THE FUTURE X 参加者インタビュー 『IVA株式会社代表 相原 嘉夫』 ~起業家編~
3月1日、THE SEED主催で行われた「THE FUTURE X」に参加された、IVA株式会社代表 相原 嘉夫さんにインタビューさせて頂きました!
熱気に満ちた会場の中で、参加された起業家や投資家の方のご紹介と、本イベントの印象についてお伺いしていきます。
Q. 現在されている会社と、その事業について教えてください.
IVA株式会社は、主にスニーカーやブランドバック、トレーディングカードなどを対象とする真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」を運営しています。「フェイクバスターズ」はAIと鑑定士による真贋鑑定サービスで、累計鑑定数は150万件を超え、国内シェアNo.1を誇ります。
AIの活用は約二年前から本格的に開始しました。最初はシステムの構築にあたり、AIに学習させるための膨大なデータを集めることがとても骨の折れる作業でした。ただ、グローバルでみても真贋鑑定を正確に行うことのできる企業は少数で、競合はまだまだ少ないです。そのため、非正規品を問題視する企業(toB)及び個人(toC)の両方で顧客が比較的早く集まりました。鑑定の依頼が集まることで、自然とデータも収集できるという構造的な優位性を持つことができています。
Q. 会社における近況や、ニュースについて教えてください。
会社は現在五期目を迎え、ずっと資金調達なしで黒字経営を続けてきましたが、昨年8月に初めてファイナンスを実施。メルカリさんなどから資金調達を受けることで、大きな転機を迎えました。
メルカリさんが成熟してきた市場の中で次のフェーズを模索するにあたり、スニーカーやブランドバック、トレーディングカードのカテゴリーにおける取引で、当社の真贋鑑定のテクノロジーを使った取り組みができないかというお話をいただきました。そのような背景もあり、今回の資金調達、そしてメルカリに出品された商品の真贋鑑定を行う新サービス「あんしん鑑定」の開始に繋がりました。
Q. 最近のスタートアップ環境についてどう思いますか?気になっているテーマはありますか?
2年ほど前から資金調達が難しくなったとの声があります。しかし、その中でも良いサービスを持っている企業はしっかりと調達できているので、比較的広く出資されていた風潮から、より良いサービスだけに厳選されて出資される風潮に変化したのかなと感じています。優れたサービスに資金が集中し、そのサービスが成長しやすいサイクルが生まれるのであれば、以前よりも好ましい環境になっているとも解釈できます。
Q. 今回、THE FUTURE Xに参加してみていかがですか?
当社も大規模なイベントを運営することがあるので、イベント開催の大変さを理解していますが、THE FUTURE Xはコンセプトが良くLPなどのクリエイティブも綺麗で、素晴らしいイベントだと感じました。改めて、廣澤さんをはじめとするTHE SEEDメンバーの皆さんが本当にすごいなと。継続することは大変ですが、続けることでイベントにも箔が付いてさらなる魅力が加わり、登壇者や資金も集まりやすくなると思います。THE FUTURE Xがこれからも定期的に開催され、ビジネスシーンでさらに注目度の高いイベントへと進化していくことを楽しみにしています。
お忙しい中、お時間を頂き有難うございました!THE FUTURE Xに関してより詳しく知りたい方は、THE FUTURE X HPをぜひ覗いてみてください!
今回参加して下さった、数々の魅力的な起業家・投資家の方のインタビューをこちらのnoteに他にも掲載しています。ぜひご拝読頂ければ幸いです!