競泳/池江璃花子選手から力をもらっている患者さんたちがいる
今日、私は競泳の池江璃花子選手から生きる力をもらっているがんの患者さんと出会いました。
池江選手と同じがんの病気で闘っている患者さんです。
おい、池江選手の泳ぎ見たぞ
先日、池江選手が練習を再会している様子がニュースなどの情報番組で放送されました。
無事に治療を終え、プールで練習をする姿に誰もが感動したと思います。
かくいう私も嬉しかったです。
番組の中で池江選手は「得意のバタフライや自由形の泳ぎを確認するなど、およそ2時間をかけて3000メートル余りを泳いだこと」「東京オリンピックが延期となり、出場を期待されることもあるが、あくまで目標は2024年のパリオリンピックに置いて、今は土台をしっかり作っていきたい」とコメントしています。
この映像を患者さんもどうやら見ていたようで、とても感動されていました。
「おい、池江選手の泳ぎを見たぞ」
「すごいなー、ほんとすごいわ」
「かっこいいなー」
わしも頑張らないとだめだ、あんなにも頑張っている人がおるんだ
これは患者さんの言葉です。
正直言って、がんの治療は本当に大変です。
抗がん剤、放射線治療、移植手術、またこれらをしたことによる副作用によって長くつらい闘病生活をすることが多いのが現状です。
患者さんも常に前向きに治療に臨んでいられるわけではありません。つらくてしんどくて、逃げ出したくなるときもあると多くの人が言います。
私を含め医療者も患者さんの思いに何とか寄り添おうと懸命に働きますが、それでも限界はあります。
だらかこそ、この池江選手の姿に患者さんは感動をおぼえ、「わしも頑張らないとだめだ、あんなにも頑張っている人がおるんだ」という気持ちになったのでしょう。
多分、多くの患者さんたちが勇気をもらっている
今日出会った患者さんだけではないはずです。
おそらく全国で、がんと闘う患者さんが勇気をもらっているはずです。
同じ病気と闘う人、また違う病気と闘う人の心の中に
しっかりと池江選手の姿が届いているのを感じました。
池江選手も闘病生活は大変だったと思います。
ちゃっかりインスタをフォローさせていただいている私ですが、いつも応援していました。
でもその頑張りはたくさんの方々に届いています。
今日、目の前の患者さんは確かにそれがありました。
池江選手の頑張りは本当にすごい
私も勇気をもらっています。
医療者から見ても本当にすごい
並大抵の治療ではありません。
抗がん剤などの治療は本当にしんどいものです。
その治療を乗り越え、今、練習を再会し、そして次のオリンピックのことまで考えているということは本当にすごい。
水泳でオリンピックを目指した橋にも棒にもかからなかった無名水泳選手から見てもすごい
私も小学〜中学までは週6回、選手コースに入って毎日何キロも泳いでいました。
中学のときは県大会で1位になったこともありましたが、大きな結果を残せず高校でやめました。
今もマスターズの大会に出ていますが、現役のときのような記録は到底出せません。
大変な治療を続けてこられ、体力も十分ではない中でこのように練習を再開し泳いでいることは本当にすごいです。
こんなこと普通はできません。
池江選手の身体と精神の強さを感じます。
みんなで池江選手を応援しよう
みんなで池江選手を応援しよう。
もちろん池江選手だけが頑張っているわけではありません。その他の多くの選手たちの中でも病気と闘っている人はいます。
私たちが池江選手を応援することで、その輪が色んなところで波及していくと思います。
そしてたくさんの応援が色々なところでカタチになって、そして1つの大きな力になっていく。
そんな気がします。
私たちができることはまだまだたくさんあるはずです。
みんなで池江選手を応援しましょう。
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