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【親子でポケカ】初心者向け/ハーフデッキのススメ

こんにちは、へるしー(@healthy_pokeca)です。

前回、小3息子(8歳)がチャンピオンズリーグに初参加した記録として記事を初めて記事を書きました。

家で息子と親子でポケモンカードをするようになったことで、5歳の娘(年中)も「わたしもやりたい!!」と興味を持つようになりました。

今回は、私がポケモンカードを始めてまだ間もない5歳娘と遊ぶ時に使っている「ハーフデッキ」について、紹介します。

ポケモンカードの対象年齢は9歳です。5歳の娘は、ダメージ計算どころかまだひらがなとカタカナも怪しいため、プレイする際は毎回親がカードの効果やルールを説明しながら2人分のデッキを回す必要があります。これが、なかなか時間がかかります・・・。

また、通常の環境デッキではルールが複雑すぎ、スタートデッキ(60枚)では勝負がつくまでに途中で飽きてしまうことも多く、試行錯誤の末、スタートターセット/スタートデッキのハーフデッキに行き着きました。

現在8歳の息子には6歳の誕生日にポケモンカードを買い与えましたが、60枚のデッキでサイド6枚を取り切るまで遊ぶことがなかなかできず、もし今からやるなら最初はハーフデッキを使って遊んでいたと思います。

主にポケモンカードを始めたての親子、これから親子でポケモンカードを始めてみようと思っている方が対象となります。

大人は初心者の方でも通常の60枚デッキから始めても全く問題ないですし、既に通常のデッキを使って対戦できている子供があえてハーフデッキを使うメリットはあまりないと考えています。

ハーフデッキって何?

ポケモンカードは、通常デッキは60枚、デッキに同一カードは4枚まで(エネルギーを除く)、サイドは6枚でプレイします。

ハーフデッキは、これをハーフ(半分)としてデッキ30枚、デッキに同一カードは2枚まで、サイドは3枚でプレイします。

公式でも2017年までは販売されていた
2017年までは構築済みのハーフデッキが定期的に発売されていたようで、少し古い公式デッキシールドがカードショップやメルカリ等で32枚入り×2セットとして販売されているのはそのためだと思われます。

おそらく最後の公式ハーフデッキセット。6年以上前です。

スターターセット/スターターデッキを組み替えてハーフデッキにする
私は定期的に発売されているスターターセットやスタートデッキ等の構築済み60枚デッキを、30枚のハーフデッキに組み替えて使っています。

ハーフデッキのメリット

なぜスターターセットやスタートデッキ等の構築済み60枚デッキがあるのにわざわざ30枚のハーフデッキに組み替えるかというと、もちろんメリットがあるからです。

私はハーフデッキには、大きく以下2つのメリットがあると考えています。

1. 1回のプレイにかかる時間が短い
2. よりシンプルにルールの基礎を理解できる


以下に、各メリットについて詳しく記載します。

  1. 1回のプレイにかかる時間が短い
    これがハーフデッキの最大のメリットです。派生してさまざまな効果をもたらします。

    そもそもポケモンカードはそれなりに時間のかかるコンテンツ

    通常60枚でプレイするポケモンカードは、勝敗がつくまでにそれなりの時間がかかります。

    最近のTVゲームの対戦ゲームは、1戦あたりの制限時間が3分・5分・10分等、短い時間でも楽しめるように作られていて、昔のゲームと比べて1回プレイする・中断するというハードルがものすごく低くなっています。

    それに対して、ポケモンカードはプレイだけで1回20分前後、プレイ準備(シャッフル等)や片付けまでを含めると、1回プレイするだけで30分程度はかかってしまいます。

    これが、特に始めたての親子がポケモンカードをプレイする・継続して遊び続けるハードルを上げていると考えています。

    1回のプレイに時間がかかることによる弊害
    1回のプレイに時間がかかると、子供視点では「1回やるのに時間がかかって疲れる」「なかなか決着がつかない(途中で飽きる)」「TVゲームの方がすぐに遊べるのに・・・」となります。
     
    大人視点では「時間がかかるから、平日夜等はなかなか子供と一緒にプレイできない」となります。

    このように、プレイに時間がかかることによって、親子でのポケモンカード初期の導入がなかなかうまくいかないケースがあります。
     
    プレイ時間が短くなることによる効果
    ハーフデッキでプレイすることによって、1回あたりのプレイ時間は約半分の10分程度になり、気軽にプレイすることができるようになります。

