ヨセミテ旅行2日目(Part 2)：絶景トレイルと滝巡りの壮大な1日！
フォーマイルトレイルの挑戦！絶景を目指して
2日目の朝、私たちは早起きして、壮大なトレイルに挑戦する準備を整えました。今回の目標は、フォーマイルトレイル（4 Mile Trail）を登り、Glacier Pointへ向かうこと。このトレイルは、全長約4.6マイル（約7.4キロメートル）、標高差約900メートルの上昇を含む、ハードながらも美しいルートです。フォーマイルトレイルの名前の通り、かつては4マイルちょうどでしたが、実際はもう少し長いトレイルになっています。
トレイルの特徴は、徐々に標高が上がるにつれて、目の前に広がる景色がダイナミックに変化していくこと。対岸にそびえ立つヨセミテ滝が、初めは下に見えていたのが、歩を進めるごとにだんだんと目線と同じ高さに。そして、ついにはその滝を超え、見下ろすことができるようになります！
約3時間のトレッキングを終え、12時にようやくGlacier Pointに到着。急な登りで成るフォーマイルトレイルにより、足は疲れていましたが、目の前に広がる絶景がその疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれました。
人の少ないGlacier Pointで絶景を独り占め！
Glacier Pointは通常、車で行ける場所なのですが、この年は冬の大雪の影響で道路が閉鎖されていました。そのため、この絶景スポットにたどり着けるのはトレイルを通る者だけ。普段の賑わいとは違い、静かなGlacier Pointで絶景を独り占めする贅沢なひとときを楽しみました。
ハーフドームが目の前に広がり、その迫力に圧倒されます。ヨセミテビレッジから遠くに見えていたハーフドームが、まるで手が届きそうなほど近くに感じられ、自然の雄大さを肌で感じる瞬間でした。
持参していたサンドイッチを取り出し、この素晴らしい景色を前にしてランチタイム。周囲は静かで、心地よい風が吹き抜ける中での休憩は、まさに至福のひとときでした。Glacier Pointには、トイレもあり、休憩後の準備もバッチリです。
パノラマトレイルへ、午後の冒険スタート！
13時、休憩を終え、午後のトレイルに向けて出発。次はパノラマトレイルを通り、滝を巡るルートです。このトレイルは、Glacier Pointから始まり、ネバダ滝やバーナル滝を経由してミストトレイルを通ってヨセミテビレッジに戻る全長13.8キロメートルの壮大な道のり。
最初はなだらかな下り坂が続き、逆方向から来るトレッカーたちはかなり辛そうな表情をしていました。私たちは、ハーフドームや滝の絶景を楽しみながら、ゆっくりと歩を進めます。両脇には低い草木が生い茂り、その中のトレイルロードは非常に歩きやすい道でした。
イリルエット川を越えてネバダ滝へ
14時頃、トレイルの途中でイリルエット川にかかる橋を渡ります。この辺りから一気に上り坂が始まり、日陰が少なく、6月でもかなり暑いコンディションに。しかし、この暑さを忘れさせてくれるほどの景色が広がり、私たちは一歩一歩しっかりと進んでいきます。
「クマが出るかもしれない」との話もあり、油断せずに周りを警戒しながら歩きました。少しスリルも感じつつ、山の中を進んでいく体験は、冒険そのものでした。
ネバダ滝、そしてミストトレイルへ！
16時前、ようやくネバダ滝の上に到着。ここからはミストトレイルを使ってビレッジに戻ることにしました。ジョンミューアトレイルも選べたのですが、この日は通行止めだったため、ミストトレイル一択です。
ミストトレイルの下り道はかなり急で、まるで石の階段のような急峻な場所も。登ってくる人たちの表情からも、このルートがどれだけ過酷かが伝わってきます。私たちは時折ネバダ滝の水飛沫を浴びながら、ゆっくりと慎重に進みました。
17時頃、バーナル滝に到着。バーナル滝の近くでは、水飛沫というよりも、まるで「滝に浴びている」ような感覚で、全身がびしょ濡れになるほどの迫力でした。しばし滝の絶景を堪能し、ひと休みしてからヨセミテビレッジに向けて出発。
トレイルの終わり、そしてさらなる試練
17時45分、ようやくヨセミテビレッジに到着。朝から長時間歩いていたこともあり、ここでバスに乗って駐車場へ戻る予定でした。しかし、なんとバス停には長蛇の列が！距離はあるものの、待ち時間を考えると歩いて戻る方が早いと判断し、トレイルを継続することにしました。
朝からすでに20キロ以上歩いていた私たちは、さらに5キロほどの道のりを歩くことに。足は限界を迎えつつありましたが、19時頃にはようやく車に到着。国立公園を出る道も混んでいましたが、無事にYosemite Cedar Lodgeに戻り、レストランで夕食を食べてこの日の冒険は終了。最終的な総歩行距離は、なんと27キロ！筋肉痛は間違いなしです。
このように、ヨセミテ国立公園2日目も大自然の中での壮大な冒険となりました。次回は3日目の冒険をお届けしますので、ぜひお楽しみに！
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