医療者から皆へ「お礼を言うのはこっちの方」
コロナと闘う医療現場で働く医療従事者に対して感謝のメッセージが届けられています。
確かに医療者は最前線で闘っていて大変だというイメージがあるでしょう。
ただ、私たち医療者から言わせれば、「お礼をいうのはこっちの方」です。
今、こうして医療が出来ているのは他ならぬ今の社会を支えている他職種の方々がいるからです。
お礼を言いたいみんなとは
医療現場ではマスク、ガウンなどが不足した為に通常の医療を十分に続けること(得に手術など)困難な状況になりました。
運送業の方々は多くの物品を医療現場に届けてくれました。外出自粛でamzonや楽天などから購入する人が増えて忙しい中にも関わらず、嫌な顔1つせず丁寧に。
保育士の方々は感染リスクがあるにも関わらず、多くの子供たちを受け入れてくれました。
私が子供を預けている保育園からお知らせには「医療・介護現場で働く皆様におかれましては、早い時間帯から受け入れる」とありました。
他の職種の方々には大変申し訳ない気持ちにもなりましたが、こうした配慮があることで医療現場を守ることができたのだと思います。
子供を預けられないととなると病院で働くことすらできなくなってしまいます。
スーパーで働く方々も同様です。毎日たくさんの人が買い物に来るため感染リスクは上がるでしょう。
そのため不安に感じる職員も少なからずいたはずです。
それでも遅い時間までお店を開けてくれていたおかげで、一体どれだけの人が助かったことか。
またスーパーに置かれている食べ物や日用品をつくっている農家や工場の方々にも感謝したいです。
「世界は誰かの仕事でできている」に改めて気づく
私も普段からこんなにも感謝の気持ちがあるわけではありません。
こんな状況になってしまったから気づかされたことでした。
でも普段からこんな風にお互いが感謝しあう世の中ってきっと素敵ですよね。
缶コーヒーのGEOGIAのCMをふと思い出しました。
「世界は誰かの仕事でできている」
今回の一件で改めて気づかされました。
医療従事者は分かりやすい職種で目立つかもしれませんが、それを影で支えてくれている人たちや、普段から私たちの世界を支えてくれている人たちはたくさんいます。
その世界を支えてくれている人たちにこれからも皆で感謝しながら生きていきたいものです。