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アセンダント冥王星で、今までの自分は死んだ

心の中のモヤモヤ

前回までは、骨盤にどっぷりハマった整体指導時代のお話でした。

体をエクササイズに取り組むことで、自分の体と心と向き合う整体指導は、とてもやりがいがあるものでした。

ところが、あるときふと気づいたのです。
心の中に眠っているもやもや、があることに。

これは一体なんだ?と思い、一旦辞めることにしました。
そして、そのまま、家に引きこもり状態に。まあ老犬介護、という表向きの理由はあったのですが。

アセンダントに冥王星で引きこもる

実はこの時のホロスコープは、アセンダントに冥王星がピッタリきていた時でした。
まあ今から振り返ると、そりゃそうなるよね、という星周りです。
破壊と再生の冥王星がアセンダントにきたら、一度死ぬようなもんだ、ということです。

こういうのって、星の影響は馬鹿にできない、というか、過去のこと全部振り返ってみると、影響をものすごく受けていることがよくわかります。

死ぬような星周りの時は、引きこもりぐらいあって当然の時期、むしろ賢明な判断とも言えるのですが、当時は、引きこもっていることにも悶々としてました。

今までの自分が死んだ

今、振り返ってみると、この引きこもりの数年間を全く後悔していません。

むしろ、これまでの生き方や考え方を全部殺して、そして、眠っていた新しい自分が掘り起こされるような時期でした。

そして、この時期に身につけた知識や、習慣は、今の自分にどれも役に立っています。

どれもよしやるぜ!というようなポジティブなものではなかったです。
泥沼の中を必死に沈まないようにジタバタしているような感じです。
今までの自分が死ぬ、というのは、計画して、できるようなものではないしね。

もう必死に日々を過ごして、2週に一回心理療法に通い、という日々でした。犬の散歩には救われました。(↓辛い時を一緒に過ごしてくれたミント)

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一度破壊されないと再生は起きない

冥王星は、アセンダントに2〜3年うろちょろしていたので、長かったです。
私のアセンダントは、山羊座。
しかも、ディセンダントにはピッタリ土星がついているので、土星と対人関係、社会的なものに、しっかり破壊が起きて、再生されました。

一度破壊されないと生まれてこないものがあるのですね。

この星周りは一生を通じてある人もいれば、全く起こらない人もいます。

いろんな本を読んだり瞑想したり

こういった星周りのことに興味を持って、調べるようになったのも、この時期です。

松村潔さんの本も最初は全く理解できませんでしたが、冥王星がアセンダントを抜ける頃に、なんだか理解できるようになってきたのです。

ユングや、グルジェフ、ゾクチェンなどの本も熟読していました。理解が難しいので、少し読んでは、寝かせて、そしてまた読む、という日々。

タロットカードで瞑想して、全ての絵を描いたり、時間があるからこそ取り組めたことがたくさんありました。

当時はめっちゃ辛かったですけど笑。

メディテーションをして、また本に戻ってみると、ふと理解できるようになっていたりして、知識というものを理解することは、内的な成長と深く関係があるのだなと思いました。

大学生の時には全く太刀打ちできなかった、ユングの本をほぼ読んだのもこの時期でした。

世界は、自我が理解できることだけじゃない

この時期にやっていたこと、というのは、振り返ってみると、自分の何もできない状況を、受け入れることを通じて、より大きな世界に身を委ねる、ということが起きていたように思います。

東大に行っているくらいなので、自分でなんとかなる、というのがとても強かったと思います。

世界は、自分のちっぽけな頭が理解できることだけではないんだ、ということを、身にしみて、感じていました。

より大きな世界の存在を知ろうとして、そして受け入れるようになっていった時期でした。

この時期なくして、今はないなあ、としみじみ思うのです。

続く・・・


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