健康とは
健康とは
「あなたは健康ですか?」
急に聞かれると、自分に不調がないか、確認してみて、今朝も元気に起きれたし、「健康!」って答えたり、
逆に「今寝違えて首痛いし、二日酔いだから健康とは言えないかなぁ」
と、多くの人が、現状が平均的な毎日と比べて、それ程大きく変わらなければ、健康と答えると思います。
健康は、自分の感覚で考える「主観的」な健康目線と、、
WHOの健康の定義から考えた「客観視」した健康目線があります。
基本的に、この本での健康は、主観的な健康は置いておいて、この客観視された健康を読み解き、考察していくものとします。
WHOの健康の定義とは
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」(厚生労働省HP引用)
というものがあり、精神心・肉体・社会面が良好な状態が目指す健康の形と
していることを知っておきましょう。
「あなたは健康ですか?」と問われた時、主観的な健康目線で考えていた時と、客観的に、健康を振り返ってみるとどうでしょうか?
仕事のストレスでお酒を辞められない人は、肝臓に将来的な不安があるなら、社会的に健康とは言えません。
毎日仕事をこなしてるけど、何もそれ以外をやる気になれない。友達の誘いに乗ると、その時は、楽しいけど、終わるとドッと疲れるから断るようにしている場合は、肉体的な、疲労の積み重ねや、精神的に健康でない場合もあります。
毎朝からだが動き出すまで1時間くらいかかる。手足の皮が向けている。普通に歩いてるつもりでも、姿勢が悪い、歪んでたりびっこを引いてるように見えると言われることは、肉体が健康ではありません。
不健康とは言わないのは、恐らく現代生活をおくれてさえ入れば、基本は健康と呼ばれる基準には入っているのですが、健康の定義にあてはまる「良好な状態」とは言えない為です。近年では、この健康と不健康の間をフレイル(虚弱)と呼ぶようになりました。
人は生きていく上で、必ずこの精神・肉体・社会をバランスよく整えていくことが必要となります。
筆者は、過去に、幅広い年齢層を集め、WHOの唱える肉体、精神、社会を現代社会では、どういう意味か深堀りする為に何十回も、考えるワークショップをしてきました。
その結果が、以下の図で
肉体は「運動・食事・休養」
精神は「考える・考えない・感謝」
社会は「経済・人脈・時間」
と、それぞれ深掘りしています。
あくまでワークショップなので、最適解へ、いかに近づけるかなので参考程度になりますが、健康の考えに関して、大きくズレてはいないと考えています。
仕事や立場に不満があれば、心や体に負担がくるし、心の負担は仕事や活力に直接影響するし、体の不調は心も仕事も気が乗りませ
ん。
全て連動して、持ちつ持たれつの関係が健康に必要な要素です。
そこに気付けた時、
社会はビジネス書(稼ぐ力・時間マネジメント・交渉術など)本で溢れていますし、
心は○○カウンセリング、自己啓発など、
肉体は各種栄養学・筋トレ・サプリ・健康本、
見方を変えればビジネス書も健康本だし、
メンタルヘルスの本も健康本
勿論、ストレッチやヨガの健康本も
世の中は健康になれる為の情報に溢れています。
このように「健康とは何か」を追求するだけで世の中の見え方はガラリと変わります。
これからこの本で、健康を深く広く考えた視線で世の中や、からだを見直すと、どんな世界が見えるのか、表現していきたいと思います。