「フロイト・ユング・ロジャーズ」◆HSPさんにもおススメです◎心理学会の有名人とは?各心理療法の特徴を紹介します◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「フロイト・ユング・ロジャーズ」◆心理学会の有名人とは?各心理療法の特徴を解説◆についてお話していきますね。
あなたは今まで「フロイト」「ユング」「ロジャーズ」という人物の名前を聴いたことはありますか?
きっと一度は聴いたことがあるという方が多いのではないでしょうか?
また、普段の生活の中で次のような言葉を使ったことはありますか?
「無意識に行動していたんだよね」
「直観力が鋭いタイプだね」
「共感してほしいんだよな」
私達が普段使っている「無意識」「直観力」「共感力」これらの言葉の概念について研究をしていた心理学者達がいました。
フロイト、ユング、ロジャーズの3人は世界的に有名な心理療法を打ち立てた人物達です。
今回はそんな心理学会の有名人の各心理療法の特徴を理解でき、さらにそれぞれの心理療法の個性を知っていけるような内容をお話していきたいと思います。
1.「精神分析」ジークムント・フロイト
精神分析を打ち立てたフロイト。「フロイト」
精神分析を打ち立てたジークムント・フロイトは精神分析学者にして精神科医でした。
彼は臨床医になった後に精神医学者である、ジャン・マルタン・シャルコーのもとに留学して、帰国後はオーストリアの生理学者であるヨーゼフ・ブロイヤーと共に研究を深めていきましたが、性的な問題に強く着目して意見が合わずに両者は分かれて行きます。
その後次第に名声は高まっていったものの、フロイトがユダヤ人であったことから人種差別を受けて迫害されてしまうんですね。
加えてフロイトを師と仰ぎともに研究していた仲間も次第に性的な問題に着目しすぎるフロイトの考え方についていけなくなって、最終的には衝突して破門するという結果がありました。
そして多くの研究者がフロイトの元から去っていくんですよね。
精神分析はこのような過酷な環境の中で、少しずつ体系化されて「無意識」という最も大きな功績を残しています。
私達が何気なく使っている「無意識」という概念を打ち立てたのもフロイトなんですね。
◆ジークムント・フロイト局所論◆
「意識」…自分の体験・意識として理解できる意識
「前意識」…意識すると思い出せる。普段意識していない意識
「無意識」…本人は意識していないあらゆる行動を左右している意識
フロイトは心を「意識」「前意識」「無意識」という3つの体型に分ける「局所論」を唱えて心の中の動きを説明しようとしたんですね。
そして無意識の中にある隠された欲求を意識化することの重要性を唱えたんですね。
フロイトは多くの批判を受けたんですが、無意識という概念は心理学の発展に大きな影響を与えたんですよね。
2.「分析心理学」カール・グスタフ・ユング
分析心理学理論を打ち立てたユング 。
精神科医で心理学者のカールユングはフロイト夫妻に招かれたことで、フロイトと非常に親密な関係を持ち始めるんですね。
しかし1909年にフロイトと共にアメリカに招聘された時、旅中の船上で口論になるんですね。
原因はその当時世間を賑わせていたミイラ発掘のニュースをユングが食事中に持ち出したことだったと言われています。
このユングの発言に対してフロイトは「そのように死体に興味を持つのは私の死を願っているからだ」と非難したと言われています。
ユングはこの言葉に大きなショックを受けて出会いからわずか6年にして2人は決裂して行ったと言われているんですね。
後年ユングは、「分析心理学」という理論を打ち立ててフロイトが重要視していた性の解釈以外の方法で「無意識」を捉えようとしたんですね。
彼は無意識は意識を想像する母体であると解釈して人間は2つの心構えがあると述べているんですね。
この2つの心構えとは「内向性」と「外向性」の2つです。
「内向性」とは自分の内的な世界に焦点を当てる人のことを指して自分の考えを表現するのが苦手でなかなか自信が持てない人です。
これはHSPの提唱者エレイン・アーロン博士がユングの内向性に対して述べています。
