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ロッキーマウンテン国立公園 2日目:壮大な景色と高山での冒険

早朝の静寂と自然を満喫

2日目の朝、私たちは日の出を楽しむために早起きをし、6時半ごろに昨日訪れたHorseshoe Parkの近くにあるSheep Lakeへ向かいました。ここは、野生動物、特にビッグホーンシープが見られる可能性が高い場所として知られています。しかし、残念ながらこの日も遠くにエルクの群れが見えるだけで、ビッグホーンシープには出会えませんでした。

それでも、静かな草原の中でスターバックスのサンドイッチとコーヒーを楽しむ時間は贅沢そのもの。朝の澄んだ空気を吸いながら、のんびりとしたひとときを過ごしました。ちなみに、Bear Lake Road以外の公園エリアでは、Timed Entry Passは9時以降の入場時に必要です。このため、朝の早い時間帯はPassなしで入ることができました。

オールド・フォール・リバー・ロードの冒険

次に向かったのは、オールド・フォール・リバー・ロード。この道はロッキーマウンテン国立公園内でも特に人気のある未舗装道路で、エステスパーク側から西側の山頂まで登るルートです。全長約14マイル(22.5km)のこの道は、1913年に建設され、かつては唯一の公園内自動車道路でした。現在は東から西への一方通行で、曲がりくねった山道を登る間に、紅葉や木々の美しい景色を楽しむことができます。

オールド・フォール・リバー・ロードでの景色

私たちは4WDのSUVをレンタルしていたので安心して進めましたが、一部のでこぼこ道では注意が必要でした。それでも、普通のセダンでも問題なく通行できそうです。途中、偶然にも大きな角を持つムースに出会い、その迫力に感動!車内から間近で観察できるのは、まさに国立公園ならではの体験です。

ムースとの遭遇

山頂の絶景と高山の試練

1時間ほどかけて山道を進み、標高3600mを超えるAlpine Visitor Centerに到着しました。到着時刻は8時でしたが、ビジターセンター自体は9時開館のため、駐車場から出る短いトレイル、Alpine Ridge Trailを歩くことにしました。

しかし、この標高では少しの上り坂でも息切れを感じ、軽い頭痛も。高山病には気を付けないといけないですね。無理をせず、十分な水分を摂りながら行動しました。それでも、トレイルから見える山々の景色や広がる紅葉は圧巻で、苦労して登った甲斐がありました。

西側エリアの探索と湖の美しさ

ビジターセンターを後にし、さらに西側へ進みます。途中、ミルナーパスで立ち寄ったパウダー湖では、大陸分水嶺を見学。ここは北アメリカ大陸の東西を分けるラインで、自然の壮大さを肌で感じられるスポットです。

また、ふと立ち寄ったLake Ireneは、鏡のように山々を映す美しい湖でした。ガイドブックにはあまり載っていませんが、30分ほどで湖を一周できるため、気軽に楽しめる隠れた名所としておすすめです。さらに、コロラド川の源流を見に、Colorado River Trailを短い距離だけ歩き、自然の偉大さに触れました。

鏡のようなLake Irene


コロラド川の源流(写真ではあまり伝わりません…)

その後、ロッキーマウンテン国立公園の外にあるGrand Lakeを訪れようと計画。しかし、その途中で公園の西側ゲートに到着し、ここで問題が発生。ゲートを出ると再入場にはTimed Entry Passが必要となり、Grand Lakeに行くことを断念しました。帰りの時間を考えても難しかったかもしれません。

トレイルリッジロードからの帰路

西側エリアを満喫した後、一度山を登り直して再びAlpine Visitor Centerへ戻りました。ここでお土産を購入し、併設されたフードコートのようなレストランで12時半頃にランチタイム。しかし標高が高いせいか、軽い体調不良を感じたため、車で少し休憩を取ることにしました。

その後、帰路につきますが、行きに通ったオールド・フォール・リバー・ロードは一方通行のため、帰りはトレイルリッジロードを通ることになります。この道は公園内のもう一つのメインルートで、山肌を通る壮大な景色が楽しめます。途中、点在するビューポイントに立ち寄りながら、1時間ほどかけてエステスパークへ戻りました。

トレイルリッジロードからの景色も絶景でした

最後に、まだ立ち寄っていなかったFall River Visitor Centerで旅の締めくくり。充実した国立公園の旅の思い出が詰まった品々を持って、デンバー空港へ向かいました。


旅の終わりと次の冒険へ

デンバー空港には余裕をもって到着し、21時半発の飛行機でロサンゼルスへ戻りました。丸2日間を使って目いっぱい楽しんだロッキーマウンテン国立公園の旅は、自然の美しさと壮大さを心から堪能できる素晴らしいものでした。

次回は、オリンピック国立公園マウントレーニア国立公園ノースカスケード国立公園、そしてクレーターレイク国立公園を巡る冒険をお届けします!どうぞお楽しみに!


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