    1回のプレイ時間が早くなることで、子供は飽きずに最後までプレイすることができ、勝敗自体が早く決まるため「もう1回!」「他のデッキも使ってみたい!」となり、次のプレイに繋がります。また、大人側も「1回やったら終わりだよ」という区切りを作りやすくなります。
     
    ポケカのモチベーション形成にも有効
    私は、子供のモチベーションを形成・維持する上で"子供本人が「やりたい」といった時になるべくやらせてあげる・一緒にやってあげること"が重要だと考えています。

    しかし1回やるのに30分かかるとなると、子供から「やりたい」と言われても、ついつい「今は忙しいからあとでね」「今から始めたら寝る時間になるからまた明日ね」となってしまいがちです。
     
    実際に、ちょっとした空き時間でもプレイできるハーフデッキを1組持っておくことで"子供がやりたいと言った時に一緒にやってあげる"を実現しやすくなりました。
     

  2. よりシンプルにルールの基礎を理解できる
    おまけ程度のメリットですが、30枚のハーフデッキはデッキに入れられるカードが限られているため、よりシンプルにポケモンカードのルールの基礎を理解することができます。

    カードの種類が絞られる=覚えることも少なくて済む
    沢山のカードの種類・効果を一気に覚えるのは、ポケモンカードを始めたての子供にとっては大変です。スターターデッキ/スタートデッキのカードから、実際の対戦ではあまり使われていないであろうカードを除き、カードの種類を絞ることによって、カードの効果を覚えやすくなります。

    山札切れ・エネルギー切れを経験できる
    ハーフデッキでは山札の枚数が少なくLO(Library Out:山札切れ)も頻繁に起きるため、「山札がなくなり、次のターンに山札を引けなかったら負ける」「エネルギーがなくなったらワザを打てなくなる」といったルールを、通常デッキでプレイするよりも早く経験することもできます。

ハーフデッキのサンプルレシピ

いざハーフデッキを作ろうとしても、最初はどうやって組むの?という話になると思います。ここでは、スターターデッキ/スタートデッキを元にしたハーフデッキのサンプルレシピを紹介します。

サンプルレシピは、今後もスターターデッキ/スタートデッキが発売され入手次第、随時更新・追加していく予定ですので、ハーフデッキに興味がある方は都度参照して頂ければと思います。

スターターデッキ/スタートデッキでは、元々のデッキのカードが決まっているため、一度やってみると、意外と簡単にハーフデッキに組み変えることができます。

最初は、サンプルレシピの丸々コピーデッキでよいと思いますが、慣れてきたらもともとのデッキの別のカードと入れ替えたり、拡張パック等の別のカードと入れ替えてみるのも楽しいと思います

ハーフデッキを構築する際、注意すべきこともいくつかあります。サンプルデッキで楽しんだ後は、次項の「ハーフデッキの組み方」を参考に、自分なりのハーフデッキを組んでみて下さい!

exスターターデッキセット各種

  • ニャオハ&ルカリオex

デッキコード:4D8K8c-vNNbjq-x4KYxD
  • ホゲータ&デンリュウex

デッキコード:xDDGYK-by0KEd-K8D48c
  • クワッス&ミミッキュex

デッキコード:XX323M-oYrZFg-ypX3yp
  • ピカチュウex&パーモット

デッキコード:MyRXyp-ke4rOY-3yX3SX

exスタートデッキ各種

  • exスタートデッキ草(ジュナイパーex)

デッキコード:gLgnLQ-9kbkvr-nN66N6
  • exスタートデッキ炎(ビクティニex)

デッキコード:pMX3yp-AQrBHn-yXp3yX
  • exスタートデッキ水(ゲッコウガex)

デッキコード:KcDY8K-gtUIzR-8GY88x
  • exスタートデッキ雷(ミライドンex)

デッキコード:wkkkfw-LrlOt4-vdVFfk
  • exスタートデッキ超(ピクシーex)

デッキコード:X2R3yy-2D33XC-32pyM3
  • exスタートデッキ闘(コライドンex)

デッキコード:88KD44-FDWB2n-DxK8Gc
  • exスタートデッキ悪(ヘルガーex)

