見出し画像

メディカルイノベーション戦略プログラム 千葉大学医学部病院120時間講義:1128

今日も6時間(120分✖️ 3コマ)の講義。概要だけざっくり。
様々な立場の方の今を知れる貴重な時間です。

講師 #相羽良寿 さん  千葉大学医学部附属病院 地域医療連携部
『#患者中心の情報システムのあり方「データ利用の有効性について」』

■地域医療連携システム(厚生労働省)
全国270箇所でシステムが整備、EMR(レガシーEHR/クラウド型EHR[総務省])は、1地域でシステム構築費は約2億円で、約130施設、1万1千人、平均運用年数6年、システム年間運用費1千万円(人件費はその数倍)。5年毎のハードウェアのリプレイス費用がかかるので、4割以上の地域で中止。

※EMR(Electromic Medical Record)イー・メディカル・レコード
→1つの施設で患者の情報を蓄積して活用する仕組み

※EHR(Electromic Health Record)イー・ヘルス・レコード
→他施設間で患者の情報を蓄積して活用する仕組み

※PHR(Personal Health Record)パーソナル・ヘルス・レコード
→個人の健康、生活、服薬情報。

●#ヘルスケアパスポート(サーボス提供型)利用者による負担の健康管理&情報共有の新たな仕組み。
→「EHR」から「PHR」へ 双方向。病院・診療所・介護施設・薬局と連携。アプリだけでなくカードでもOKで、家族でも利用が可能。#SHACHI(シャチ)を千葉大学で開発:スマホのアプリ をリニューアルしたもの

※SSMIX(Standardized Structured Medical Information eXchange)エスエス・ミックス
→標準化ストレージ⇨標準化されたフォルダ構造

※HL7(Health Level Seven)エイチ・エル・セブン
→医療情報交換のための標準規約

※マイナーポータル:政府運営のオンラインサービス。
→マイナンバーカードが必要。子育てや介護の手続きが可能。

QRコードによる、患者さんの同意は、議論を重ねて協議した結果のルール。

==
国公立大学で、このシステムが使われたらまずはいいなぁとは感じて登録したのですが、「ヘルスケアパスポート」まず登録が難しいです。。。というか「アカウント作成が完了しました」で止まってできないです。。。
これは単につくっている方がデバックをやればいいだけな話もするので、大変そうな気も大いにします。
とはいえ真摯な相羽先生の講演をきき、課題が沢山とはいえ新たなるチャレンジは応援したいと感じました。

▼医療・ヘルスケア分野におけるウェアラブル機器開発の基礎知識
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)令和2年3月
https://md-guidelines.pj.aist.go.jp/wp-content/uploads/2020/03/book01_waerable_basic_rev1.01.pdf

講師 #大石佳能子 さん  株式会社メディヴァ @MedivaTweet 代表『#COVID-19を巡って変化する医療システム テクノロジーをテコとした新しい医療機関のあり方』

▼株式会社メディヴァ(トータル・ヘルスケア・コンサルティング&オペレーション会社)

●「メディヴァ」と「医療法人社団プラタナス」20年の取組み
●コロナ禍でのITを使った取組み
●オンライン診療について(時事ネタ)
●医療機関経営の将来を考える

==
20年、よりよい社会をつくるべくコンサルタントさんは、第一線で指揮をとってきた大石さん言葉はとても重く・大切に感じる講義でした。
そりゃあコンサルタントさんは数ではなく質ですよね。『100のチャートで見る人生100年時代「幸せな老後」を自分でデザインするためのデータブック』ポチったので学ばせていただきます。

講師 #尾内善広 さん  千葉大学大学院医学研究院公衆衛生学 教授
『#多因子疾患の遺伝研究の成果と医療への応用』

多因子疾患の罹患感受性遺伝子の研究成果とその成果の応用について具体例を紹介します。

●National Clinical Database(NCD/データーベース)でのリスク要因
→世界13億人の喫煙者(年間死亡者800万人/内、受動喫煙は120万人)
→果物や野菜は1日400グラム以上とりましょう (年間死亡者160万人)
→塩分は食塩1日5g 以下に(年間死亡者250万人)
→お酒・アルコール(年間死亡者300万人)
→WHO推奨、ジョギングなら毎日10数分、ウォーキングなら毎日20数分。
●多因子疾患の遺伝子研究と成果の応用
→ヒトゲノム解読。起動要因の本体は0.1%
→遺伝要因の知見の一部は創薬や薬剤使用の最適化へと応用されている
→疾患発症リスク、体質等の個人個人の違いには、遺伝要因と環境要因が関与
●川崎病の遺伝学的研究について
→日本人に多い理由は未だに不明

==
ラーメンでスープを飲んだらオーバー。。遺伝子や性染色体の異常。深いと感じました。

===
今日もありがとうございました!


いいなと思ったら応援しよう!