時間(音楽瞑想)

みなさま、こんにちは
今朝の「音楽の絵本」(37)、ありがとうございました。

以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/D-bqsTpUuL0

KABUTO 音楽の絵本
Story-37 時間

「目を閉じます。我々は「時間」という過ぎゆく時を感じて日々を生きています。時間は止まることなく、一分一秒を刻み続けています。楽しい時間はあっという間に過ぎ、このままのやすらぎがもっと続いて欲しいなぁと思うことがあります。また辛い時間はなかなか過ぎずに、早く過ぎてくれないかなぁと思うこともあります。そう考えると「時間」は我々の心が感じている概念というふうにも思えてきます。ご自身が思う「時間」について、いろいろと思い浮かべてみてください。

いかがでしたしょうか。時間について何を思えたでしょうか。

以前、ミュージックセラピーにいらした方で、こんな話をされた方がいらっしゃいました。
「娘が結婚をして子どもができて、時々家に親子で遊びに来ます。娘は自分の息子を優しく育てています。もちろん危ないことをしそうなときは叱るのでしょうけれど、とっても優しいお母さんになっています。娘が小さかったころは、私は毎日のように叱り、とても厳しくしていたように思います。娘と孫の会話を聞いていると、『娘をあんなに厳しくしなくても良かったのに』と、後悔の気持ちが出てきます。もちろん、今娘とはとても上手くいっているのですが、娘と孫を見ているとそんな気持ちになります。」このようなお話でした。

「我々は、過去、現在、未来を心で思い、日々を生きています。しかし、過去や未来は、心で思うことしかできなく、あるのは「今」だけです。もっと言えば「今、ここ」があるだけです。過去も未来もどこにも存在していない。今に「すべて」があります。
お母さんであるあなたは今60代と言われましたが、「今のあなた自身」に、10代のあなたも20代、30代、40代、50代のあなたも存在しています。同じように娘さんにも、小さい頃の娘さん、10代、20代、30代の娘さんが存在しています。
ですから今、あなたに存在する若いころのお母さんが、娘さんに存在する小さいころの娘さんに話すと、そのころの娘さんが答えてくれます。
「若いころのお母さんも今ここにいる。小さい頃の娘さんも今ここにいる。」

我々に唯一存在している「今、ここ」にすべてがある。
「今」、を感じながらひとときを過ごしたいと思います。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

「自責の念」という思いも我々にはあります。「失敗したなぁ」「あのときどうしてあんなことをしてしまったのだろう」など、後悔して、悩むことがあります。
この場合も同じです。「過去」はどこかにあるわけではなく心の中に存在しているだけです。あるのは「今」だけです。過ぎゆく時間、「今」を最大限生かしていくしか方法がありません。今できることのすべてを見つけて、それらを1つ1つ成し遂げていく。
「今の最善」をすることが、我々ができるすべてであり、それにより、未来という「今」、過去という「今」に手を差し伸べることができます。

唯一存在する「今」、「今、ここ」が、自分の思いを実現してくれます。会いたい人に会わせてくれます。「今」は、同じ時間を生きているすべての命と共有しています。「今」がすべてをつなげてくれている。すべてがひとつという思いに心が満たされます。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「今ここに、過去も未来もある」という思いを今ご自身に感じています。「今が最善を実現してくれる」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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