2023年9月1日、内閣感染症危機管理統括庁が発足しました。それとともに、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき設置される「新型インフルエンザ等対策推進会議」が改組され、新たに15人の委員が任命されました。その中の一名に任命され、9月4日に開かれた第1回会議に参加いたしました。
新体制での第1回会議では、議長の選任と今後会議で取り組む内容として、新型インフルエンザ等政府行動計画の改訂について説明を受けました。そして、各委員より一人ずつ所感を述べました。議事録がホームページに掲載されていますが、自分の発言についてこちらでも紹介させていただきます。
パンデミックの時にどんなことをしなければいけないのか?は行動計画の大事な要素です。それが「メニュー表」のコンセプトでした。それから逆算して、何を、どのくらいの時間をかけて、どの程度までできるようにするのか?そのために今、何をするのか?を記述する計画が必要です。さらには、それに予算的裏付けがあることで、より強固な準備の行動計画になります。
そして、いつも申し上げていることですが、「過去問型の危機管理」ではいけません。過去に起きた事象をなぞって何度練習しても、次なる危機への備えにはなりません。
「作っておいてよかった」とあとで思える行動計画になることを望みます。
参考
第1回新型インフルエンザ等対策推進会議の資料等はこちら