第4章② 土壌の硬さ、通気性等に関する診断項目
このnoteでは、土壌医検定の問いのテーマから内容整理や関連する内容をアウトプットしていきますのでご参考にしていただければと思います。
<注意点>
問題の選択肢や解答は掲載しません。
また、内容につきましても個人的なまとめのため、保証はできかねますので、ご了承ください。
今回の対象
第4章 作物生育と土壌の物理性
(1)土壌硬度(緻密度)
・山中式土壌硬度計
土壌に挿入し、その硬さに応じてばねが押し戻される距離(mm)を測定する。
・貫入式土壌硬度計
金属製の円錐体土壌に差すことにより、深さに対する貫入抵抗を連続して記録するもので土壌を掘らなくても測定できる。
山中式土壌硬度計では、土壌硬度は22mm以下が望ましいとされている。
25mm以上になると根の分布が認めることが困難なことが多い。
山中式土壌硬度計の緻密度20mmが貫入式土壌硬度計の1.5MPa(目がパスカル)の相当する。
(2)仮比重(容量比重)
土の硬さや通気性等土壌の状態を表す指標の一つ。
測定は採土管法が一般的に用いられ、単位様式当たりの土壌の固相重量の値で示される。
膨軟な土壌ほど仮比重は小さくなる。
黒ボク土で0.8、非火山灰土では1.3~1.4を超えると排水不良になるとされている。
(3)三相分布、孔隙率(こうげきりつ)
土層は固相、液相、気相で構成されており、核容積の割合をさんそう分布という。
適切な三相分布は、非火山灰土の場合、以下となる。
固相:45~50%
液相:20~30%
気相:20~30%
(4)土壌の硬さと通気性の改善
・堆肥等有機物の施用
・緑肥作物(ソルゴー、青刈りトウモロコシ、ギニアグラス)
・土壌改良資材を利用
(バーミキュライト(透水性改善)、パーライト(保水性改善))
まとめ
山中式土壌硬度計と貫入式土壌硬度計を覚えておきましょう。
特に山中式土壌硬度計で根量が激減する硬さ(25mm以上)は重要です。
固相、液相、気相からなることと、適切な割合(非火山灰土)を覚えておきましょう。
施肥、緑肥、土壌改良資材の3点で施肥と、土壌改良資材については具体的に覚えておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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