いいアプリの見分け方!ココは必ず確認して!
こんにちは、デザインヘルスカレッジのいずみです!
医師として働きながら、「日常から健康に」をテーマに、アプリや日用品など、様々な情報を発信しております。
(この記事の所要時間は約3分です)
実は僕、ある悩みを持っています。それはみなさんがいろんな健康アプリを利用されていますが、残念ながら
「そのアプリ、継続的に使ってもあまり意味がないんですよね…」
と言ってしまいたくなるアプリが決して少なくないんですよね。
健康系アプリの大半では、長期的に毎日の記録を行い、健康状態を把握するものですから、皆さんには「しっかりと効果が見込める」アプリを使っていただきたいというのが本音です。
なので、「いいアプリの見分け方」についてお話ししていきたいと思います!
結論はこれ
「アップデート履歴を確認する」
え?それだけ?と思われるかもしれませんが、これを行っている方、ほとんど出会ったことがありません。そして、これが最も重要な指標とも言えるんです。それでは、たった一つのポイントをお伝えしていこうと思います!
そもそも買い切り商品とアプリの違いは?
まず皆さんに質問があります。毎日いろんなアプリを有料であれ無料であれ、購入、インストールしていますよね。
例えば「バンドエイド」を買ってみたとしましょう
(たまたまお母さんが指に絆創膏を貼っていました笑)
このバンドエイド、購入した後は、その機能は全く変わらないですよね。
対してアプリはどうでしょうか?
よくAppStoreでも「アップデート」という文字をご覧になったことはございませんか?このように、アプリというものはみんなに使ってもらい、そのフィードバックを受けながら、購入後も「だんだん改善していく」
これこそがアプリの強みになるわけですね。
アップデート履歴を確認しよう!
上記の通り、アプリというのは「定期的なアップデートによる機能改善」こその最重要ポイントであるわけですね。
それでは、全てのアプリが定期的にアップデートされているでしょうか?
まずみていただきたいのは、ヘルスケアアプリでは一躍有名となった「Finc」というアプリについてみていきましょう。
以下の写真の通り、アップデートという項目から、「バージョン履歴」という赤丸で囲われた文字をタップしてみてください。
すると、以下のように「これまでどのようなバージョンアップがなされてきていたのか?」ということが詳しく記載されています。
この記事を記載しているのが12月30日ですが、これまでおよそ1週間に1度を目安としてアプリの改善が行われていることがわかります。
ただ、すべてのアプリでこのようにアップデートが頻回に、最近まで行われているでしょうか?答えは否。例えば大手企業によって開発されているアプリでも、全くアップデートされていないものがゴロゴロ存在します。
これだけは避けたい
例えば、体重や血圧を管理するアプリがあったとします。あなたは毎日毎日、こまめに入力を繰り返しています。
ふと思います。「最近このアプリ、アップデートがないなぁ」
そしてそれから半年、「本日を持ってこのサービスを終了いたします」と突然のメッセージ。
「がびーん!!!!!」
上記のような体調の管理に加え、重要なメモを残すアプリ、毎日の日記など、「長期的に記録を必要とするアプリ」では、特にアップデートが行われていないものは避けていただければと思います。
必ずチェックして下さい!
以上のことから、「継続的に使うアプリは、必ず定期的にアップデートされたほうがいい!」ことから、素晴らしいアプリの一つの基準としては、
①アップデートが1ヶ月以内に行われている
②アップデートが1〜2週間に1度は行われている
というのがいいアプリ(今後も改善されていくアプリ)の条件と言えるでしょう。
アップデートのなされないアプリは、新バージョンが出てこないiPhoneと同じです。
みなさんには時間をかけて使うことはお勧めしません。
(逆にいうとみんながどうしても使いたい!という便利なアプリは需要に応えるために運営側も必死に改善をするはずなのです。)
よくある勘違い!
よくみなさんが勘違いされていることがありますが、それは「あの有名な企業が開発しているから安心!」という誤った認識です。
もちろんネームバリューや他分野では素晴らしい製品を開発しているからこそ大企業なわけですが、それがそのまま新しい領域やアプリ開発においても同じように受け取っていいかというと、そうではありません。
例えば動画ストリーミングアプリに関しても、Amazon PrimeよりもNetflixの方がユーザーが多いわけです。なぜ超大企業のAmazonを動画という分野では新興企業であるNetflixが打ち倒すことができたのでしょうか。
それは、「ベンチャーは一点集中で死ぬ気で頑張っているから!」に他なりません。
Amazonの中では、動画再生サービスというのは数え切れないほど多くの事業の中のたった一つに過ぎないのに対し、Netflixにとっての動画サービスというのは「俺たちにはこれしかない!これで負けたら死ぬ!!」という、決死の覚悟で開発に取り組んでいるわけですね。
対して、大企業が開発しているアプリの社内会議はこんな感じです。
「ダメだったら撤退しよう、そのアプリがなくなっても企業は倒産しないから」(もちろんそこで開発に携わっている方々は本気で取り組まれているし、そこは尊敬していますが、企業全体で考えた際にどれぐらいウェイトが置かれているのか?という話)
よって、「聞いたこともないような会社が開発している」というのは、それだけで「しーらない!」とそっぽを向いてしまうのではなく、しっかりとアップデート履歴を確認し、「あ、このアプリ、頑張っているんだなぁ〜!」と言った視点を持つことが大切です。
終わりに
いかがだったでしょうか!アプリというのは多くの会社が開発しているだけに競争が激しく、改善されなくなったとしてもApp StoreやPlayStoreには残り続けてしまいますから、「使えないサービスだから消えていく」というわけでもないんですね。
みなさんにはこれからも「本当に使える」アプリを使っていただきたいと思っておりますので、ぜひこれからもいいアプリの情報を届けられるよう頑張ります!よろしくお願いいたします!
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