ユングは内向性という概念でHSPの人一倍敏感な気質に対して着目していたと語っていて、ユング自身は内向性は「自らの深い部分、内側の主観に向かっていくことである」として、そのような自分の内側に向けていく意識の重要性を説いていました。
それに対して「外向性」は社交的で、自分の内的な世界ではなく外部世界に注目する傾向を持って、自己表現が得意で自信を持っているという人のことを指すと言っているんですね。
◆ユングの8つタイプ論◆
「外向的思考」…現実適応力が強く、社会適応力が強い
「内向的思考」…現実に左右されず自分の信念・内面に執着する
「外向的感覚」…五感を使って現実的な外界を認識する
「内向的感覚」…内面から感じるイメージを重視する
「外向的感情」…他人の感情に敏感で自分の感情をコントロールできる
「内向的感情」…大人しくみえるが、内面に強い意志を持つ
「外向的直観」…常に新しいチャンスを伺うチャレンジ精神がある
「内向的直観」…非現実的な側面があり、内面的な素質を高める力をもつ
この2つからさらに物事や自分の考えを道筋を立てて考える機能「思考」表現の豊かさ、「感情」、無意識下の総合的判断「直感」、五感を用いて快・不快を見極める「感覚」という4つの機能に枝分かれさせて、合計8種類の類型に区別された「タイプ論」というものを展開していきます。
このタイプ論は人間の性格傾向を分類するカテゴリーとして有名になりました。
3.「来談者中心療法」カール・ロジャーズ
臨床心理学者カール・ロジャーズは農業を学んでいたんですが、次第に神学へと興味が移り、その後コロンビア大学の教育大学の大学院に入り、教育心理学と臨床心理学を学ぶんですね。
ここで児童相談の臨床現場に携わって、第二次世界大戦中にはカウンセリングを指導する立場となったんですね。
ロジャーズは心理療法の目的を「個人のパーソナリティの成長にある」と捉えて人間は本来自然な成長能力があると信じて、非指示的な特徴がある「来談者中心療法」を唱えたんですね。
◆ロジャーズのパーソン・センタード・アプローチ◆
「受容」…相手をありのままに受け入れること
「共感的理解」…相手の考えや感情に相手の立場になって理解すること
「自己一致」…セラピスト自身がありのままの自分を受け入れていること
現在のカウンセリングの基礎になっている部分といえます。
そしてクライアントの心の問題の解決はカウンセラーの態度が重要であるとして、「受容」「共感的理解」「自己一致」の3つの態度を導き出したですね。
この3つの態度はカウンセラーを目指す、ほぼすべての方がカウンセラーの基礎の態度として学んでいく態度になりました。
人間の潜在能力を信頼するロジャーズの理論は、現在のカウンセリングの基礎として多くの臨床家に支持されているんですね。
4.まとめ
今回は簡単ではありましたが「フロイト」「ユング」「ロジャーズ」の心理学会の有名人3人の紹介と、各心理療法の特徴をお伝えしてきました。
少し振り返ると、
フロイトは心を「意識」「前意識」「無意識」という3つの体型に分ける「局所論」を唱えて心の中の動きを説明しようとしたんですね。
ユングは、「分析心理学」という理論を打ち立てて「無意識」を捉えようとしたんですね。無意識は意識を想像する母体であると解釈して人間は2つの心構えがあると述べているんですね。この2つの心構えとは「内向性」と「外向性」の2つです。
ロジャーズは心理療法の目的を「個人のパーソナリティの成長にある」と捉えて人間は本来自然な成長能力があると信じて非指示的な「来談者中心療法」を唱えたんですね。「受容」「共感的理解」「自己一致」の3つの態度を導き出したですね。
心理学会の有名人の各心理療法の特徴を解説して、それぞれの人物像と心理療法の個性を知っていけるような内容をお話してきました。
なにかあなたにとって1つでもためになることがあったのならばうれしいです。
今回は「フロイト・ユング・ロジャーズ」◆心理学会の有名人とは?各心理療法の特徴を解説◆についてお話してきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。
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