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グルテンフリーの効果とは?

ダイエットを開始する前までは、ゆっくり食事をとる時間がないことも多かったため、お手軽なパンやパスタで済ませてしまうという食生活を送っていました。

しかしスッパリと「断小麦」を実行してから約2週間が経過した頃、明らかにカラダの調子が変わってきていることに気づきました。例えばパスタなどのランチを食べた後は眠くて仕方なかったのに、ご飯の定食に変えてからは眠気がさほどでもなくなったり、毎晩、帰宅すると疲れ切ってぐったり・・ベッドにバタンキューだったのが、料理をする余力ができて、そこまで疲れなくなったり・・など。そして体重も減ってくるという効果!ということで、今日はグルテンに関する話をしたいと思います。

そもそもグルテンって何でしょうか?

グルテンとは、小麦や麦類に含まれているタンパク質成分のことです。グルテンにはグリアジンとグルテニンという2つの成分があり、グリアジンには粘着力の性質があり、グルテニンにはもちもちとした性質があるので、その両方を併せ持つグルテンは、粘着力+もちもちという性質になります。

また、日本人は唾液の分泌量が西洋人と比べて少ないので、フランスパンのような欧米風の固いパンは苦手です。よって、食感を重視して、日本人好みのもちもちしたパンを作るために麦の品種改良などを重ねた結果、よりグリアジンが増量されているとのことです。

含まれている食品の代表的なものは、パン、パスタ、ピザ、うどん、そうめん、ラーメン、天ぷらなどになります。その他、十割以外の蕎麦にも含まれています。また、一見カラダに良さそうな「麦入りグラノーラ」にも小麦がたくさん入っていますので要注意です。グラノーラには、ライ麦、オーツ麦なども材料として含まれていたりしますが、こちらにもグルテンが少量含まれていて、小麦グルテンに近いアミノ酸なのだそうです。

逆に「ビール」は麦から作られるのでどうなのか?と思われますが、発酵しているのでさほど問題ではないそうです。

そして、こういった分かりやすい例だけではなく、実は私たちの周りにはたくさんの「隠れグルテンたち」が存在しています。

例えば、ケーキ、クッキー、スナック菓子などの「お菓子類」の他に、

いわゆるスーパーなどで売られているお惣菜などの加工食品

ハム、サラミ、ベーコン等の加工肉

ちくわ、かまぼこ、つみれ等の練り食品

醤油、味噌、ケチャップ、ドレッシング、カレー・シチュールウの調味料!などにまで入っているそうですから本当に驚きですね。

インスタントコーヒーにさえも小麦由来でんぷんが使われているのだそうですよ。

ちなみに、これらの食品にグルテンが入っているかどうかを見分けるには

「アレルギー食材」に「小麦」の表記があるかどうかがポイントです。

なぜ、グルテンが問題なのでしょうか?

まず、小麦の加工食品は、体内で分解されにくいために、カラダを冷やす性質があります。そして、消化するためにエネルギーを膨大に使ってしまうので、当然エネルギーが代謝の方に回らなくなり、代謝が悪くなります。
また、栄養の吸収を悪くして代謝が下がりやすくなってしまいます。

何よりグルテンは「リーキーガット症候群(腸漏れ)」を引き起こします。栄養として必要なものを吸収できず、吸収不良を起こしてしまったり、逆にカラダ不要なものを排除できないという状態に陥ります。その結果、腸の栄養の吸収が悪くなり、小腸壁が荒れやすくなってしまいます。

またグルテンに含まれるアミノペクチンAというデンプン質の成分は、ブドウ糖よりも急激に血糖値を上げてしまうため、インシュリンの分泌が強くなります。糖尿病になるリスクが上がりますし、脂肪をどんどん体内に溜め込むために太る原因にもなってきます。

さらに、分解しきれないものが体の中に溜まるとアレルギーの元を作りやすいため、肌荒れ、アトピー、ぜんそくなど、様々な症状を引き起こしますし、体質によっては小麦アレルギーも発症する可能性もあります。

その上、小麦は常用性があるために麻薬的な特性をもっていて、一種の中毒症状を引き起こします。パンやラーメンなどが大好きで、なかなか止められないという人は既にグルテン中毒?になっているのかもしれませんね。

その他にも、

 ・生活習慣病になりやすくなる

 ・集中力が下がる

 ・慢性的な疲労感がある

 ・精神的に不安定になる

 ・お腹の周りに脂肪がつきやすくなる

 ・老化が促進される

 ・認知症になりやすくなる

などの症例が報告されているそうです。

これらを避けるためにも、ぜひグルテンフリー食品を選んでみましょう。

実際に米粉を使ったパンやアーモンド粉、アマランス種子粉、そば粉、ひよこ粉などを使ったパスタなど、色々な食品が出回っています。それらを上手に活用してみることをお勧めします。

ただし、グルテンフリーだからたくさん食べてよいわけではないので要注意です!

他のものに代用したとしても量を増やしてしまうと、炭水化物には糖質が含まれているため、逆に過剰な糖質摂取につながります!

また、同時に腸を育てる食事、例えばタンパク質やビタミンC、鉄分を多く含む食品を積極的に摂ったり、善玉菌を増やす発酵食品や食物繊維を多く摂るなど、全体のバランスを意識して、腸内環境を整える食事を心がけていきましょう。

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