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For セラピスト

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理学療法、作業療法、言語療法、その他の医療従事者に携わる「専門職種」の方へ届けたいマガジン
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#介護保険

電動 車いすは、なぜ広まらないのか?

世の中は電動自転車が当たり前となり、今や電動キックボードが規制緩和になるなど、「電動を使って」便利に移動するのが当たり前の時代となりました。 さて、電動の移動手段で忘れ去られた機械があります。 「電動車いすが便利だとご存知ですか?」 最近はスタイリッシュな製品も世に出てきてるものの、まだまだ広まっているとは言い難い状況です。 きっかけは、あるTweetでした。 とても良い指摘だと感じました。 電動車いすって素晴らしい移動手段なんです。 わたしも理学療法士として、電

リハビリやっても無駄 なんて思ったらポケモンセンターに行こう

今回はおもに生活期で働くリハビリ療法士さんへ向けて書きます。 「高齢者はリハビリやっても回復しない」 とても耳にする言葉です。 それは利用者さんからも、ケアマネージャーさんからも、ご家族さんからも、果てはリハビリ療法士からですら耳に入ってきます。 「いや、そんなことないですよ」と簡単に言いたいところ。 ただ、言いにくい理由は生活期だから、という理由です。 生活期はグングン身体機能がアップする「回復期という山場を超えた」状態なのです。 ただ、このイメージを持っているリ

訪問リハビリの卒業(終了)について、わたしが思うこと

このnoteはhariさんの問題提起について、わたしが返信したコメントです。 hariさん、こんにちは いつも楽しみにnoteを拝読しております。 今回はわたしにとって、考えが変わりつつあるトピックであるため、個人の思いを綴ろうと考えました。 「終了」に関する議論・構造について個人的にながく考えてまいりました。 そして、私が立とうとする立場は「提供元によってかわるのでは?」という結論です。 要するに 「訪問リハビリは終了を選ぶ」 「看護ステーションは継続を選ぶ」 で良

訪問リハビリは介護サービスの1/26でしかない

わたしが生活期リハビリテーションに10年以上たずさわり、気づいたことがあります。 それは、「リハビリのみでは何もできない」ということです。 わたしは自分のしごとはこれを選んでよかったと思ってます。だけど、好きであればあるほど「リハビリって重要」って思ってしまうんですよね。 どんな職業でも自分の業種は「必要」と判をおしたくなるものです。 ただ、この仕事もリハビリ療法士が増えてくるに伴って、残念なこともあります。強く競ってしまうんですよね。 ウチでリハビリやりませんか!

オサイフに優しい医療費助成をうけられる「特定疾病(難病)」の別表7

特定疾病!?難病!? 別表⑦!? なんじゃそりゃ!とアレルギーが出そうなタイトルをつけて申し訳ございませんでした。 しかし、誤った情報とならないために、このタイトルになりました。 ゆるしてくださいね。 ※このnoteは65歳以上で介護保険の認定も受けている方を前提にまとめています。 ズバリ!この記事の結論を先にまとめると ①別表7の難病をわずらわれた場合、 とってもオサイフに優しく医療サービスを受けられる。 ②訪問看護ステーション「訪問看護」と「訪問リハビリ」も医療費の