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For セラピスト

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理学療法、作業療法、言語療法、その他の医療従事者に携わる「専門職種」の方へ届けたいマガジン
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#作業療法士

第14回 訪問リハビリテーションフォーラムに参加して面白かった部分/感想/嫌味など

2023年4月16日(日)に第14回 訪問リハビリテーションフォーラムが開催された。来年は介護保険、医療保険、障害福祉サービスの3つが改定となる「トリプル改定」の年となる。 そのため、注目度は高く、1,500名以上の参加があったそうだ。 また、ケアマネージャーも180名ほど参加があったらしい。 今年の夏に向けて、改定にまつわる議論がさらに活発になる。 医療・福祉分野は汗をダラダラ流しながら見守るだろう。 明日の飯がかかっている。 値上がり、値上がりのオンパレードに関連し

才能ってなんだろ?って話

わたし高校球児でした。 当時、履正社という地元で名のあるチームと練習試合をしました。 あるバッターが打った瞬間 サードから叫んだんです。 「ピッチャーライナー!」って。 そのボールは低い弾道で、ピッチャーの頭を超え、センターを超え、そのままホームランになりました。 「えぐい。」 その一言しか出なかった。見た事ない軌道だったんです。 そのバッターがT−岡田さん (現オリックスバッファローズ)でした。 1つ年下です。 当時はそこまで注目されてませんでした。 数年後、

「訪問リハビリ」へ転職するあなたに

4月1日です。 年度を新たに、ステージを変える方もおられるでしょう。 ウキウキ、ワクワク、する気持ちとソワソワする不安の入り混じる季節。 ふと、ある方から、ご質問を受けた。 訪問リハビリ(訪問看護ステーション)に転職される方からの質問。 わたしは人見知りなので、こういったダイレクトな質問は「・・・・。」沈黙を保つようにしています。 しかし、私たちの同志! そんな方々が、訪問リハビリにまつわる不安であれば、出来るだけ力にもなりたい!という気持ちがあり、質問に回答をしました。

リハビリやっても無駄 なんて思ったらポケモンセンターに行こう

今回はおもに生活期で働くリハビリ療法士さんへ向けて書きます。 「高齢者はリハビリやっても回復しない」 とても耳にする言葉です。 それは利用者さんからも、ケアマネージャーさんからも、ご家族さんからも、果てはリハビリ療法士からですら耳に入ってきます。 「いや、そんなことないですよ」と簡単に言いたいところ。 ただ、言いにくい理由は生活期だから、という理由です。 生活期はグングン身体機能がアップする「回復期という山場を超えた」状態なのです。 ただ、このイメージを持っているリ

リスクを判別しリスクを取れることこそが経験を積むってこと

仕事は経験年数では決まらない。 わたしはそのように考えています。 これは経験年数が多かったからといって、「必ず」良いとは限らないという意味です。 だからといって、やみくもに「経験年数=価値がない」としてしまうのはあまりにも煩雑すぎる解釈だとも思ってるんですね。 経験には大いに価値があります。 ただし、どんな経験を積んできたのか? ここが一番重要なのは言うまでもありません。 「これがグローバルスタンダードだよ」の一言は「留学経験者」の方が重みが増さないでしょうか?

訪問リハビリというリスクと隣り合わせの職務

今回は訪問リハビリは施設リハとは少し違ったリスクと共存しながら行う仕事だな、というお話。 訪問リハビリに従事してみたいな!という療法士の方へ、わたしは「良い仕事ですよ!」とオススメしたい気持ちでいっぱいです。 もちろん、病院やクリニックもリスクを管理しながらです。 しかし、訪問リハビリにはどんな特有のリスクがあるのか?それがわからない方もおられることでしょう。 一般的に訪問リハビリのお仕事は病院やクリニックなどの医療施設で働くよりも少し高めにお給料が設定されることが多い