる。
全体的に前に体重がかかる。
重心が前にいく。
つまりここでも重心と足底を繋ぐ線が地面に対して斜めになる。
やはり水平方向のベクトルをゼロに近づけることが重要でそのためには胸を張って堂々と歩くことが重重要なのだ。
以上の2点を守れば滑ってもバランスを崩さない状態を作れるというわけだ。
思いがけず大作になった。なので復習を入れよう。
覚えておいてほしいことは1つだけ。
雪道で滑らないためには役になりきる。
どんな役か。
ペンギン界のオードリー春日
これさえ出来るとあなたはもう転ばない。
恐れることはない。
北海道民人生の粋を集めた私の技術がコレだ。
保障しよう。もう転ばない!
雪道での転倒のない世界の実現を祈ってこの投稿の閉め締めとしたい。
ちなみに写真は2年前北海道にいたころの写真だ。