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For セラピスト

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理学療法、作業療法、言語療法、その他の医療従事者に携わる「専門職種」の方へ届けたいマガジン
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#介護

多職種連携は「脳にしみこむことば」を届けよう

医療職から共有される文章ってわかりづらくありませんか? 会話ではつたえやすかったり、つかみやすいのですが「文字」になるとアレルギーが起こっちゃう、と他職種からささやかれることがあります。 しかし、文字でとどけることができれば、仕事の効率化に大きく貢献できちゃうんです。 だって、生活期の現場は電話をかけても「担当者が席を外しています」が、お決まりの多発問題だからです。 今回noteでは医療者側が文章作成で「脳にしみこむように理解」してもらえ、効率化にきっと役立つ方法をお伝

訪問リハビリは介護サービスの1/26でしかない

わたしが生活期リハビリテーションに10年以上たずさわり、気づいたことがあります。 それは、「リハビリのみでは何もできない」ということです。 わたしは自分のしごとはこれを選んでよかったと思ってます。だけど、好きであればあるほど「リハビリって重要」って思ってしまうんですよね。 どんな職業でも自分の業種は「必要」と判をおしたくなるものです。 ただ、この仕事もリハビリ療法士が増えてくるに伴って、残念なこともあります。強く競ってしまうんですよね。 ウチでリハビリやりませんか!

難病というコトバに負けない

わたしのおじいちゃん、孝太郎は84歳で他界しました。 そして、彼は脊髄小脳変性症という難病をわずらっていました。 おじいちゃんの症状は「失調」といって、カラダが酔っ払っているようにフラフラとカラダを動かしてしまう症状です。 ワンカップ大関が大好き。 孝太郎はアルコールが入ってなくてもフラフラ(失調)。 それはそれでハッピーだったのかもしれません(いや、そんなことないか笑)。 こんなところまで目を光らせるか?と、鍋奉行が大好き。 いつもすき焼きの砂糖と醤油のバランスだ

「身体に障害がある者」だけが対象ではない!理学療法士の役割

理学療法士は「身体に障害がある者を対象」としています。 理学療法士法で定められているこの一文は保険を使うために、重要な一文です。 話は変わりますが、自費リハビリテーションという言葉をご存知ですか?そうです、医療保険を使わずに、医療ケアのようなサービスを行ってくださる人々のことです。 自費をする人は、明瞭に言うと「保険制度に縛られたくねぇ!」といって、ワンピースを探しに旅に出ます。 対照的に、医療現場で、リハビリは医療法により、「身体に障害がある者に」と対象が限定されてい