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第4章① 作物生育と土壌の物理性(土壌の深さ)
このnoteでは、土壌医検定の問いのテーマから内容整理や関連する内容をアウトプットしていきますのでご参考にしていただければと思います。
<注意点>
問題の選択肢や解答は掲載しません。
また、内容につきましても個人的なまとめのため、保証はできかねますので、ご了承ください。
今回の対象
第4章 作物生育と土壌の物理性
土壌の物理性診断は10%の出題率です。
問1
土壌の深さに関する記述の中で、正しいものはどれか。次の中から一つ選びなさい。
問2
作土層をふかくするための適切な方法はどれか。次の中から一つ選びなさい。
土壌物理性で作物生育に影響する項目は、土層の深さ、土壌の硬さ、排水性・保水性です。
今回は土壌の深さ関係の診断項目となります。
有効土層:作物の根が十分に伸長する可能性のある全土層
作土層:作物の根が水分や養分吸収のために容易に伸長できる土層
耕盤層(鋤床層):耕起や農業機械の踏圧によってできる緻密な土層
有効土層 = 作土層+耕盤層(鋤床層)+下層土 となる
作土層は人為的に作成することができ、鍬で10~12cm、デスクプラウで20~25cm、ボトムプラウで15~30cm耕起されます。
①水稲の作土層
15~20cm程度が望ましい。
作土層が浅いと収量の低下、高温障害による白未熟粒も発生しやすくなる。
ただし、作土層が深ければ深いほど良いというものではないようです。
排水不良水田は土壌の酸素含有量が少ないため、根の発達が悪く生育後半に養分の吸収が抑制されてしまうため、15cm程度にすることが望ましいようです。
②野菜・畑作の作土層
一般の野菜・畑作物では25cm以上あれば問題ない。
作土層が25cmまでは収量が増加する傾向がみられる。
ただし、根菜類は作土層が深いほうが望ましく、ダイコンで30cm、ゴボウでは60cm以上が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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