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AYA世代のがん

今日はオンラインで、AYA世代(15歳以上40歳未満)のがんのセミナーを受講していました。オンラインになって、受講機会が増えることは良きことと感じます。

若年性乳がんの情報
http://www.jakunen.com/


この↓情報を見ると、早い発見が大事だと考えます。
http://www.jakunen.com/html/tokucho/yogo.html#02
乳がんの家族歴がある場合は、若い時期からの定期チェックが勧められています。

補)
*2019年、女性のがんは44万人、乳がんは約20%、
*40代の女性のがんの50%は乳がん
*40代、部位別がんの死亡数で、乳がん・子宮がん・卵巣がんで約半数を占める

▶AYA世代
*25-39歳で乳がん、子宮がんの順で多い
*20-39歳:長野県では子宮がんが一番多い、30-39歳では子宮がん―乳がんの順番で罹患数が多い


【乳がんの基本的な治療】

国立がん研究センターがん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/treatment.html
がんプラス
https://cancer.qlife.jp/breast/breast_tips/article4996.html

がんの性質によって、最適な治療をすることが大事です。


遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC):HBOCコンソーシアム(解散)
http://hboc.jp/about_hboc/index.php


補)
一般的には、若い世代では、乳がん健診は超音波エコーでよい、といった情報がありますが、遺伝素因がある場合などでは、これも変わってきます。
授乳中では、乳腺が発達していますので、マンモグラフィーだけでは、がんがわかりにくいので、エコーの併用があるといい、など、知っておくといいことはありますね。


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余談・私見
乳がんというと、30代の著名な方が乳がんで亡くなった際の報道を思い出してしまいます。

自然療法を選択したからだとか、がんの標準治療を受けていれば、などなど、当時はいろいろ報道されたと記憶しています。


AYA世代の方でしたし、AYA世代の乳がんの予後はよくないとも記載があります。詳細が分からないなかでは、どんな報道も「事実」はわからないと思っていました。


とはいえ、一般論として、
AYA世代は乳がん検診を受ける機会が少なく、
病態が進行して発見される、という傾向がある
としても、

まずは、がんの性質と最適な治療を確認した上で、治療を選択してほしいと思います。AYA世代に限りませんが。

がん治療はとても進歩していますので、長期生存が見込める場合が増えてきています。

どう生きたいかも含めて、考えることが多くありますが、先に何かのフィルターを置いて理解すのではなく、まずは、ニュートラルに、最新の医療情報を得たうえで、決定していただけるといいのではないかと考えます。

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