女性にありがちな選択が、女性の立場を弱くする
お金のストレスをなくし、心を癒しながら
幸せな生活を送るための応援をする、
ファイナンシャルプランナー×心理カウンセラー×宇宙とつながるセラピスト
野村光です。
「税金がかからない方がお得だから」といった理由から、
配偶者の扶養の範囲内で働く女性が一定数います。
こどもを出産した後は、当然のように、
育児休暇を長期取得するのは女性という文化があります。
こどもを扶養に入れるのは男性、
という常識もあります。
これらは、女性の立場を結果的に弱くする慣習だな、
と思うことがあります。
なぜなら、このような選択の積み重ねで、
ご自身の収入を結果的に少なくし、
引いては老齢年金の受給額も小さくし、
経済的な女性の立場を弱くしていると思うからです。
出産するのは当然女性ですし、
授乳が出来るのも女性に限られます。
ミルクで育てれば男性にも授乳出来る、
という意見はもちろんありますが、
母乳にはミルクにはないメリットがあるという説も。
私自身、母乳育児にはこだわりがあって、
夫にミルクによる育児をさせなかったクチでして💦、
自ら長期の育児休暇を取得し、育児に励みました。
でも、ある日ふと思ったんですよね。
男女雇用均等法があるとは言っても。
多様性が受け入れられる世の中になったと言っても。
実際、結婚や出産で休暇や退職の高い女性よりも、
男性の方が仕事の機会を与えられたり、
優遇される面は、どうしたってあると思うのです。
こどもを2人生んで、
それぞれ2年の育児休暇を取得したとしたら、
合計4年は前線離脱することになります。
4年も仕事をしていなかったら、
その分経験も積めないし、
昇給も出来ないのは当然です。
同じ年齢であれば男性の方が収入が高い
という状況になりやすく、
結果、こどもを扶養に入れるのは男性であった方が
税制面でも有利になるため男性の扶養に入れる。
こどもを扶養に入れれば、会社によっては
「家族手当」や「扶養手当」が支給されますから、
その分男性の収入はあがり、それに伴って、
厚生年金保険料も多く収めることになり、
結果として老齢年金の受給額も高くなります。
この一連の動きで出来る男女格差って、
何気に大きいと思うんですよね。
我が家の場合、夫と私の標準報酬月額差は、
10万円以上にもなりました。
何だか悔しい…😖。
そこまで考えずに、目先の利益だけを考えて、
夫の扶養に入ろうとか、
取得できるなら出来るだけ長く育休を取ろうとか、
そういったひとつひとつの判断の積み重ねが
長期的にどんなに自分の首を絞めることになるか…!
3組に1組は離婚する現代。
離婚したくても出来ない家庭の多くは、
女性の経済力のなさが一因かと思われます。
今は幸せでも、万が一(三が一w)の将来を考えて、
自分のエンプロイアビリティを高めておく努力を
しておくのが賢明かもしれません。
また、「雇用される」という選択肢だけでなく、
自ら起業して何等かの稼ぎ力を育てていくのも
大切かもしれませんね。
シングルマザー丸1年のFPのつぶやきでした。
参考になれば幸いです。
では、また♫