想像と想像と想像 #41
「反抗期」
みなさんの反抗期はどんなものだったのであろう?
僕は、人の反抗期エピソードを聞くのが大好きなのである。
非常に失礼な話ではあるが、「この人の反抗期はこんな感じ」と大体想像してからこのエピソードを聞くのが趣味である。
その通りだった時も面白いし、違った時もその人に対する認識を見直すきっかけになるので面白い。
あと、単純に僕には反抗期というものが無かったことも挙げられる。
もちろん、思春期特有の意味不明なイライラは少々あったのだが、それを原動力に行動したことはない。
親に対しても、イライラすることはあるものの、それを口に出したり態度に出すことはほとんどなかった。
よく壁を殴って穴を開けたり凹ませる、といったエピソードを目にしたり、耳にしたりする。
僕の場合、壁を殴る前に自分の拳を見つめ、「この拳が思いっきりあの硬い壁に当たったら痛いんだろうな」
と、情けないことを考えている間に、衝動的な怒りとも言えない感情が消えていってしまうのである。
盗んだバイクで走り出したこともない。
校舎裏で煙草をふかしたこともない。
非行によって、自由になれる気がしたこともない。
僕は尾崎豊と真反対の15歳を送ってきたのである。
ただ、人間は一生涯に一度は「反抗期」という時期を過ごさなければならない生き物なのであろうか。
ふと、自分の今までのnoteを見返した時、そう思った。
クリスマスに対する反抗。
MBTIに対する反抗。
BeRealに対する反抗?
2日酔いに対する反抗など、ここ半年くらいの僕は何かにつけて反抗的な気がする。
何かに対する反抗をしたところで、大して物事は変わらないことくらい分かっているはずなのに、書かずにはいられないのである。
今までのnoteでの鬱憤をまとめて400字程度にし、5分30秒の音楽をつけてMVまで撮れば、僕も尾崎になれるのだろうか。
楽譜が読めて、夜中に盗んだバイクで一緒に走ってくれる人、募集します。