デッキコード:K8Y8Yx-WEBkP2-cDKK8D
  • exスタートデッキ鋼(メルメタルex)

デッキコード:yXpM32-QG5tb8-S323ME

ハーフデッキの組み方

ハーフデッキを組む流れ

ここでは、スターターデッキ/スタートデッキからのハーフデッキの組み方を紹介します。

はじめにざっくりと全体を半分にする
・まずはざっくりと、デッキのカードを半分にした時のポケモン・グッズ・サポート・エネルギーの枚数配分をチェックします。詳しくは次項の「ハーフデッキ検討シート」を参考にしてみてください。

たねポケモンは5枚以上にする
・たねポケモンの数は、初期手札の引き直し回数に影響するため、5枚以上になるよう、意識して調整します。

進化ポケモンラインは増やさず厳選する
・進化ポケモンの数は、デッキ内で進化ラインの種類が多いと進化しにくくなってしまいます。たね1枚-進化1枚×2種類の進化ラインを残すのではなく、たね2枚-進化2枚を残すポケモンとデッキから丸ごと抜くポケモンを選別します。

ボール系はなるべく2枚を維持する
・ボール系のカードは、なるべく2枚から減らさないようにします。

ネストボールは1枚でも強い
・ネストボールが入っているデッキは強く、ネストボール自体の汎用カードとしての価値も高いため、2枚のうち1枚は抜いて、他の通常デッキのカードへ回してしまってもよいと思います。

・特にexスタートデッキでは、8種類のうちネストボールが入っているデッキが2種類しかなく、6種類のデッキはポケモンを持ってこれない可能性もあるスーパーボールのため、ネストボールは1枚抜いたほうがバランスはよくなる気がします。

博士の研究は必ず抜く
・ハーフデッキでは、サポート「博士の研究」は必ず抜きます。ハーフデッキは普通にプレイしていても山札切れが頻繁に起こるため、山札を7枚引く博士の研究を入れてしまうと、すぐに山札切れが起きてしまいます。

キーカードはお好みで
・スターター/スタートデッキには、そのタイプのデッキにしか入っていないカードや、60枚のうち1枚しか入っていないキーカードがあります。どれを残すかは自分の好みで調整してしてください。私はなるべく各デッキの特徴的なトレーナーズカードは残すようにしています。


ハーフデッキ検討シート

ハーフデッキ作成時、このような検討シートを作ってポケモン・トレーナーズ・エネルギーの配分等を確認しています。

こちらの検討方法は、友人のジャッジの方のやり方を参考にさせてもらいました。

元のデッキの枚数と、半分(÷2)にした枚数を記載し、その枚数をベースにしつつ、デッキに入れる・入れないを判断しています。

exスターターデッキ各種
ハーフデッキ検討シート
exスタートデッキ(草・炎・水・雷)
ハーフデッキ検討シート
exスタートデッキ(超・闘・悪・鋼)
ハーフデッキ検討シート

子供とプレイする際の注意点

プレイ時の環境について

子供はとても移り気なもの
子育てされている方ならわかると思いますが、子供の興味はものすごくコロコロ変わります。特にポケモンカードは、プレイ中も相手のターンに妨害等がないゲームのため、注意が散漫になりがちです。

実体験として、始めたての子供はポケモンカードの対戦中でもテレビやゲームがついていればそちらに気を取られてしまいますし、近くにマンガが置かれていれば相手のターン中に読み始めてしまうことがあります。

他のコンテンツのない環境でプレイする
できるだけ他のコンテンツにを排除した環境を作った上でプレイすることで、より集中した状態でポケモンカードに取り組むことができます。

具体的には、TVの置かれているリビングよりも寝室や子供部屋、家の外でやるなら公民館やポケカ交流会など、周囲に他のコンテンツがそもそも存在していない環境でやってみると、思いのほか、子供は飽きずにプレイすることができます。

おわりに

今回はハーフデッキについて書きました。
個人的に、ポケモンカードを最初に始める子供への導入・興味の維持にとても有効だと思っています。

サイド3枚のため運ゲー要素がかなり強く、サクッと遊べて大人同士でやってみても意外と楽しいので、是非試して見て下さい!

ポケモンカードって楽しいね!!!

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